三浦春馬 meets キンキーブーツ in LA

三浦春馬インタビュー(後編)☆『キンキーブーツ』日本公演

2016/07/01


 
三浦春馬さん密着取材を終えて
 

3日間の取材や移動の合間に三浦さんと会話を交わす機会があったのですが、三浦さんが目を輝かせながら『キンキーブーツ』、そしてローラ役への思いを語ってくれたことがとても印象的です。

ニューヨークでビリー・ポーターさんから貴重なアドバイスを受けたことも教えてくださって「ビリーさんと一緒に撮った写真を携帯の待ち受けにしてるんですよ」と言ったときの嬉しそうな表情が忘れられません。

芝居、演劇に対してとても真面目で、向上心がある人。いろいろなものを受け入れて、自分から変わっていきたいという気持ちを持っている方なのだなと感じました。

私はブロードウェイでオープンした当時の『キンキーブーツ』で、オリジナルキャストビリーさんのローラを観ています。三浦さんがローラ役をとても深くとらえてらっしゃるのが今回の一連の取材から伝わってきて、きっとビリーさんともワールドツアー版ジェイさんとも違う、「三浦春馬さんだからこそ演じられるローラ」を見せていただけると確信し、期待がますます高まりました。

空港での別れ際、三浦さんが取材陣とスタッフに最後に残した一言は、
「またお会いできますように」。

その瞬間、空港に爽やかな風が吹き抜けました。

 

取材・文 / 演劇ライター・大原薫
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