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加藤和樹のバンキシャレポート
【加藤和樹のバンキシャレポート Vol.11】『1789 -バスティーユの恋人たち-』
2018/05/12
加藤ロナンの見どころをピックアップ!
様々な見どころがある加藤さんのロナン。「加藤ロナンのここが見逃せない」ポイントをバンキシャがご紹介します!
登場シーンが際立つ!
1788年、ボース地方に住む農民ロナンは、父親を貴族のペイロールにより理不尽に殺されてしまいます。
佇まいに「農民らしさ」がさらに増した感がある加藤さん。「ただ一つ残ったのは この体の肌一枚」と魂だけは奪われないという力強い歌に説得力と迫力があって、お客様を一気に『1789』の作品世界に引き込んでいきます。
革命家との絆
パリに出てきたロナンは革命家のロベスピエール(三浦涼介さん)、ダントン(上原理生さん)、デムーラン(渡辺大輔さん)と出会い、「人は生まれながらに自由だ」という真実に気づかされます。ロベスピエール役が古川雄大さんから三浦涼介さんに代わり、革命家たちとの関係性もまた違ったものに。彼らから受けた影響や葛藤のうちに、徐々に人間として成長していくロナンの姿がリアル!
またも焼きゴテ
バスティーユの牢獄に投獄されたロナンは、拷問されて焼きゴテを押されてしまいます。『フランケンシュタイン』の怪物役に続いて、焼きゴテを押される役柄が続くのは珍しいことかも……!?
恋愛度がアップ!
王太子の養育係を務めるオランプとの運命的な出会いと恋。今回の『1789』で感じるのは、ロナンとオランプとの恋愛関係がよりくっきりしたこと。「二度と消せない」のナンバーで、オランプへの思いを切々と歌う加藤ロナンの歌声に深い色合いが加わりました。運命に阻まれながらもどうしても離れられない二人の恋に思わずときめいてしまう人も多いはず。
KRUMPの迫力
2部冒頭、平民を弾圧する貴族に対し、先頭に立って立ち向かうロナン。平民たちの激しい怒りをKRUMP(クランプ)というダンスで表現します。KRUMPは過酷な状況で生きる若者たちが犯罪に手を染めることなく厳しい環境を生き抜く手段として生み出された踊り。エナジーと感情をコントロールする究極のダンス。振付されたものを踊るというより感情を爆発させるダンスはミュージカルの舞台では極めて珍しいものです。「ダンスが大変です(笑)」とおっしゃる加藤さんですが、KRUMPでのほとばしる熱量は必見!
ラストシーンで見せる笑顔
1789年7月14日バスティーユ襲撃。ロナンが迎えるラストは……!? エピローグで劇場の高みからキャストを、そして客席を見下ろす加藤ロナンの清々しい表情が印象的です。人間として成長したロナンのドラマがこの笑顔に集約して、感動を禁じ得ません。
熱く行動し、熱く愛したロナン。加藤ロナンのパッションがみなぎる『1789』、お客様を感動の嵐に巻き込んで、新たな革命を起こします!
「加藤和樹のエンタメCafe in 大阪」開催!
作品を力強く牽引し、お客様に感動とパワーを送り続ける加藤さん。
どんな思いでロナン役に取り組み、日々演じていらっしゃるのでしょうか?
BUTAKOMEの好評企画「加藤和樹のエンタメCafe」がwebを飛び出し、初のトークイベントを開催!
「加藤和樹のエンタメCafe in 大阪」ではロナンの相手役・オランプを演じる夢咲ねねさん(6月16日)、革命家のダントン役・上原理生さん(6月17日)をゲストに、『1789』でのエピソードや大阪公演中の出来事等を中心にトークをお届けします。
好評につき予定枚数終了しましたが、開催後にレポートをBUTAKOMEに掲載する予定です。お楽しみに!
取材・文 / 演劇ライター・大原薫
1984年10月7日生まれ。愛知県出身。現在、LIVEや舞台・ミュージカルなどに参加幅広いファン層に支持され、歌手・俳優としても各界で注目を浴びている。
2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。
日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE“GIG”TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「“KK−STATION”TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。
同時に俳優としても活動しており、ドラマ「仮面ライダーカブト」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「赤い糸の女」「乾杯戦士アフターV」などに出演するほか、アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN」桔梗役や時代劇アニメ「義風堂々」石田三成役、ゲーム「戦場の円舞曲」「イケメン戦国」「B-Project」などで声優としても活躍。
近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。2016年4月・5月『1789 バスティーユの恋人たち』で帝劇初主演、9月~10月『真田十勇士』霧隠才蔵役を好演。
現在、ミュージカル『レディ・ベス』に出演中。2018年1月にはミュージカル『マタ・ハリ』、10月にはミュージカル『タイタニック』に出演予定。
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