- サンケイリビング新聞社のエンタメサイト「舞台袖より愛をこめて」 >
- BUTAKOME編集部 >
- 加藤和樹スペシャルインタビュー★歌手デビュー10周年記念ニューシングルCD発売!
BUTAKOME編集部
加藤和樹スペシャルインタビュー★歌手デビュー10周年記念ニューシングルCD発売!
2016/03/11
——そんな充実の2015年を経て、今年はデビュー10周年ということで歌手・加藤和樹を前面に出す一年に?
やっぱり念頭にあるのは、音楽活動10周年ということですね。2016年の年初めは、いつもと違う覚悟を持って迎えたというか。ま、そこには帝劇主演というのもあるけど、前々から計画していた10周年のライブの存在が大きいです。加藤和樹のライブに行きたい!と思ってもらえるよう、お客さんにどう楽しんでもらえるかを考えて、皆のリクエスト曲で構成するライブを企画したり。「皆で作っていく」というのが自分の根本でもあるんです。音楽を始めた当初は、とくに音楽の知識もなく、ライブもどうやったらいいかわからない状態だったし、初めて僕のライブにいらしてくれたお客さんもたくさんいた。そんな方たちのおかげで今、ここまで成長してきたという思いが強いので、「これからも足並みを揃えて一緒に歩いて行きましょう」というのが今年のライブのテーマかな。もちろん先頭に立つのは自分自身だけど、皆さんに対して「またこれからもよろしくね」という意味を込めた一年になればいいかなと思いますね。
——そして今回のニューシングルの二曲は、女性目線で描かれたバラード『春恋』と、男性目線によるロックナンバー『夢追人』。両極端のイメージですね。
テイチク・インペリアルレコードさんに移籍して第一弾ということで、今までとは違った色を見せていきたいというのが最初の打ち合わせの段階で出たんですね。それでシンガーソングライターのCHIHIROさんという方に曲を提供していただきました。女性が書いた女性の気持ちを、男の自分が歌うという試みは面白いんじゃないかと。それと真逆に、もう一曲は自分自身の男臭い部分でもって、自分が歌詞を書いて打ち出すことが決まっていました。
——ご自身が書かれた『夢追人』の歌詞には、常日頃の加藤さんの考えが反映されている?
自分自身も夢を追いかけている途中で、何度もあきらめかけたことがあるんですね。この歌詞は若者に向けたメッセージでもあるけれど、どちらかというと僕らくらいの30代とか、それより上の世代の人たちに届けたい思いでもあります。現実的に物事を考えて、「今さら、自分の決めた道を変えることはできないんじゃないかな…」と思っている人も大勢いると思うんですよ。そんな人たちに、一度きりの人生だから自分の好きなことをとことんやってみるのもアリじゃないかな、あきらめないでほしい、という気持ちを込めて。僕の同世代の仲間にも「自分はどうしたらいいんだろう」って葛藤しているヤツらもいるし。そういう仲間たちや、応援してくださるファンの方たちにも、何か届く部分があるんじゃないかなと。もちろん自分自身にも言い聞かせる意味も込めて、今回の歌詞を書きました。
※画像およびテキストの転載を禁止します。
- トップ >
- BUTAKOME編集部 >
- 加藤和樹スペシャルインタビュー★歌手デビュー10周年記念ニューシングルCD発売!
連載☆エンタメコラム
-
2020/02/06
-
2020/02/29
-
2019/06/07