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加藤和樹の韓国ミュージカル初観劇体験記④大興奮!大感動! の舞台終演後にジーザス役 パク・ウンテさんに直撃ミニインタビュー
2015/09/22
加藤和樹さん、韓国2日目は『ジーザス・クライスト・スーパースター』を観劇。
ジーザス役のパク・ウンテ(Park Eun Tae)さんは加藤さんの憧れの存在。動画でウンテさんの歌声を聴いていて「歌声に惚れた!!」というだけに、念願かなってウンテさんが出演されるミュージカルを観ることができて大興奮!大感動!
その余韻が残る終演後に楽屋で、加藤さんがウンテさんに直撃ミニインタビューしてきました。
加藤和樹(K):(拍手でウンテさんをお迎え)素晴らしかったです!!ジーザスが静かに歌いだすところの息遣いまでもが本当に素晴らしかった!
パク・ウンテ(E):ありがとうございます。
K:いえ、こちらこそ、ありがとうございます。
E:イエイエイエ、、、正直、加藤さんが日本から観に来られるとお聞きして、物凄く緊張しました。
K:いやいやいや….(汗)。高音のパワーに圧倒されました。
E:笑。まぁ、座ってください。(直立して話をしていた加藤さんを優しく気遣うウンテさん)
K:お疲れだと思いますので、少しだけインタビューさせてください。
E:アリガトウゴザイマス。ニホンゴハスコシデスネ(日本語)
日本語少し勉強したのですが、ムリデスネ!(笑)
K:いや、とても上手です! 今回、ジーザス役をやることでかなりお痩せになりましたか?
E:(真剣な表情にかわって)正直、これ以上、痩せてはいけないですね。キツすぎて。食べないで歌を歌うと疲れてきてしまって、喉をいためてしまいます。
ダイエットをしながらこの役を演じることは無理ですね。
K:芝居だけならまだしも、「歌」はエネルギーが必要ですからね。わかります。
E:正直、死にそうなぐらいキツイです(笑)。
K:毎回、公演後のアフターケアはどんなことをされていますか?
E:一番大事にしているポイントが「喉を回復させる」ということなんです。だから気を付けているのは、公演後に声を使わない、友達にも会うのを控える、ということ。
K:すごく徹底されて、喉を大事にされているのですね。インタビューも早く終えるようにしなくては、、(汗)。
E:大丈夫ですよ。高音を出すので、コンディションが良いときは楽に出せる感じがするんですが、コンディションが悪いと喉に大きな負担がかかってしまうのです。
K:そうですよね。そしてウンテさんは低音から高音、音域の幅がすごく広いですよね。
E:劇団四季ソウル公演『ライオンキング』(韓国キャスト)のアンサンブルで出演したのがキッカケで声楽を本格的に勉強しました。その時の音楽監督さんが自分を見出してくれて、男性アンサンブル「5枠(※)」に入れてくれたんです。私は、もともとバスの音域だったのですが、最初に習った先生がソプラノだったので、とても運が良かったです。その先生のおかげで自分の音域を広げることができたと思います。
※編集部注)『ライオンキング』の男性アンサンブルは1~14枠あり、1~8枠がシンガー、9~14枠がダンサー。「枠」ごとにどのシーンで何の役をするか決められている
K:もともと高い音は出なかったということですか?
プロフィール
1984年10月7日生まれ。愛知県出身。
2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー以来、CDリリース、全国ライブツアーや2008年の日本武道館他C.C.Lemonホール、日比谷野外音楽堂など毎年単独ライブを開催するなど、音楽活動を精力的に行っている。2009年からは韓国、台湾、中国でCDデビューを果たし、上海や北京、韓国でもライブを行ない雑誌の表紙などを飾るなど海外にも活動の場を広げる。
2013年ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』ティボルト役をきっかけに、2014年には全世界で日本が初演の大型ミュージカル『レディ・ベス』で主人公・ベスの相手役・ロビンをオーディションで射止める。2015年3月シアターコクーン『タイタニック』で主演を務め、2016年4月帝国劇場にて上演するミュージカル『1789』で主演が決定しているなど歌手・俳優として各界で注目を浴び始めている。
プロフィール
1981年6月14日韓国生まれ。
2006年『ライオンキング』(四季)の韓国公演のアンサンブルでデビュー。2007年ミュージカル『ノートルダム・ド・パリ』のグランゴワール役で脚光を浴びる。2010年『モーツァルト!』で主役を演じた彼は2011年韓国ミュージカルアワードの新人賞を受賞した。2012年には『エリザベート』の韓国初演でルイジ・ルキーニ役を務め、当年THE MUSICAL AWARDSの男優助演賞を受賞し、韓国の大型ミュージカル授賞式で2年継続受賞するなど、実力、外貌を兼ね備えた韓国の体表的なミュージカル俳優になる。『ハムレット』を含め、『ルドルフ 〜ザ・ラスト・キス〜」などの様々な韓国のミュージカルの主演を勤めた彼は2014年韓国オリジナルの大型ミュージカルの『フランケンシュタイン』のアンリと怪物の1人2役を演じ、当年韓国ミュージカル大賞の主演男優賞を受賞することになる。続いて同年フランク・ワイルドホーン作曲の『ジキル&ハイド 』のジキル、ハイドの役で美声から悪声まで行きつ戻りついて歌い方法も変え、素晴らしい芝居で激賞を受けた。2015年には「私の人生の役」と表現したアンドリュ―・ロイド・ウェバー作曲の『ジーザス・クライスト・スーパースター』のジーザスを2年ぶりに演じた。
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