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ソウルから直送!最新ミュージカルレポート
加藤和樹の韓国ミュージカル初観劇体験記①『エリザベート』
2015/09/02
トート役/チョン・ドンソクさん(写真提供:EMKミュージカルカンパニー)
日本でももう何度も上演されている『エリザベート』。
僕も前演出版・新演出版、共に何度も観ていますが、全くの別物でした。演出、舞台セット…そのどれもが新鮮で、僕が一番気になったのは、トートが長髪じゃない!!
日本では、死、黄泉の帝王として描かれているトート。雰囲気も長髪、衣装もどこか幻想的なのだが、韓国版トートは短髪にほぼスーツといったスマートな雰囲気。しかし、ラストのエリザベートを黄泉の国に迎える時は日本と同じく白一色に包まれた衣装で美しかった。
芝居と歌は圧巻。終始鳥肌が治まらず、拍手を忘れるほど魅入っていた。観客の反応も、歌が終わる度に、サンフランシスコで『レ・ミゼラブル』を観た時のような声を上げての喝采。この点も日本とは違うなと思いました。
20時開演の観劇後、トート役のチョン・ドンソクさんと面会させていただきました。圧倒的存在感に、パワフルかつ繊細な歌声。しかし、舞台を降りると、優しい笑顔の親しみのある凜とした青年。それでもスターの持つオーラは滲み出ていました。
ルキーニ役のキム・スヨンさん、ルドルフ役のペク・ヒョンフンさんとも楽屋でご挨拶、記念撮影させていただきました。
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