岩手県盛岡市内の飲食店で、岩手医大の医師らを含む13人の感染が確認されるクラスターが発生した。

盛岡市保健所 矢野亮佑所長

「新型コロナウイルス感染症のクラスターが新たに確認された。感染症患者が少なくとも13人確認されている」

クラスターが発生したのは盛岡市大通の飲食店「ヌッフ・デュ・パプ」。

この店では県職員4人、それに医療関係者7人、店員2人の感染が確認された。

このうち医療関係者の内訳は、県立宮古病院の医師が1人、岩手医大の医師と職員があわせて4人、盛岡赤十字病院の医師が1人、県外の医師が1人となっている。

これまでにそれぞれの病院で院内感染は確認されていない。

この医療関係者らは、11月7日に20人ほどで会食をしていた。

また県職員4人については、12日までに感染が公表されていたが、13日、医療関係者らと同じ日(7日)にこの店を利用していたことが明らかになった。

県と盛岡市では10月24日から11月11日までに店を利用した人に対し、保健所への相談を呼び掛けている。

また、同じくクラスターが発生した盛岡中央消防署葛巻分署の関連では、職員の家族で感染が確認されていた50代の女性が、滝沢小学校の教職員であることが明らかになった。

盛岡市の飲食店「海鮮季節料理おおいし」の関連でも、滝沢中央小学校の女子児童の感染が確認され、この2つの小学校は15日まで臨時休校となっている。