福井県庁

 福井県は11月12日、新たに福井市の40代自営業男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者の発表は6日連続。10月以降の県内感染者は25人となり、累計は269人となった。

 直近1週間では県内で12人(6系統)の感染が確認され、このうち5系統は発症前に県外での宿泊歴がある。県健康福祉部の窪田裕行部長は「県内の感染は散発的で、まだ“波”という状況にはないが、ぜひ予防行動を取ってほしい」と県民に呼び掛けた。

 40代男性は10日に38度の発熱、のどの痛みがあり、11日に検体採取し陽性が判明。11月3、4日に仕事で大阪府に滞在していた。濃厚接触者は家族と従業員の計4人。このうち3人の陰性を確認し、残る1人の検査を進めている。

 全国の感染状況(12日昼時点)を福井県独自の基準でみると、北海道、大阪、沖縄、東京、愛知、神奈川、奈良、埼玉の8都道府県の感染者数は特別警報レベル(10万人当たり6・5人以上)以上にある。窪田部長は「訪れる際は十分に注意をしてほしい」と述べた。

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