CFS caused by undetected parasite in lymph system


寄生虫が原因のCFSがあるかもしれない!

40年以上前ですが、疲れやすい、喉が痛い、眠いなどの慢性疲労症候群
(CFS)に似た症状があり、特に歯茎よりの出血がひどかった。
ある日たまたま、その血液を顕微鏡でみたら、線虫が見つかりました。

そこで、血液中の寄生虫に効果のある駆虫剤を試しに飲んでみたところ、
体調が非常に良くなり、「健康とはこんなに良い物か!」と実感しました。
しかし、それも長続きせず、虫を刺激したためと思われる種々の
痛みなどで散々なめにあいました。

普通、医者に行くと、患者は「私の病気は何でしょう?」と聞きますが、
私の場合は「まだ未発見の病気なのです」と言って行くので
お医者さんも困惑するようです。

そのため、自分自身で、患者兼、医者兼、病理学者兼、薬剤師兼、
モルモットと言った全部のことをやらねばならず、
どこかで判断を誤ったら散々な目に遭うのですから大変です。

その後、色々な経過をたどり、一時は死ぬ直前まで行きましたが、現在はある程度対処法が
分かりましたので一応小康状態です。

慢性疲労症候群と寄生虫
はじめに
「何故寄生虫によるCFSの可能性が強いか」についてなるべく論理的にまとめてみます。

CFSNJより転載
かなり前にCFSNJと言うホームページがあり、そこに寄生虫によるCFSについて投稿し、
ずっと載せて頂いておりましたが消えてしまいました
そこでその部分を採録しておきます。(CFS Network Japanは初期の頃CFSの情報データの収集,
普及に努力され、CFSの啓蒙に大変役だって頂きました。)

1.Klapow先生の発表について
 先生の発表の要点は「 CFS患者の63%の痰から未発見の寄生虫が見つかったが、
対照群では検出されなかった。」と言う物で、そのまま解釈すればCFS患者の63%は
この寄生虫病であることになります。

また、この虫は肺にいると考え、「隠された肺の虫」Cryptostrongylus pulmoniと
暫定的に命名されたのですが、肺にはいないと考えられます。

発表は2000年少し前から始まっており、多数ありますので、重要な物を抄録してみます。

まず、寄生虫の形ですが、スケッチがありましたが消えてしまいました。
ネットで別のものを探して見つけましたが、オリジナルとは大分異なっています。
雄の寄生虫のスケッチ  左側の図 リンク切れ
雌の寄生虫のスケッチ   右側の図
また、オリジナルの図もこのページの中頃に採録しました。
大きさは、雌 長さ~0.75mm; 雄 長さ~0.28mm、私の場合は0.6mmとなっており、これで見ると、
寄生虫の形や大きさは私の見つけた物とかなり似ていると考えられます。

  (参考までに私が歯茎よりの出血分より発見した物もあげておきます。)




最近の調査による唾液中の線虫について
約40年前に歯茎よりの出血中に寄生虫らしき物を認め、その後ずっと歯茎より
の虫にこだわっていました。
しかし、痰から虫が発見されたとしますと、虫は腹部からリンパ系を伝わって肺
に行った可能性が多くなります。
同様に考えますと、リンパ系を伝わって唾液腺に行き、結果として唾液中に
排出される可能性も考えられます。
そこで、唾液を調べてみたら、寄生虫らしきものが見つかりましたので、報告し
ておきます。

約40年前に発見されたのに似ているもの。

0376はピントが合っていませんので、大きさ、形の比較のみに使ってください。
このホームページの最初にあげてあるものと同じ標本です。
(デジカメのファインダーが小さいので、小型のものにはピントを合わせにくくなっています。)

ろ過法によって、新しくより良い画像が得られたので、差し換えました。



雌のC.Pulmoniの図を見ますと、口の反対側の端に角がついているのが見えます。
同じような物が見いだされたのであげておきます。(同じ標本)

標本は途中で切れており、口は分かりませんでした。



検出頻度は、毎日測定して10日に1検体程度。

長さ0.3mm位の小さな物。

このものは、虫の表面が消化(腐食)されると、それらが周りに集まり、非常に染色されやすくなります。
したがって青い雲のようなものがあると、多くの場合その中に虫のようなものが観測されます。
1664はかなり腐食が進んだものです。

大きさ、形はC. Pulmoniの雄に近いかもしれません。
観測頻度は2日に1回程度。

測定法
 濾過法による測定については最後に詳述
開封したばかりのストローを使用し、試験管に唾液を1ml程度採取する。
メチレンブルーとアクロン(洗剤)とを各1滴ずつ添加、混合する。
メチレンブルーは染色剤、アクロンは唾液の粘度を低下させるのに使用。
しばらく放置後、純水を加え10mlとする。
(これ以後の汚染は染色されにくいので、識別できると考えられます)
混合後、冷蔵庫で放置する。
上澄みを取り去った後、沈殿物も混合してスライドにとり、染色状況を参考に顕微鏡で観察する。
(上澄みは、大部分ピペットで取り去り、残りの少量はコーヒーフィルターで吸い取っています)
中空糸を使用した「浄水器」により、水よりの汚染を極力避けています。

尿中の寄生虫
尿中にも寄生虫らしきものが見つかったのですが、重要性が少ないの削除します。

Klapow先生の寄生虫の検出法(リンク切れ)
3日分の痰を集め、種々面倒な処理をして、特殊な顕微鏡で観察しています。
これは、非常に大変な仕事らしく、3日分の試料からやっと一つ見つかる程度のようです。
 
他にも「 現在、寄生虫を検出する唯一の方法は、何時間も痰のサンプルを顕微鏡で見るのに費やす
ことです。」とも書かれていました。

寄生虫検出のキーポイント(リンク切れ)
寄生虫らしき物が見つかっても、それだけでは寄生虫と確認できず、その微細構造が決め手に
なっているようです。
雄 雄後部から見たブルサおよび生殖器の構造
雌 雌の口部品、食道と神経リング

また、自然に咳をして採取された痰の中から発見された寄生虫は、崩れている上に細切れになって
います。

(細切れと言っても半分にちぎれているのが多いようです。)前記ホームページ(リンク切れ)
全長1000ミクロンになる雌は、通常半分にちぎれており、前の半分のみが同定可能です。

また、私の試料は、採取後、時間が経ちすぎているので、微細構造は分かりません。
微細構造を調べるには、試料採取後、直ちに70%のエタノール溶液に浸して保存する必要がある
そうです。

私の場合、歯茎よりの血液中から虫を見つけるのは非常に簡単で、普通の顕微鏡で通常2,3分も
あれば見つかりました。
10匹でも20匹でも簡単に集められたと考えます。

寄生虫が見つかった割合について
複数の報告がありますが、最初の頃は発見率は低かったようです。

疑われた線虫の崩れた標本(「隠された肺の虫」Cryptostrongylus pulmoniと暫定的に命名)は、
CFS患者の自然に排出された痰の39%で見つけられましたが、6つの健康な対照群では陰性でした。

2001年の報告 リンク切れ
疑われた新しい線虫(Cryptostrongylus pulmoni)は、現在の研究でCFS患者の63%という大きな割合
に感染していますが、対照群では零でした。

2004年のレビュー(リンク切れ)
彼は、盲検法による診断で、CFS患者の66%もの高率で慢性病のもとと信じている新種の寄生虫を
見つけました、(Cryptostrongylus pulmoni)、(テスト感度のために調整済み)。
 
 ここでは、寄生虫がいると何故CFSの症状を示すかについても推定しています。

線虫は、宿主の神経および免疫のシステムに影響する神経ペプチドとサイトカインを分泌することに
よって、慢性病を引き起こすと見られる。

2000年1月のラジオショー(リンク切れ)
この中で、「何故CFS患者の痰を調べてみようと言う気になったか」についても記しています。

  さて、ロジャー、私が友人の免疫学者のヴィンセント・マリンコビチ博士とここ、レッドウッドシティー
(カリフォルニア)で会話をしていた結果、生じました。
 彼は、私たちが線虫感染症かもしれないと思ったCFS患者を治療していました。
患者は軽度の好酸球増多症と身体上にいくつかの珍しい吹き出物があり、ギョウチュウ病の可能性
を示していました。
 抗体テストと検便の結果は否定的でした。 私はしばらく、これについて考えました、そして、
いくつかの慢性の寄生虫が消化管と気道の間を移住して、それらのいくつかが痰の中に排出される
のを知っています。 そこで、私は痰を調べて見ました。
そして、私はそれを見つけました。

2007年IACFSでの発表 レポート抄録(リンク切れ)
Cryptostrongylus PulmoniはL.Klapow(サンタローザ(米国))による研究でCFS患者の63%の痰から
見つけられた寄生虫です。
慢性の自動感染を通しての感染した幼虫の存在は、CFSを発病させる可能性があります。
 
また、幼虫は腸から肺に行き来することができました。
このことが起こっているなら、寄生虫用駆虫剤を吸入させる薬物療法は論理的でしょう。
 
原文を記載した部分ですが、寄生虫は一般に人体内で卵や幼虫を生んでもそれが成虫になること
はありません。
ただ、特殊な場合には成虫になることもあるようで、それをauto-infectionと言っているようです。
ここでは、腸から肺に行くことによって、成虫になる能力を獲得すると考えているのかも知れません。
そして、肺に居る間に駆虫剤でそれらを殺してしまえば、いずれは全部の寄生虫を駆除できるとの
論理のようです。

残念ながら、この報告は他の人達からは全く注目されなかったようです。


駆虫剤を使用した本人からの報告がありましたのであげておきます。
日付: 5/25/2004
  私は、ハーバード衛生学校で3つの二重盲検法調査の1つでc.pulmoniによる慢性の
寄生伝染病と診断された。
これを診断する唯一の方法は1/2ミリメートルの長さのみみず状の線虫を痰の中から顕微鏡検査で
見つけることです。
 厳しい慢性疲労患者の60 %は陽性であり、他の対照群では皆陰性でした。 
テストの結果、陽性であった何人かの人々を、数年後にテストしたら全部陽性でした。
私は、色々試みられたのを知っているが、私の知る限り治療法はありません。
 
これは非常に劇毒性、慢性、処置抵抗力がある有機体です。
私は、いろいろな種類の食事療法やサプリメント使用などで、過去12年間苦しい経験をしています。

通常の駆虫剤を少量使用すると、効果はなく、高濃度で数日間使用すると私はひどい
病的な状態になった。
  私は食物アレルギーがあり、食事療法を繰り返し行っている。
 その様な次第で、私は駆虫剤の組み合わせよりも個々の駆虫剤を繰り返して試みるかもしれない。
 私は、病状を悪化させないで、より良くしてくれるような十分に強い薬を必要としている。
 私はdie-off/herxheimer反応について熟知しているが、これはアレルギーを持つ私が、関係する
食品か薬を摂ったとき以上の反応のようである。
私はまた普通の駆虫剤の組合せが、この問題に関して、他の人々で効果が無かったこと
もわかっている。 以下省略
(die-off/herxheimer reactions 体内で寄生虫等が死滅したため、それが持っていた毒素成分が
体内に一時に放出されるための悪反応)
 
  この方も、私同様駆虫剤を処方して大分ひどい目に合われたようですが、そのひどい目にあった
メカニズムに関しては全く理解できていないようです。

最後に、Waterhouseさんがまとめてくれた物の中から駆虫に関する部分をあげておきます。
全体として、非常に良くまとめられていますが、Waterhouseさん自身は最近になって考え方を
変えたようです。

治療の為の可能性(リンク切れ)
このc.pulmoniに対して、現在3人の患者にたいしてだけ駆虫剤の使用が試みられたのが知られて
いる。
 薬剤の処置による改善は有望なようであるが、1人の患者の長期間の処置が示す結果によれば、
この線虫を完全に根絶するのは困難かもしれない。
この非常に限られた事例証拠に基づく最も有望な薬剤は、ivermectinの内服投与、および内服に
使用する量の5から7%のthiabendazole溶液の吸入のようである。
そして 今、thiabendazoleはより毒性の少ないalbendazoleか別のより溶け易い薬剤と取替えられな
ければならない。(駆虫剤の吸入は、現在商業的に利用できない)
thiabendazoleは余りに有毒物質であって、内服使用されるべきでない。
一方、albendazoleの内服使用は、重要な副作用をもたらすが、他の薬剤と併用すると有用であると
証明されるかもしれない。
 低使用量のthiabendazole を1人の患者に吸入させたところ、4~5か月間、毎週使用したところ、
遅延効果ではあるが、かなりの改善効果をもたらしたようである。
 改善の遅れは、寄生虫の長いライフサイクルのために、たとえ肺の中の虫が殺されても、長い間
身体の残りの部分にいる幼虫によりまだ徴候を引き起こすことができたことを意味する。
ivermectin (銘柄、Stromectol)の内服使用は、むずむずさせることや下痢を伴うが、それは多分
幼虫の死滅による反応を示している。
寄生虫を根絶するためには、長い間使用される薬剤の組合せが必要であるかもしれない。 また、
患者2人の経験によると、ivermectin単独での処置が、病気の厳しさを数週間から数ヶ月間かなりの
程度減らしたかもしれない。
どんなアプローチが最もよいか知るまだ十分な情報がない。 多分、毎週ivermectinを体重あたり
(例えば、6-21mg)内服するとか、または多分数週間ごとに繰り返されたivermectinの数日を
続けて処方できよう。
今後の研究は最も有効な方法を定めなければならない。 寄生虫のかなり低い生殖率は、おそらく
かなり長期間(多分年単位で)虫が薬剤抵抗性を獲得できないように強力な薬剤による処理を
必要とすることを意味する。
二人の患者は、彼らが十分改善したと感じるほど十分量の駆虫剤を取った(一人の患者は数週間
の改善で、もう一人は数ヶ月)。
 1人の患者は複数の薬剤を使用し、他はivermectinだけ使用した。
しかし、当然、これは逸話的な情報だけに、非常に用心深く解釈されなければならない。
Ivermectinはある強い副作用をもたらすが、cfsの患者が実験的に取る他の薬剤程に厳しくない。
 thiabendazole以外の薬剤の吸入には、また副作用があるかもしれない。
しかし、ivermectinを吸入した一人の患者による試験はあまり成功しなかった。
 
この治療法の基礎になっているのは、Klapow先生が考えておられる「この寄生虫は消化器官と
肺との間を行き来し、肺に行った物が成長できる能力を獲得する」にありそうですが、
その点が全く間違っていると思われます。


2.フィラリアに関して
私は、この寄生虫の親虫はリンパ系にいると考えています。
そこで、そのような寄生虫の代表的な物としてフィラリアについて調べてみました。
ただ、親虫はリンパ系にいるのですが、小虫は血液中にでるので、この場合と全く異なります。

似た点では駆虫剤の副作用が強い点があり、それは残しておきます

駆虫薬の副作用に関して
  風土病との闘い 佐々学著より
ききすぎた特効薬 
私たちは、あらかじめ動物にも人体にも試して、安全なことは確信を持っていたので、小島で
検血をして、虫の見つかった人たちにこの薬を与えた。
しかし、その後がいけなかった。
薬を与えて2,3時間たった頃、名主さんが「みんな熱を出したり、頭を痛かったり、大変です。」
とご注進におよんだ。
「そんなはずはない」と思ったものの、念のため一軒一軒回ってみると、なるほど毛布をかぶって
寝ている人や手ぬぐいで頭を冷やして苦しんでいる人がいる。
ある青年など、「先生はバクを治す薬だと言ったが、これはバクをおこす薬だ」と食ってかかる。
なるほど本当のバクの熱発作と同じような症状が、大部分の保虫者に起こっている。
私はアメリカで、バンクロフト糸状虫の患者にこの薬を使ったら、熱の出たものがあるという報告が
あったのを思い出した。
後で分かったことだが、マレー糸状虫ではその副作用が、ずっと強く出るのである。
私は責任上、「もうこの薬を使うのをやめようか」と言ったが、元気のいいH君が、
「なに先生大丈夫ですよ、どんどん続けて使っちゃいましょう」と主張する。
そこで折れ合って、一部の希望者にだけ続けて10日ばかりこの薬を飲んでもらうことにした。
私は、今から考えて、やはりこの投薬を中止しなくて良かったと思う。
いくら熱を出した人も、薬を続けて飲んでいるうちに、もう副作用も無くなり、体もずっと元気になった
のである。
しかも、その後は二度とバクの発作を起こすこともないし、足も太くならない。
血液を調べてみると、初めのうちはたくさん子虫がでていたのに、薬を飲み始めてから4,5日すると
虫は見えなくなる。
その段階で薬を中止した人は、またしばらくすると、少数の虫が出てくるが、その後も十分量を
飲み続けた人は、もう虫がいつまでも完全になくなっている。

駆除の試み 
スパトニンも今回はよく飲んでくれた。初めに投薬したうちで、忠実に10日間以上服薬した人は、
もうバクがでなくなった。
副作用にびっくりしてやめてしまった人たちは、相変わらずバクに苦しめられている。
こうした結果が島人たちにもおのずから認識されて、大部分はスパトニン党に転向し、私たちの
くるのを待っていてくれた。
それでもまだ頑強に「おれは死んでも薬を飲まない」というさむらいもいる。

これを読んでつくずく感じるのは、お医者さんは、患者の痛みや苦しみをほとんど分かってくれて
いないと言うことです。
この患者は、知人から「いかにひどい痛みや苦しみを味わったか!」を聞かされこの様に結論した
のですが、お医者さんにはこのようにしか感じてもらえなかったようです。


3.私の体験について
なぜ寄生虫病と考える様になったか?
経過
1953年頃    
すでにあまり元気がなく気力の減退、疲労感があった。
1957年頃   
気力の減退、疲労感、眠気が前より少しずつ増加、ことに朝起きるのが非常につらくなる。
喉の痛み、微熱(~37.5℃)もあった。 
1963年頃    
気力の減退、脱力感が非常に強いが、病院で調べてもらってもいずれの検査値も正常で、
病気とは認められないとの事。 
強度の歯槽膿漏があり、歯茎よりの出血が非常に多い。 
ある日、たまたま出血した物を顕微鏡で見た所、長さ0.6mmくらいの線虫がいるのが分かる。
 プレパラートを摺り合わせてみるとつぶれるし、半分に切れて切断部からゼラチン様の物が
出ているのも見いだされた。
そこで、医者に血液の中に虫がいるのですが? と言っても相手にされないので、
標本を作って持っていく事にした。 (当ホームページの写真)

その結果、色々の研究機関を順次紹介され、最後に医科学研究所の
寄生虫の部門を紹介してもらった。 
そこの、林滋生先生(フィラリアの専門家)が色々と相談にのって下さった。

 先生のお考えでは、自由生活性の線虫の可能性が強いとの事で、主として
歯垢をスライドに取り8枚ほど検査して下さったが
アメーバ等はいる物の、線虫は発見できなかった。
ここで非常に残念なのは、線虫の大きさが長さ0.6mm、幅0.02mmと非常に大きいので、
先生は、常識的にその様な物が血液中にいる可能性はないと考えられ、
歯垢のみを調べたことです。
この時に、歯茎よりの出血分を調べておれば! と残念でなりません。
 先生のお話をまとめると、
a.フィラリアではない。        b.かなり短期間にいなくなるだろう。
c.歯槽膿漏が非常にひどいから早く直さないと歯が全部ぬけてしまうよ!
d.歯茎の所にいる線虫に効果のある薬は無いだろう。 
e.この虫は、幼虫であり、多分自由生活性の線虫であろう。 
f.また、その様な線虫が血液の中にいるとの報告は無いとのこと。 

そこで、フィラリアの薬である駆虫薬 スパトニン(diethylcarbamazine)を飲んだら
どうでしょうと相談したが、効き目は無いでしょうとの事であった。
 (今までに知られている類似の病気としては、血液中に幼虫が多数見いだされる点で、
  フィラリアが一番近いと考えられた。)

フィラリアとの比較
 ただ、フィラリアの幼虫は長さ0.1~0.15mm、幅0.0045mmと桁違いに小さい。 
これなら毛細血管(内径0.01mm)の中を通り抜けられるが、0.02mmではとても無理。
それでも未練があったので、実際にスパトニンを購入し、投与してみた。 

投 薬 後 の 症 状
 スパトニンの投与は、大体使用説明書に記載されているように3回行った。
その結果、1回目は薬をほんの少量服用しただけで、歯茎よりの出血も殆ど止まり、
疲労感、眠気等の体調も目覚ましく改善した。 
この時は、健康とは何と素晴らしい!と感じました。

重度の歯槽膿漏が劇的に改善し、その後虫歯で殆どの歯の上の方は無くなってしまったが、
歯根は元気で、現在でも多くの歯が残っています。
(老人になると歯の数は激減し、70才では平均8本だそうですが、私の場合73歳でまだ
 24本残っています。)

しかし、投与を続けて行くうちに何ともいえない不快感が出てきた。
 3回目には、少量の薬を飲んだだけで、非常な苦痛を味わい、びっくりして薬をやめたが、
その約1日後から両下腹部の激痛に襲われた。
これは、丁度暴れ回る注射針と言った感じでした。



 それで、再度、林先生の所へ行き、話を伺った。 
まず、スパトニンを飲んで痛みを生じる事は無い。 
(ただし、フィラリア患者が飲むと激烈な副作用を起こしやすい。)
また、フィラリアではない。 フィラリアなら薬をその程度飲めば虫は全滅する。
 非常に興味はあるが、これ以上調べる方法が無いとの事。 

その後、「理由が分かったら教えて欲しい」との林先生のお手紙を持って、
ある大学病院の神経科へ入院。 これで、3カ月休職。

 その後ずっと後になって、アニサキス線虫にシンナムアルデヒド(肉桂)、や、アネトールが
効果があるとの新聞記事を見つけ、投与してみる。 
ある程度効果が有ることが分かる。 
現在は、ある程度回復して一応日常生活は送っているが、夜寝ていると下腹部から胸部に痛みが
あり、なかなか寝付けない。
早朝に一度起きて、食事、また寝て9時頃起きる繰り返しになっている。

4.仮定と考察
以下、色々の項目で仮定をたて、それがなぜもっともらしいかを考察してみます。

4.1 CFS患者の6割程度が寄生虫病であると考えた理由。
Klapow先生の報告を詳細に調べてみましたが、信じられる内容でした。

西出先生のしんどいしんどい病で、フラジールが約2/3の人で効果が認められた。
ただしこの二人の場合はラッキーでもあったようです。実は薬がてきめんに効果があるのは
3人に1人程度です。
ただし効く人には、効果は本当に劇的なようです。(以下一部省略)
後の3人に一人ぐらいでは劇的効果は認められないものの、疲労の度合いは改善するようです

掲示板でこの記事をみて、フラジールを試した人の約半数が何らかの効果があったようです。

(このしんどいしんどい病の記事は、CFS患者さんが医者に行った時、お医者
さんがどのように考えるか?が書かれていますので非常に面白いです。
ぜひ読んでみて下さい。)

4.2 寄生虫がリンパ系にいると考えた理由。
3回目のスパトニンの投与を行ったとき、左右の下腹部でもの凄い痛みを感じました。
丁度、暴れ回る注射針と言った感じでした。
その時、虫の一匹がお尻の筋肉に入り込んだようで、その後かなりの長期間椅子に座るとその
筋肉の中でもぞもぞ動いている感じがありました。(立っていると感じない)
(このようなことを寄生虫では迷入と言うそうです。)
これが親虫と考えると、かなり大きな物と考えられます。

その後、慢性的に痛み、詰まった感じなどを感じるようになった部分が、リンパ系に一致しています。

この系内で、流れが半分阻害された状態で、少しずつ流れると音がし、また、自覚症状でどの辺が
詰まっているかが分かります。
この音は、ICレコーダーを使って録音できました。

流れがかなり阻害されていると、食事、あるいは水を飲んだだけでも系内にリンパがでてくるのを
感じられます。
ひどいときは、食事後30分位横になっている必要がありました。
(横になっていると、リンパが少し流れやすくなる。)

虫がリンパ系にいると考えると、薬の副作用が説明しやすくなります。

4.3 CFSの症状との関係について
Klapow先生の説が殆ど興味を引かなかったのは、この関係が曖昧だったためですが、寄生虫が
リンパ系にいると考えると多くの点で、説明がつきます。

リンパ系が炎症を起こすことについて。
寄生虫がリンパ系にいても、殆ど影響のない人もいると考えますが、体質によっては炎症を起こすと
考えられます。

喉の痛みについて
CFS患者のかなりの人が喉の痛みを感じるようです。
これは、下腹部にいる親虫が多量の子虫や毒素を産生し、それが喉のリンパ系に行って作用する
ためと考えられます。
歯茎よりの出血中にさえ、かなりの子虫が発見されているので、喉のリンパ系には多くの子虫が
入り込んでいると思われます。

また、歯茎よりの出血中に発見された虫は、動いている物は全くなく、ちぎれて死んでいる物も多数
いるので、幼虫のサイクルの最後の段階でしょう。
また、虫の大きさも大体そろっており、特に大きな物、小さな物はいませんでした。

疲労感にかんして
親虫から産生される幼虫、毒素が疲労の原因になっているようです。
適当な虫を弱らせる薬を使うと、一時的に幼虫、毒素の産生が阻害され、疲労感が軽くなるようです。

私の場合は、スパトニン、ミコナゾールでその様な経験があります。
また、西出先生のフラジールも一部の人にその様な作用があるようです。

痛みにかんして
寄生虫がリンパ系の中にいても普通はその存在感も痛みも感じません。
ただ、駆虫剤などで刺激を与え、虫と喧嘩状態になると痛みを感じるようです。

また、虫のためにリンパの流れが阻害されると、痛みを感じるようになります。

左足の付け根のリンパの流れが阻害されたと感じたときは、足全体が非常に痛く、買い物で店の
中を歩くのもやっとでしたが、自転車に乗って足の付け根を大きく動かすとこの痛みは
殆ど無くなりました。

虫が死滅してその残渣処理に関するもの
左下腹部で朝、ある程度広がった痛みが発生し、それが少しずつ上に上がっていき、2,3時間後
にはみずおちの付近まできて、もの凄い吐き気を感じ、その後弱まり拡散しながら上の方に
上がって行きました。
この時は、夜になるまで食事もできませんでした。
この症状は、かなり大きな親虫が死滅したためと考えています。

5.治療法
Klapow先生の研究が迷走気味であり、ほかの誰もが寄生虫にたいして興味を示していないので、
現在日本では寄生虫病としての治療をしてくれるところはありません。
ただ、西出先生が「しんどい病」にフラジール(駆虫剤でもある)が効果があることを発表されており、
自己責任のもとで治療も行われているようです。  
また、その結果を提示してほかのお医者さんでも一部治療が行われているようです。
かわったところでは、ある患者さんでピロリ菌除菌で回復した人がいるそうです
(フラジールが使われた可能性がある?)。
ただ、これらの場合、薬によって寄生虫が少し弱り、そのため体調が改善したので、
虫が死滅したとはとても考えられません。

ここまで読んでこられて、この寄生虫を殺すのは非常に難しいらしいので、治療をしても無意味では?
と感じられた方々も多いと思いますが、一般に薬の使用により虫が弱ると症状は大幅に改善します。
その意味では、駆虫剤による治療は一つの選択肢かもしれません。

ただ、一般に馴染みのない駆虫薬を使うのは非常に抵抗があり、普通にはとても受け入れられない
でしょう。
また、スパトニンのように薬を使用していると虫の感受性が高まり、何度目かに服用したら
虫が大暴れをして、服用者がひどい目にあうこともあります。

以下、ハーブによる治療法を書いておいたのですが、問題があるかも知れないので削除します。

6.結論
CFSに関しては、多くの説が発表されていますが、どの説でもあまり説得力がありません。
ここでは、寄生虫説を取り上げてみましたが、かなりの説得力があるのではと考えます。
多くの方々が、この説についても興味を持って下さり、CFSの解明に役立てば幸いです。


濾過法による測定
ろ過法による寄生虫の検出法を開発したので検査が非常に楽になりました。
1.唾液を1ml程度ストローで容器に採り、メチレンブルー水溶液を一滴加え、良く混合後、
 しばらく放置します。
 メチレンブルーは、目薬の容器の様なものに入れ、一滴を加えます。(入れすぎ不可)
 濾過直前に、水を加え10ml程度にし、良く混合します。
 唾液は朝起きた直後に採取するのが良いようです。
2.適当な大きさに切った濾過用シートを、折りたたんだ新聞紙の上に広げ、水をたっぷり含ませます。
 その上に薄めた唾液を流します。
 (急速に液がシートにしみこむと、虫も一緒に細孔に入ってしまうのを防ぐため)
3.しばらくして、シート上の液体が無くなったら、ルーペで観察し、青く染色された虫を探します。
 見つかったら針の先で引っかけて取り出し、水を一滴たらしたスライドグラスに移します。
4.顕微鏡があれば観察します。

使用したシート アイオン株式会社製、プラスセーヌ 0.06mm(60ミクロン)の微細気孔で
水分を急速に吸収します。(再使用できます)
赤、黄、青の3色がありますが、青く染色された線虫を見つけるのには黄色が適当です。
シートは43X32cmとかなり大きいので、適当に切って使って下さい。カー用品売り場 1380円。

メチレンブルー水溶液は、金魚の白点病治療薬としてペットショップで売られています。約500円。

測定に使ったもの


シート表面を薄く切り顕微鏡でみたもの。
表面の孔経は大体0.04mmで、中はずっと大きな空洞が開いている。



シート上の線虫を探したり、針先に引っかけて取り出すのに便利な装置を作りました。
倍率15倍のルーペに高輝度発光ダイオードを2つ付けた物で非常に便利です。



スライドに取り出した試料は、乾燥後、瞬間接着剤を一滴加え、カバーグラスをかけて固定しています。
これで、後から見てもあまり変化無しに観察できるようになりました。

見つかったものを針で引っかけて取り出したのですが、途中で切れてしまいました。 09/9/23


頭の部分を拡大してみると、大きな口があり、まわりからつのが3本でています


切れた反対側、つのがあります。


後で、同じサンプルのつのの部分を撮影、同一平面上にないので、全体のピントを合わせることはできませんでした。



比較のため、消えてしまったKlapow先生のオリジナルの図をあげておきます。



シートに引っかかったものを針で取り出す時大分痛めてしまいました。 09/9/30



かなり崩れた虫体が見つかり、瞬間接着剤で固定し、口の部分を見てみました。
3つとも同じサンプルですが、焦点や照明の調整でかなり変わります。 09/10/9



かなり崩れたサンプル。2020は拡大率最小で撮影。隣のスケールは、拡大率最小の画面で共通に使える。
2019はかなり鋭い角がある。 2021では、牙とでも言うべき鋭い角がある。 09/10/17


新しい虫が見つかったので入れ替えました。


(シート上のゴミの様な黒い点々の一例。 09/11/8 )



次に、スライドの水滴の上にサンプリングしたものを顕微鏡で見たもの、ゴミの種類をあげておきます。


2366は口から排泄孔まで揃っているが、それ以外は殆ど無くなった物。
2294は典型的なゴミで真ん中に芯になるものがあり、そのまわりに何かあるもの。
2396は虫の一部が切れてできたらしい物。などがありました。 測定は11月末で終了。

結果のまとめ
9月末から11月末まで、ほぼ毎日唾液中の線虫の検査を行いました。
その時、9月末から10月末まで足の裏にダマリンを塗布しました。
その結果、はじめの頃はかなりちゃんとした線虫が見つかったのですが、次第に発見されなくなり、
崩れたものばかりになり、10月末ではそれらも減少しました。
そこで、ダマリンの使用を止めたところ、2週間ほどでまた線虫が発見されるようになりました。
これは、幼虫はいなくなったが、親虫は生きているためと考えられます。
その後、またダマリンを使用したら同じように線虫は発見されなくなりました。
11月末では、シートに引っかかるゴミの量も激減しています。

所で、親虫を殺すため駆虫剤を投与したらどうなるでしょうか?
参考になりそうな記事がネットにありましたので、掲載しておきます。
これで見ますと、親虫の駆虫はかなり大変なようです。


ウェブサイトでの情報
こんにちは
 私はこのサイトは初めてですが--しかし、だれかが私の現在の事情をいくつか解明できるのではと考えました。
私は現在、ME/CFSから回復してきていますが、最近のテストで、
CPnとc. pulmoni寄生虫において陽性と判断されました。

私は、寄生虫のためにイベルメクチンの一連の投薬を受け、その後、CPnのためにCAPを始めることになっていました。
けれども、イベルメクチン投薬の後期になって、真実の所は分かりませんが、私と私のお医者さんが考えるところの
"ダイオフ反応"を起こしてしまいました。
私は、事実上CAPを始めることができなかったので、CPnの"ダイオフ反応"とは考えられませんが、
ほかにこの様な不快な"ダイオフ反応"があるのでしょうか?

とにかく、私の兆候は、極端な目眩で、3週間の間横たわることもできませんでした。
24時間厳格な体育訓練を受けたような感じの筋肉痛がありました。
あるいは、多くの野球バットで打たれたような感じでした。
4日目ごと位に、私は2、3時間凍り付くほど寒くなって、暖まるため2つの羽布団を使っていました。
それに呼応するようにランダムな視覚異常をきたし、説明するのが難しいのですが、何人かの人々に説明したところ、
偏頭痛を伴うことが多いものに例えられました。(閃輝暗点のことらしいです)
目を閉じた時、穏和なダンスをしているようなパターンを見ました。
私は、ゆっくりですが、これらのすべてから回復してきています。
そして、再びそれらが起こることは無いようです。

それらの目眩は、私が制御するのになれている古典的なMEの兆候ではなく、
私がMEで全く経験したことのない種類のものでした。
これらのことは、人々が経験を持っているものの種類のように聞こえますか?
それらのことは、古典的な"ダイオフ反応"の兆候のように聞こえますか?
もし私の兆候が"ダイオフ反応"の連鎖の結果であるなら、現在私はどの薬も使っていないので、奇妙ではありませんか?
(これに対する一つの答えとしては、イベルメクチンが寄生虫を殺し、それがバクテリアと戦うための免疫機能を抑制し、
そのため私の免疫機構がCPnと戦うことを放棄したのでしょうか?その様なことがありうるのでしょうか?)

また、それらが"ダイオフ反応"であるとしたならば、解毒を助けるために何か私が取ることができるものがありますか?
私のお医者さんは、助けを求めてネットで調べてみたら?と言っているのですが。
もし、それらが"ダイオフ反応"でないとするなら、いったい何なのでしょう?
どんな提案もありがとうございます。

Cpn Chlamydia Pneumoniae
CAP Combined Antibiotic Protocol
(ダイオフ反応 体内で寄生虫等が死滅したため、それが持っていた毒素成分が体内に一時に放出されるための悪反応)


また、「しんどい病」でフラジールで調子が良くなるとのことで、関連がありそうな記事もあったので載せておきます。

フラジールによる 気力高揚
皆さんこんにちは!
私は2番目の少量のフラジールの パルス投与を行いました。
最初に、1個の錠剤を服用しました。 私は3日間 1,400mgのフラジール投与を行い、4日目に私は2個の錠剤を
飲みました。 そして、5日目に、3個の錠剤を飲みました。  昨日は私の最後の日でした。
フラジール投与のもとで、私はずっと多くのパワーと、より少ない痛みとなり、不思議に思っています。
もちろん、私はこのコースの後で、悪い状態が再現するかもしれないのを知っています。
しかし、なぜ 私はフラジールで気持ちよい経験をしたのでしょう?
アポトーシスが始まる前に細胞がうまく働いたのでしょうか?
全く不思議です? だれか同じように経験をされた方はいますか?
それでは
Cesare


しかし、フラジールを長期間使用していると調子が悪くなることもあるようです。
私は、虫が弱るか、死滅したためと考えていますが!

フラジールによるダイオフ反応―どうして遅れが生じたのだろう?
 皆さん、こんにちは
フラジールのパルス投与2回目で、私はこのことをいぶかっています。
私は最初の週などにフラジールを投与後いくらかの兆候を感じましたが、真のダイオフ反応の兆候は
かなり後までありませんでした。私は、3日のパルス投与をはじめ、そして10から13日後になって
その兆候は非常にひどくなり収まる気配がありません。
私がベッドに横たわっておれたとしても、痛み、衰弱などがあります。
私が知りたいのは、最初に投薬した後、なぜ兆候が遅れて生じたか?です。その間なにがあったのでしょう?
Cpn細胞が死滅するのにそんなに時間が必要なのでしょうか?あるいは何かの"臨界量"があるのでしょうか?
いくらかの人々は、ダイオフ反応はすぐに感じるのを知っていますが、多くの人々では兆候が最悪になるまで
しばらく待たねばならないのを知っています。
どなたか、その理由をご存じでしたらぜひ教えて頂きたいのですが。
Blackfoot
M.E./CFS 歴 間欠的に20年。


ただ、駆虫剤が十分に奏効すると、非常に調子が悪くなった後、本当の元気を取り戻せるようです。
免疫システムに関する部分は、Klapow先生の説で、間違っていると思われます。
実際には親虫が死滅したための反応と考えられます。

私は、C.Pulmoni寄生虫陽性と診断されて、それに対しW.博士の下に駆虫剤であるイベルメクチン投与を受けました。
私は、私をCPn感染まで至らせたのは寄生虫のせいであると個人的には信じています。
しかし、主な問題は、確実に関係づけられたCPnです。寄生虫は免疫システムを壊し、
バクテリアの感染力を撃退できないようにします。
そして、他の感染力に無防備な状態にします。
私の場合、寄生虫の駆除を行ったところ、私の免疫システムがCPnに対して無防備の状態になったため、
メチャメチャに悪い感じになり、porphyriaとエンドトキシン(内毒素)反応から逃れるのにもがき苦しみました。
しかしながら、私はもうアレルギーにかかっていません。そのことは寄生虫感染を取り除くのに加えられたボーナスです。
事実上、私がCFSになっていなかたら、一生涯、アレルギーにかかっていたでしょう。
医師は、寄生虫感染を除かなかったなら、私のアレルギーは数年間次第に悪くなっていたかもしれないと何度も言っています。
それで私は、いかに多くの人達が、寄生虫感染の処置をしないために、アレルギーで苦しめられているのではといぶかっています。
C.Pulmoni寄生虫はストレスホルモンを出させるでしょう。そして生涯をそれと暮らし、CFSから抜け出せないでしょう。
私のアレルギーは私のハイ・ティーンでは、より悪くなり始めました。私が、CFSになったのは、30代でした。
イベルメクチンの投与量はどの程度だったでしょうか。
非常な副作用を感じる前に、私は、9x12mgの投与を受けました。

 Porphyria
A group of disorders caused by abnormalities in the chemical steps leading to heme production.
Can be acquired via use of certain medications. Symptoms include muscle weakness, diarrhea, seizures, constipation & mental changes. 
ヘム製造にかかわる化学段階で、異常が起こることによる一連の障害。
ある薬物療法の際に起こります。
 兆候は筋衰弱、下痢、発作、便秘、および精神的変化を含んでいます。
ヘム
身体器官に必要な活動的分子。 一般に血液、骨髄、および肝臓で見いだされる。
血液中で酸素を運ぶ分子のヘモグロビンなど。

Flagylに関して次の様な投稿があったので、表題だけあげておきます。
Is it just me or does Flagyl still make any of you deathly ill?
私はFlagylで死にそうになりましたが、私だけでしょうか、他にもそういう人がいますか?
FMS/CFS 1995.とのこと。


Klapow先生のC.Pulmoni関係の記事を調査

ネットでKlapow 先生のC.Pulmoni 寄生虫に関する記事を調べてみました。
Klapow先生の発表の要点は「CFS患者の63%の痰から未発見の寄生虫が見つかったが、
対照群では検出されなかった」と言う物で、そのまま解釈すればCFS患者の63%は
この寄生虫病であることになります。この説が正しいならば、CFS研究にとって革命的なことになります。
所が、この説に対して多数の疑問が寄せられているようです。

その原因を調べてみました。
1.痰の中から虫を調べるのですが、Klapow先生しかそれを行えないこと。
  しかも、一つの虫を発見するのに50~100時間もかかってしまうので多くの人々で調べるのが不可能なこと。
2.Klapow先生が以前に虫の形などを発表したネット上の記事が殆ど消えてしまっていること。
3.寄生虫が肺にいると考えていますが、これは非常に考えにくく、ことにイベルメクチンなどの駆虫剤を
  使った時の反応の説明が常識を逸していること。
  などがあげられそうです。

この寄生虫の検査方法としては、
英国での新しいテスト法ですが、3つの検査用スライドが送られてきて、それぞれに1滴ずつ血液をつけ、
それらを郵送するそうです。 それは60ポンドの費用がかかります。
検査は特殊な顕微鏡でおこなうらしいのですが、虫そのものではなく、虫に関係する物を調べるようです。
ただ、それを信じている人は殆ど無いようです。

この寄生虫説に対してもっとも否定的な意見を持っているのは、マーシャル・プロトコルで知られている
マーシャル先生のようです。
一部省略
虫仮説はばかげています。
それは、科学的なフォーラムでテストされていません。
Klapow博士のような人が、このような試されてない考えを出したとき、彼らは社会に巨大な危害を与えています。
CFSを患っている人々は、それでも新しい治療法を求めてさまよい、それらを試みた後でも相変わらず
病気に悩まされています。
その間、この病気を引き起こすバクテリアは増殖し、そして、患者の最終的な回復はさらに難しくなります。
我々がこれまで成し遂げてきた進歩を過小評価するという間違いをしないでください。
たとえ病気があなたの心を曇らせているとしても、あなたの将来はあなたの冷静な頭脳にかかっていることを・・・。

マーシャル・プロトコルとは?
サルコイドーシス,ライム病,慢性疲労症候群,線維筋痛症,SLE,リウマチなどの治療法で、
マーシャル先生が考案されたもの。
薬には、Minocyclineなどを使うが、単に薬を与えるのではなく、かなり面倒な決められた手順で治療を行うらしい。

サルコイドーシスとは?
サルコイドーシスは原因不明の他臓器疾患で、肺門リンパ節、肺、眼、皮膚などの他、神経、筋、心臓、腎、骨、
消化器などの臓器も犯されるとのこと。

他のフォーラムなどでもKlapow先生の評判は芳しくないようです。
Dr. Klapow はこの寄生虫説を推し進めているたった一人のDr.です。
Marshall protocolで知られているDr. Trevor Marshallはこの説を屑と言っています。
私はCFSではありませんが、微生物研究所で働いているので、私はこれに興味を持ちました。
私は、より多くの医者達や、これを支持する研究が多くでてくるまで、この寄生虫にはかかわらないでしょう。



Klapow先生の寄生虫説の最大の欠点は、その検出が難しく、50時間~もかかることです。
それに比べると、私の開発したろ過法では、ほんの数分で虫を検出できます(ろ過などの操作時間を除く)。
この方法で、多くの患者を調べたら、おそらくCFS患者の2/3が寄生虫病であると簡単に分かると考えています。

当時は唾液中の寄生虫を調べれば、病気が分かると考えましたが、
その後多くの種類の虫が検出され、結局この方法は病気の診断には
使用できないと判明しました。

所で、「CFS患者の唾液の中に虫がいます」などと言われたら多くの人がショックを起こしそうです。
その意味で、この件はタブーかも知れません。
このタブーをどのようにして突破していくかが今後の最大の課題になりそうです。

この唾液中の寄生虫の検出法については、日本では殆ど誰も興味を示してくれません。
そこで、英語でホームページを作り、第3者を通してKlapow先生に見て貰うことにしました。
その結果、見て貰うことに成功したようです。
Klapow先生、頭の固い先生のようですが、今後どのように活動されるか!
 興味をもって見守って行きたいと考えています。

この寄生虫に対する駆虫剤による治療は、2008年頃まで行われており、報告もあるのですが、
かなりの副作用が出た場合、Klapow先生のモデルでは説明できなかったため、現在では殆ど
行われていません。

その後の追加分 2012/3/4
薬物療法によりCFSから回復した症例報告
Aさんよりの情報
発端
1月19日に「私はC. pulmoniと若干の他の共同感染により大変な時期を経験していて、
あなたのウェブ・ページが非常に貴重であるとわかりました。」ありがとう!
あなたがC. pulmoniとそれに対応した私自身の経験に関して私と通信したいと
思うならば、返事をください」とのメールがありました。
OKの返信を出し、その後、最後まで21通のメールがあり、ほぼ同数返信しています。
この方は、米国在住、43歳の男の方でAさんとします。

最初の頃は、卵を殺すにはどのような駆虫薬が良いとか、この駆虫薬とこれを組み合わせると非常に
危険であるとか、Aさんが重要と思うことを知らせてくれました。

治療
治療に使ったのは、私が約40年前に用いたフィラリアの治療薬、スパトニン( Diethylcarbamazine)で、一回目
(数日間にわたる一連の服薬を一回とする)は次の様でした。
3日前スパトニンをし始めて、若干の変化に気がつきました。1月31日(メールを受信した日付)
- より良くてより長い睡眠- より良い消化
- より規則的な便通など。
二回目も一応無事にすんだようです。
私はスパトニンをし終わって、確かな改善を感じました。

所が三回目になると、私と同じで散々な目に会ったようです。2月28日
私はスパトニンをし終わりました、
そして、今日、私は激しい痛みでいます。
腹部と背中の筋肉の私の左側は、これまでにない方法で痛みました。
私はかろうじて歩くことができるか、座ることができます。
そして、私がくしゃみをするか、咳をするならば、痛みは私の腹部と背中で耐えられないです。

この理由に関しては、「前の二回の投薬で成虫に薬に対する過敏症の性質ができ、三回目で異常に反応した
ため」との説明で納得してもらえたようです。
また、この様な反応を起こすのは親虫のためであるとの私の説にも同意してもらえたようです。

私が約40年前に同じ薬でほぼ同様の症状を呈した事を考えると、Aさんと私に感染していた寄生虫は
ほぼ同じものと考えられます。

次にAさんは、成虫を殺すためにスパトニンと別の駆虫剤(Mebendazole)を組み合わせて投薬を行ってみました。
その結果はもっと大変だったようです。4月19日
私はおよそ12日前にスパトニン+別の駆虫剤を投与し始めて、それを8日間続けました。
その結果は全くひどい状態で、至る所、特に私の肝臓、腎臓、背中、関節、筋肉で恒常的な痛みを感じていました。
それは地獄でした。
そして、私は医療がまったく助けになっていないと思いました。

ただ、その後のメールによりますと症状は大幅に改善したようです。
全体として、私の徴候は良くなっています。5月13日
私には、体中にもはや苦痛がありません。
しかし、時々腹部にちくちくと少しの痛みを感じますが、しかし、それさえこの頃非常に珍しくなっています。
結論として、私は非常により良くなっていますが、将来必要を感じるならば投薬を繰り返さなければならない
かもしれません。
6月26日のメールでは、病は完治ではないものの、可なり良い状態とのことです。
また、8月23日の21通目は、一応完治したと考えられるので、これ以上メールの交換は不要では?
との問いに同意しますとの最終便です。


このメールによる交信の過程で多くの貴重な情報を得ることができましたので、以下少しあげておきます。

Aさんは、この以前にもフラジールによる治療を行っています。
私は、一年前C.pulmoniを全部殺したいと思い、フラジールを服用しました。
私は、15日間、一日三回、750mg、を服用しました。
そして、約10日後にそれを繰り返しました。
それは非常に厳しかったです。私はフラジールによる病気でした。
しかし、私は生き残りました。

「しんどい病」でもフラジールを使いますが、効果があると感じるのは初めのうちだけで、
長期間使うと副作用が出てくるようです。
しかし、それでもフラジールで成虫を殺すのは困難なようで、使用を止めてしばらくすると病状は元に戻るようです。

最近、インターネットでイベルメクチンについての報告があります。
イベルメクチンは、いくらかのCFS患者の病状を改善するのに使われている駆虫剤であり、
それはC.pulmoni病に対して試みる価値のあるものでしょう。
この点に関してAさんに問い合わせたら、効果はあるがしばらくすると元に戻ってしまうとの事でした。
残念なことに、 誰もイベルメクチンで完全に治癒しませんでした。
イベルメクチンを使った人々はすべて最初は治ったと思ったようですが、後にすべての兆候が元に戻ったそうです。
彼らのほとんどは、徴候をいくぶん順調にしておくために定期的に投薬をしなければならないようです。

他の駆虫剤を含めて、投与後しばらくは成虫が弱り身体への悪影響が少なくなるため病状は好転しますが、
虫が非常に弱って来ると反対に症状は悪くなります。
成虫が死滅するとかなり大変な症状になりますが、これらの薬のみではそこまでは行かないようです。



Aさんは、このC.pulmoni退治に大変な情熱を持っており、色々な治療を行っており、上記がその経過の要約です。

これで見ますと、このC.pulmoniによるCFSを治すにはかなりの苦痛に耐えなければならないようです。
また、この苦痛は薬そのものの副作用では無く、虫が死滅する過程でのものなので、
副作用の無い薬の開発は無理でしょう。
それ故、この寄生虫によるCFSの患者は、この苦痛に耐えて治療を行うか、現在の病状を受け入れて
ずっと我慢するかの選択を迫られそうです。

もっとも、寄生虫を完全に駆除できなくても、薬により少し弱らせた状態を保つことはできる
ようです。
それにより、ほぼ日常生活に影響の無い程度のQOL(生活の質)を得られるでしょう。

また、C.pulmoniによる寄生虫病等と言うと自分には関係ないと思われる方が多いと思いますが、
私はCFS患者の2/3はこの病気と考えて居ます。

CFS国際会議でのKlapow先生の発表

Ottawaで開かれていた国際会議(The IACFS/ME Conference in Ottawa: Sept 22-25, 2011)
 の要旨が発表されました。
私が注目していたKlapow 先生の研究内容が分かりましたので要約しておきます。
CFS患者の鼻腔洗浄液を調べたら生きている慢性型の線形寄生虫が見つかったと言う物です。
方法は、暖めた生理的食塩水60mlを一つの鼻孔から注入、別の鼻孔から出てきた物を集めます。
それを暖めたまま試験管に移し、底に沈殿した虫体を特殊な顕微鏡で観察します。
その結果、身体や内臓の動きも観察されました。

また、以前痰検査によりCFS・C.Pulmoni寄生虫が検出された人達4名についてこの方法で検査したら
いずれも陽性でした。
この寄生虫は薄いエタノール溶液で殺虫することができます。
鼻腔洗浄液を使用する研究は、以前に報告した、CFS感染症に関係のある統計的に有意な盲検法による
痰分析と関連づけるため計画されました。

私の疑問点
以前、痰の中から発見された物と同じ虫なのか?
Klapow先生はこの虫に別の名前をつけていますが、痰検査で陽性だった人は今度も陽性とのことで、
おなじものだと思います。

また、成虫か、あるいは幼虫かについては述べていません。

最近、中国でCFSに似た奇病が発生し、日本にも入ってきています。
これは、唾液感染するらしいということですが、生きている虫が見つかったことは、この寄生虫
による病気の可能性もありそうです。「陰滋病」(陰性エイズ)と言われているようです。


2012/3/20からダマリンを中止、新しく虫の検査を始めました。
その結果、より分かりやすい画像が得られたので、一部差し替え、Klaow 先生のオリジナルな
図も加えました。






2013年9月新規に追加

ごく低容量の駆虫剤使用による、寄生虫に原因するCFSの診断と治療
CFSの原因としては多くの物が提案されており、Klapow先生の寄生虫説もありますが、
虫の検出があいまいなこと、駆虫剤の効果が副作用のみで殆ど無かったことなどで、
現在は殆ど取り上げられておりません。
そこで、ごく低容量の駆虫剤(通常の1/20程度)を長期間使用して実験したところ、
病気の検出、治療などに役立ちそうな結果が得られたので報告しておきます。

使用した駆虫剤は、一錠中にクエン酸ピペラジン0.3g、サントニン 0.02gを含んでいます。

投与を始めたのは2012年はじめからで,日にちと投与量は次のようになります。
1月
  4日 1/4錠、5日 1/2錠、 6日 1/2錠、 7日 1錠、 9日 1錠、10日 1錠、11日 1錠
  16日 1/2錠 
2月
  1日 1錠、5日 1錠、11日 1錠、18日 1錠、23日 1錠、29日 1錠
3月
  7日 1錠、12日 1錠、17日 1錠

約1ヶ月間唾液中の虫検査。この間投薬は中止。

4月 
 20日 1錠、25日 1錠、28日 1錠
5月
 4日 1錠、7日 1錠、9日 1錠、11日 1錠、14日 1錠、16日 1錠、
 17日 1錠、20日 1錠、22日 1錠、24日 1錠、27日 1錠、29日 1錠
6月
 2日 1錠、4日 1錠、7日 1錠、16日 1錠、19日 1錠、26日 1錠
7月
 1日 1錠、3日 1錠、6日 1錠、8日 1錠、10日 1錠、12日 1錠、14日 1錠
 16日 1錠、19日 1錠、24日 1錠、26日 1錠、31日 1錠
8月
 5日 1錠、10日 2錠、20日 2錠、26日 2錠、30日 2錠
9月
 4日 1錠、6日 1錠、8日 1錠、10日 2錠、13日 2錠、20日 2錠、24日 2錠
10月
 5日 2錠、9日 2錠、14日 2錠、20日 2錠、24日 2錠、29日 2錠、

23日虫検査 


効果と副作用など
1.最初に1/4錠を使用した段階で、胸部で大分虫が反応していた。
 私は、虫は下腹部にいると思っていたが、かなりの部分が胸部に来ていたらしい。
 以前、虫は弱ってくると下流(胸部)に動いてくると感じていたが集まっているとは考えていなかった。
 その後、薬を増やすと胸部の虫がかなり反応していたが、あまり苦痛ではなかった。
2.歯医者で歯石を取るときの歯茎よりの出血がほとんど無くなった。
この出血は50年間ずっと続いており、歯医者では歯磨きをしっかりするように言われていたが、
全く効果が無かった。
それが、駆虫剤を使用したら短時日(1から2ヶ月)で治ってしまった。
 当時は、毎月歯医者に通っていたが、歯茎の状態が非常に良くなったとのことで、3ヶ月ごと
に変わった。(2012年3月15日)
2013年8月現在出血は再発していない。

寄生虫に起因するCFSの診断
ごく少量の駆虫剤の使用により、多くの症状で改善が見られた。
歯茎よりの出血が無くなった。
薬の使用により、疲労感は殆ど無くなり、運動した後に普通の疲労が見られるのみになった。
また、何もしたくないと言った倦怠感も無くなり、積極的に何かをするようになった。
これらは、投薬後あまり時間がかからずに見られた物で、寄生虫によるCFSの診断に
使用できると考えられる。


6.薬を飲んでいると不快感がでるようになった。
  虫が弱ったために動けなくなり、リンパの流れが阻害されたためかも知れないと考えている。
  ただ、それほどひどいものでは無く、薬の量や間隔を変えたり、マッサージをしたりで制御可能。
  不快感は続いているのではなく、好調な日もあれば、不調な日もあった。
7.耳の穴が非常に痒くなることがあり、初期に強かった。
  薬を飲んだときとは関係なく、虫が弱ったときに関係があるかも知れない。
  3月15日には耳の外まで痒くなった。5月24日、27日も痒かった。
8.年のせいかもしれないが、髪の毛が薄くなった。
10.薬による虫の死滅らしき兆候は時々観測された。
 9月10日にはかなり痛みを感じ、ことに夜寝ているときに強く感じる。
 この時は、夜中に起きてマッサージ椅子を使った。
 かなり大きな物は、薬を始めて10ヶ月も経って観測されたが、この時は3~4日間不快感が続いた。
 リンパ系の中で虫が死滅するとその残渣処理に時間がかかるらしい。
11.10月20日頃前立腺関係やその他の症状が非常に良くなり、尿のでる勢いも増した。
 この状態は、10日間位続いた。
 10月29日に寝ていると鼠径部のあちこちで、弱い痛みを感じた。
 31日頃になって、痛みの場所が鼠径部から腹部に移り、かなり強く感じるようになった。
 11月1日には、痛みが寝ていると腹部全体で非常に強く感じる様になった。
 2日には全体としての腹部の痛みは減少したが、右腹部(盲腸部?)の痛みが残り、
 かなり後まで続いている。
 痛みの原因物質は胸部に向かって移っていき、そこに到達すると余り感じなくなる。
 この時は、下腹部の前立腺に近い部分にいた成虫が死滅したと推測される。
これで体調は大幅に改善し、非常に喜んで薬の使用を中止してしまったが、
これは最大の失敗だった。
この後残った虫が大暴れをして散々な目に遭った。
全部の虫が死滅するまで薬の使用は必要である。

 その後も、成虫の死滅による残渣処理と見られる痛みがあったが、次第に減少してきている。
 ただ、今度は残った虫によるらしき消化管の不調がおき、食欲不振、便秘などで悩まされた。

2012年11月21日より
消化管の不良が次第に強くなり、お腹の下の方が張った感じがする。
食欲不振、ゲップがでて時には嘔吐も少しみられた。
唾液の分泌が極度に悪くなり、パンなどをそのまま食べられず、水で流し込む感じの時が増えた。
時には声帯までもが乾燥して声を出しにくくなることもあった。
便秘の兆候もあり、コーラックを、食欲不振にはセルベール、キャベジンなどを処方した。
時にはおかゆを、また、カレー、シチュウーなど水分の多い物でご飯を食べた。
栄養補給に一番役だったのが牛乳で多量に飲んだ。
食事は一日2回の時が多かった。
1月13日では体重が5kg減少していた。
体調が悪く、身体から力が抜けていく感じで、寝ているときが多かった。

2013年3月4日より
体調はあまり良くないが、左腹部の下の方から成虫が上がってきて腹部にとどまった感じがある。
この部分から、有毒物質がでているらしく、両足に熱感があり、その後足の甲が腫れ、
靴を履けなくなった。
また、喉の奥の方からの異常感により臭覚異常、味覚異常が生じ、スーパーなどで
店の臭いが非常に強烈に感じられた。
また、食べ物も、本来の味と違って感じられ、非常に不快だった。
3月末から4月半ばまで体調不良で日記も休んでいる。
体重は10kg減少した。

5月26日頃唾液の分泌も非常に良くなった。
6月20日頃から駆虫剤を毎日1錠ずつ服用。
足の腫れ、臭覚異常、味覚異常などが徐々に改善している。
8月1日頃体調はかなり良くなり、何かをやろうとの意欲が出てきた。
9月1日頃に虫による異常はかなり改善された。

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この病気の原因となっている寄生虫は、かなり大きな成虫が下腹部などのリンパ系におり、
そこから幼虫がリンパを通して全身に広がっている可能性が強い。
この寄生虫は米国のCFS患者の物と同じ挙動を示しており、ローカルなものでないと考えられる。

途中からの経過、考え方について私のブログに記述しています。

コメントなどありましたら、私のブログまでお願いします。




最終更新日2017年1月(改訂中)