WOWOW「グリーン&ブラックス」2019

【突撃!G&B】第二十七回☆グリブラの裏側全部見せます!? 祝!グリブラ放送2年を完走! そして3年目へと走り出します!

2019/03/31


 

<左から>夢咲ねねさん、井上芳雄さん

 
WOWOWオリジナルミュージカルコメディ福田雄一×井上芳雄『グリーン&ブラックス』、通称グリブラの3月30日放送#24、いかがでしたでしょうか。グリブラが発進してまる2年! その記念すべき年度末を締めくくるにふさわしい、ミュージックショーの豪華ラインナップでしたね~。

ハイ、ここでおさらいです。濱田めぐみさんによる『あんなひとが』(『ジキル&ハイド』より)、鈴木壮麻さん&石川禅さん&加藤和樹さんによる『諍い』(『タイタニック』より)、そして我らがプリンス芳雄さんと、グリブラ初登場!夢咲ねねさんによるデュエット『ミー&マイガール』(『ミー&マイガール』より)の名曲3曲でございました。今回の突撃連載では、濱田さんの胸に沁みわたる絶品ソロ、そしてどこを切り取っても可愛い!そんな芳雄さん&ねねさんのデュエットに迫りたいと思います。

 
まずは『あんなひとが』。濱田ルーシーの復活です! 

石丸幹二さんが鹿賀丈史さんからバトンを受け取って、ミュージカル『ジキル&ハイド』の主演として登場したのが2012年のこと。それと同時に濱田さん演じるルーシーも誕生したのでした。濱田さんの歌収録は、ご自身が歌いこなしてきた楽曲が多いという理由もあるかと思いますが、とにかくスムーズで、早いっ。「本番の舞台のまんま!」と聞き惚れるクオリティの歌唱を、音合わせからリハ、本番とまったくブレずに連発できる実力に、あらためて感動し、ひれ伏すのみ…。しかし、伏してる場合じゃないっ。いつも明朗快活、グリブラの現場を心から楽しんでいる濱田さんに突撃です。今回も素晴らしかったですう〜!

 

濱田 いい曲ですよね〜これは! 久しぶりに歌ったけれど、曲がものすごく体に入っていました。私は、石丸さんの初演(2012年)と、二回目の公演(2016年)でルーシーを演じました。やっぱり、曲の前後の芝居のことを思い出しますよね。この曲はルーシーが精一杯のオシャレをして、ドキドキしながらジキルに会いに来て、初めて人に振り向いてもらえた!と喜ぶんですよ。
 

濱田めぐみさん

 
そのトキメキが可愛らしいけれど、その後のルーシーの悲劇を思うと果てしなくせつないですよね〜。
 

濱田 ホントに〜。その悲劇の前に歌う、『新たな生活』という歌もいい曲なんですよ。「私にはできるんだ、何だってできるんだ!」って言った直後に、勇気をくれた人の別人格(ハイド)に惨殺されるって、どうなのよ〜〜!!っていう。

 

 
悲しい話だけれど、めぐさんのお話し振りが面白い…(笑)。今日の収録の手応えはいかがでしたか?
 

濱田 全然緊張もせずに、気持ちよく歌いました。舞台もそうだけど、緊張しないんですよね。何かもう、どう見られても怖くない、そんな気持ちなんですかね〜。役の中に埋没して、観てくださる方がどう感じるかということに、すべてを委ねているので。まあ若い時は「どう見えているのかな〜」なんて気にしていたと思うけど、今はもう全然! どう思われても全部、委ねます!って感じです(笑)。その曲が持っているニュアンス、色味、また五感以外で感じられるもの…。そうしたものをお届けできたら、ってことしか考えてないですね。

 
そのシンプルでクリアな思考が、心震わす歌声の源なんですね…(感嘆!)。今日の一曲について、視聴者の皆さんへ向けてもう一言!お願いします。
 

濱田 久しぶりに歌ってみて、やっぱりルーシーって純粋だし、つねに光を見よう!としている女性なんだなということが、あらためて手に取るようにわかりました。そうした希望みたいなものを、あの曲から感じていただけたらなと思いますね。私も今回歌ってみて「あ、そうだ!」って気づくことがあったので。本当に不思議なんですが、この曲は歌いながらわかることがすごく多いんです。舞台の公演中も毎回発見があって、「あ、そうだ! そうなんだ!」って思いながら歌っていたんですよ。

 

 
そうなんですね〜(感嘆その2!)。ミュージカルを何度もご覧になっている方にも、グリブラで初めてこの曲に出会った方にも、何か気づきをもたらす一曲になったのではないでしょうか。ありがとうございました!

 

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芳雄さんとねねさん、
隅から隅まで可愛いづくし!なデュエット披露

 

 

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