WOWOW「グリーン&ブラックス」2019

【突撃!G&B】第七回 グリブラの裏側全部見せます⁉▷ #14コント編~プリンスにまさかの危機が訪れた!?~

2018/05/27


 

グリーン&ブラックス

 
さて、皆さんがほぼ着席されたのに、愛原さんがずっと立ったままでいるのはなぜ? あっ、なるほど! 柚希さんが座られるのを待っているのですね! いつも芳雄さんのブラックトークを鮮やかにかわし、コメディドラマではチャーミングな“やらかし”をしでかす愛されキャラの愛原さん(名前のとおり)ですが、先輩への敬意を慎ましく示す姿勢にジ〜ン…。柚希さんが現れたら、途端に愛原さんの笑顔がパッと華やいで、こちらもお二人仲良くご着席です。さあ、皆さんよろしくお願いします。まずは柚希さん、初めてのコメディドラマ、いかがでしたか?

 
柚希「初登場で、すっごく楽しかったです! 自分が進めていかなきゃいけないような内容だったらできなかったと思うんですけど、皆さんに助けてもらいましたので、なんとかできたかなと(笑)」

 
愛原さんとのやりとりに、“いつもの二人”といった空気感があって、さすがだなと。

 
柚希「はい、結構ひさしぶりに会ったんですけど、やっぱり安心しますね。宝塚では組が違ったんですけど、トップ同士の時に一緒に踊ったことがあって…」
愛原「そうなんです。本当に一回だけ、一場面だけなんですけど。台本を読んで、画像を探してきました〜」

 
なるほど、スマホの画像はそれだったんですね! 2009年に上演された『タカラヅカスペシャル2009〜WAY TO GLORY〜』のワンシーンだそうです!

 
柚希「私も、二人だったら絶対にあの場面だから、あの時の話をしようって思ってたから!(隣の渡辺さんに)タカラヅカスペシャル、知ってる?」
渡辺「あっ、タカスペ! 観たことあります! 宝塚、大好きなんです!」

 
おお、まるでドラマの延長のように女子トーク再燃! この結束力によって、芳雄さんは悲しい思いを…(笑)。

 
井上「本当に! お芝居とわかっていても心が折れそうでした。たぶん帰りの車の中で涙が出ると思います。(一同爆笑〜)いや、ホントに傷つくんだな〜と思って。これまでこういう扱いをされたことがなかったから…、そんな自分の生き方を反省しないと、とまで思いましたよ。甘やかされてきたんだなって」
藤岡「そこまで謙虚に(笑)」
井上「うん、チヤホヤされることが続くと思ったら大間違いだなと…」
柚希「ハハハ! 井上さん、本当にすごくノリたくなる話題をいっぱい振ってくださるので、もう心の中ではめちゃくちゃノリたい!って思ったんですけどね」
井上「普通だったらノリますよねえ。あ、ノリそう…と思うんだけど、プイッてされて…。心折れる…」

 
『ジャージー・ボーイズ』組は、最初から芳雄さんに冷たい態度をとっていましたね。

 
中川「もっと冷たくしてもよかったかな…って今、反省していたところです(笑)」
藤岡「そうだよね〜」
中川「でも思ったんだけど、女性は男性に対してはっきりと無視することができるけど、同性同士だと無視するってなかなかできないよね」
藤岡「男って無視したりとか、ないもんね」
中川「勝手な情もあるじゃないですか。ヨッシーに話を振られたら、「あ、知ってるんだ!」って答えたくなっちゃう(笑)」
井上「俺、藤岡君と一緒にお芝居したこと、ないよね? 同じ役をやったことはあったけど」
藤岡「芳雄くんと、ないね、そういえば! コイツ(中川)だけはやたら多いんですけどね〜」
中川「本当に多いんですよ、もう!」
藤岡「初コント、すごく楽しかったです。ぜひ、またやりたい!(芳雄さんに)呼んでください、先輩!」
井上「ぜひぜひ〜」

 
そして渡辺さんは、なんだか本心が滲み出ていたような演技でしたね。あっ、芳雄さんへの態度のことじゃないです! 柚希さんとのやりとりのことです。失礼しました〜。

 
井上「……ビックリした(泣)」

 
ごめんなさい!

 
渡辺「ホントに! 今、こうしてお隣に座っていることが信じられないくらい、スゴい方なので! コントでご一緒する日が来るなんて思ってもみませんでした!」
柚希「お姫様抱っこ、3年ぶりくらいにしたんですけど、やっぱり軽いからね、うまくできてよかった」
渡辺「いえいえいえ、かなりキュンときました〜ホントに!」
藤岡「結局、コントの話がリアルだったってことでしょ?」(一同爆笑〜)
井上「そうだね……あれ、涙が……(またまた爆笑!)。まゆゆの拒否する演技が、めちゃくちゃ上手いんですよね」
中川「“ホントやめてください!”ってヤツでしょ? 俺もあれ、すごいと思った!」
渡辺「そんな! もちろん本心じゃないので、大丈夫です!」
井上「そう願いますけどね…」
渡辺「大ファンなので心苦しかったんですが、全力で拒絶させていただきました(笑)」
井上「心苦しさをみじんも感じなかったよ…。さすが女優さん、素晴らしい…。藤岡君も柚希さんも、初めてという感じがしなくて見事でしたよ」
中川「うん、すごく自然だった」
井上「ただ、初めての人は皆、収録が終わった時に必ず“これでいいの!?”っていう顔をするんですよ。(一同笑)何の手応えもないけど…っていう感じで。舞台だと、稽古をして何回も公演するからこそ、手応えを得ていかなきゃいけない!って自分たちで思っちゃうんですよね。これはこれでまた別のベクトルの場だと思って、楽しんでいただけたら嬉しいなと思います」

 
傷心ながらも、番組ホストとしてきっちりまとめてくださるところが、さすが芳雄さんです。ありがとうございました!

 
さて、快走するグリブラ連載、次回は6月23日放送の#15、ミュージックショーの裏側を先取りレポートする予定です。祝!初登場の彩吹真央さんと井上芳雄さんのデュエット『Seeing is Believeing』(『アスペクツ・オブ・ラブ』より)、そして本公演では実現しなかった夢のカップリング! 柿澤勇人ロミオと昆夏美ジュリエットの『エメ』が登場しますよ! どうぞご期待ください〜♪

 

取材・文/演劇ライター・上野紀子

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