WOWOW「グリーン&ブラックス」2019

【突撃!G&B】第四十二回☆グリブラの裏側全部見せます!? ▷タップあり! シャウトあり! そして究極の愛を歌うミュージックショー拡大版!

2020/02/20


 

グリーン&ブラックス第42回

(左から)鈴木壮麻さん、成河さん

 
さて、次は鈴木壮麻さんと初登場の成河さんのタッグ! 
昨年10月に開催された『ジーザス・クライスト=スーパースター in コンサート』で、壮麻さんはカヤパ、成河さんはヘロデ王としてご出演されましたよね。今回は、ユダの名ナンバー『スーパースター』を、お二人の熱いデュエットで披露(ちなみにこの収録はコンサートの前に行われました)。
なんたって壮麻さんのスタイリングがすごい! セクシー! そして成河さんは、初登場とは思えない大胆なシャウトを連発! もお~音合わせ、リハ、本番とテイクを重ねるごとに、燃え上がっちゃうのでは!?と思うほど、スタジオ席巻の熱唱を聴かせてくださいました。
自由奔放、縦横無尽に歌いまくっていたお二人ですが、歌い終わった途端、とっても礼儀正しくお辞儀し合うところがツボ(笑)。そんな豪快かつ繊細なお二人に突撃しますよ~。
この曲はコンサートにちなんでの、番組からのリクエストでしょうか?

 
成河 たぶんそうだと思います。

 
鈴木 自分たちの役のナンバーじゃなかったから慌てたよね(笑)。

 
成河 そう、もう毎晩壮麻さんに電話していましたよ!

 
鈴木 ハハハ、『ジーザス~』のコンサートの時にね…。

 
成河 そう、歌の練習があって、その時にお会いして。

 
鈴木 僕の練習が始まるっていうのに、袖を引っ張られて(笑)。

 
成河 ちょっとちょっとちょっと!って(笑)。

 
鈴木 いや、もう始まっちゃうんだけど~(笑)。

 
成河 いやいや、ちょっとだけ!って(笑)。そこでラインを交換して、それから毎晩、電話ですよ!(一同笑)

 
 お二人は、そのコンサート以前からのお知り合いでした?

 
成河 いえ、でも僕が『エリザベート』に出た時に一度、ご挨拶をしました。

 
鈴木 僕は昔から「すごい人がいる」って成河さんの噂をよく聞いていて。それから彼のどんな作品を見ても、うわっ!て目が飛び出そうになって、今に至る(笑)。だからコンサートでご一緒できることになってすごく嬉しかったけど、このグリブラでも歌うことになるとは?。

 
成河 でもこれ、無茶ブリですよね! 僕は歌手でもないですし、ミュージカルも3、4本経験したくらいなのに、こんな大曲を二人でどう歌い分ければいいのか、何もわからなくて…。でも壮麻さんが毎晩電話でいろんなお話をしてくださって。

 
鈴木 グリブラが初めて、ってところからだもんね。

 
成河 そうですよ。番組のサイズ感もわからないまま(笑)。でも僕ら、デヴィッド・ルヴォー演出版の音源をもらっていたんですよね。ユダを演じたブランドン・ビクター・ディクソンさんの歌声がもう~メチャクチャカッコ良くて! 僕はヘロデ王だから関係ないんだけど、あまりのカッコ良さに、『エリザベート』の公演中にずっと毎日聴き込んでいたんです。それで今回のお話をいただいた時に、「壮麻さん、せっかくだから英語歌唱で『スーパースター』、どうすか?」ってものすごく浅はかに提案したら、「いや、絶対にやめたほうがいいよ」って。(一同笑)

 
鈴木 フフフフ、英語でやったらどんな風になってただろうね。

 
成河 さっぱりわからない(笑)。でも僕、たくさん練習すればやれるんじゃないかなって勝手に思ってたんですよね。こんなに皆さん、ぶっつけ本番でド~ン!と歌うなんて知らなかった。僕、そういうの絶対に無理だから!(一同笑)僕のイメージでは2、3回くらい壮麻さんとスタジオに入って、「こんなんどうすか!」って練習しまくるんだとばかり…。そう言ったら、番組スタッフの方が「いやいや、そういうんじゃないから~」って(笑)。

 
鈴木 何を言ってるんだろう、みたいな感じだったよね。(一同笑)

 

グリーン&ブラックス第42回

 
 でも素晴らしかったですよ! 手応えはいかがでしたか?

 
鈴木 超絶楽しんだ!って感じですね(笑)。電話でいろいろ打ち合わせをして、わりといい感じで形にできたんじゃないかな。

 
成河 新鮮な世界でした~。

 
鈴木 「ジーザスクラ~イスト、ジーザスクラ~イスト♪」ってところなんだけど…。

 
成河 ソウル・ガール(コーラスの女性)が歌うパートね。

 
鈴木 そこを成河さんが、ウィーン少年合唱団のようなキレ~な声でストーンと歌っていて、なんだか健気で。

 
成河 ハハハハ!

 
鈴木 「君は今、小学校5年生くらい?」って感じで、すっごい楽しかった。(一同笑)

 
成河 ハハハハ! よかったです。

 
 次回もまたぜひ、美声を響かせていただきたいです! では、視聴者の皆さんに一言、どうぞ~。

 
鈴木 そうですね…、ソウル・ガールの俺を楽しんでください。(一同笑)僕ら二人各々の、ユダのパートとソウル・ガールのパートで違った表現をしているさまを楽しんでいただけたらと思います。

 
成河 たぶん、普段この番組でやっているものとは毛色が違った感じになっちゃったんだろうな~ってことをうっすら自覚しているので、怖いもの見たさで観ていただけたら楽しいんじゃないでしょうか(笑)。

 
鈴木 ハハハ、怖いもの見たさ!

 
 圧倒されるものは確実にあると思います! ありがとうございました~。

 

グリーン&ブラックス第42回

柿澤勇人さん

 
さてさて、次は柿澤勇人さん!
シャイなカッキー(私感)が、「愛なしには生きられない」と歌う、そんな情熱のナンバーにトライしてくれました~ スタジオでは、最初になぜかストレッチにいそしみ、音楽監督であるピアノの大貫祐一郎さんにキーを細かくチェックしてもらう柿澤さんの姿が。やっぱり持ち歌ではないので、より慎重になるのでしょうか。伸びのある歌声で熱い想いを叫ぶカッキー、素敵です~(ハートマーク2個目)モニターチェックでは画面を見ず、天を仰いで自らの歌声に集中していらっしゃいました。
そんな柿澤さんに、いざ突撃です!
前回ミュージックショーにソロでご出演された際、「持ち歌じゃないものを、ちゃんと練習したうえで歌いたい」とおっしゃっていましたよね? 今回は練習されたんですか?

 
柿澤 あ、これはいつもカラオケで歌っているだけですね(笑)。今回、初めて人前で歌いました。

 
 いつもカラオケで歌うほどに、思い入れが?

 
柿澤 劇団四季の『美女と野獣』には僕、出ていませんし、舞台もそんなには観ていないんですけど、劇団時代にずっと練習していたんです。音域がそんなに高くないので、発声練習にちょうどいいと言いますか。いつもは遊びで歌っているので、今回はちゃんと、音痴にならずに歌えればいいなと。ちょっと緊張しましたね(笑)。

 
 ご自身としては、今日の出来は?

 
柿澤 全然わからないです。歌に関しては自分はわからないので、皆さんがOKと言ってくれるなら、ま、いいか(笑)。こうした王道のミュージカルナンバーってグリブラのような機会でしか歌えないので、楽しかったです。

 

グリーン&ブラックス第42回

 
 グリブラでは今後もまた、ミュージカルの王道ナンバーを聞かせていただける?

 
柿澤 もし歌わせてもらえる次の機会があるなら、またいろいろ考えなきゃいけないですね。自分がやってきた曲はやっぱり歌いやすいけど、そうじゃないものも歌ってみたいので。

 
 グリブラのミュージックショーで、何か自身で発見することはありますか?

 
柿澤 あ~、あいかわらず苦手だな…って思います。カラオケは好きなんですよ。この収録は皆が見てるし、恥ずかしくて声が出なくなっちゃうんです。

 
 そんな~(笑)。いつも澄んだ、素直な歌声に胸を打たれてますよ! 今後も期待しちゃいます。では視聴者の皆さんに一言どうぞっ。

 
柿澤 ディズニーの名作の、王道ミュージカルのラブソングです。普段そういう曲は、コンサートとかでもあまりやってこなかったんですよね。まあ、新しい一面を見ていただけたらなと思います。

 
 最後に「熱い歌詞は照れくさい?」と聞いたら、「メチャ恥ずかしいですよ!」と即答した柿澤さんでした。ありがとうございました!

 
さて、次回の【突撃!G&B】は#35の放送日後、ミュージックショー拡大版に登場したもう二曲、平方元基さんによる『略奪』『王家の紋章』より)、田代万里生さんによる『全ては幻』『ウーマン・イン・ホワイト』より)の裏側を徹底報告いたします。どうぞお楽しみに~♪

 

取材・文/演劇ライター・上野紀子

 

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