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平方元基のゲンキ★カンゲキ!!
『ピグマリオン』☆平方元基の演劇コラム〝フレディがっっ!!!”
2013/11/27
お元気ですか?
気がつけば、もうすぐ冬がやってくる!そんな時期になっていました。
平方元基です。
今回、僕が観劇したのは…『ピグマリオン』。
今までに何度かお話ししましたが、同じ作品を舞台や映画・本などで楽しんだり、国ごとの演出の違いを楽しんだりするのも作品の楽しみ方、魅力の1つだと思うんです。ご存知の方も多いと思いますが、『ピグマリオン』は、僕が出演させていただいたミュージカル『マイ・フェア・レディ』のもとになった作品です。
そして、なんとこの作品と『マイ・フェア・レディ』は結末が大きく違うのです。
どこが違うかと言うと…
ラストで、イライザがフレディを選ぶのです!!
『マイ・フェア・レディ』では、イライザに振り向いてもらえなかったフレディですが
こちらはフレディ役をやらせていただいた僕からするととてもうらやましい結末でした。
驚いたのは『マイ・フェア・レディ』とほとんど内容が同じだということ。あんなシーンもこんなシーンも、何ヶ月か前にフレディとして舞台上から見ていた景色が次々と蘇るようで…懐かしかったなぁ。
あ!ここであの曲だっ!とか、ココで舞台袖に準備してたなぁ…とかね!笑
あまりにセリフも似ていたので、僕がフレディだったら、あぁするなぁとか考えるのも楽しかったなぁ。でも、ミュージカルに慣れている僕は音楽が少ないのは少し寂しい感じもしました。
セットはシンプルで、ヒギンズの部屋が〝白”を基調にしているのがとても斬新でした。本棚や机など〝木”を基調にしているイメージがあるので。
そもそもこの物語、男女で観に行くとすごく価値観の違いに気付かされます。
『マイ・フェア・レディ』でもヒギンズが「賭けに勝った!」「やっと終わった!」と喜ぶシーンがありますが…….
「〝ありがとう”とイライザにねぎらいの言葉がなぜ無いの?」
という女性の声をよく耳にしました。
イライザ自身、終盤にヒギンズに「思いやりの心が欲しかった」と言っている通り、多くの女性はそう思うのでしょうね。
うーん…男女ってムズカシイ。
『ピグマリオン』では、イライザが最後にバッサリとヒギンズを切り捨てて、自分の道を歩んでいく心は爽快で、男前でした(笑)
ヒギンズはどんな感情だったのかな?
気になるところです。
他にも、ストレートプレイならではの面白さがたくさん詰まっていました。道徳的な面白さがわかりやすく際立っているのもストレートプレイの醍醐味。笑いが起こるシーンでも、よく考えてみると、やっぱり人間ってそうだよねーとか、人間って今も昔も一緒だね、と気づいたことも。ミュージカルよりも現実的なところも男性のお客様が多い理由の1つかしれませんね。あんなに男性のお客様がいる劇場って初めてだったような気がします。
あぁ…
やっぱり僕の中にはちゃんとフレディが生きているようで
イライザという言葉を聞くだけでウキウキしてしまう平方元基でした!
■□■BUTAKOME☆Information ■□■
『ピグマリオン』
作 :ジョージ・バーナード・ショー
翻 訳:小田島恒志
演 出:宮田慶子
出 演:石原さとみ、平 岳大、小堺一機、ほか
会 場:新国立劇場 中劇場
日 程:2013年11月13日(水)~12月1日(日)
料 金:S席8400円、A席5250円、B席3150円、Z席1500円
※Z席は公演当日、新国立劇場ボックスオフィス窓口のみでの販売。1人1枚。電話予約不可
チケット購入方法・公演詳細は『ピグマリオン』公式HPへ
※画像およびテキストの転載を禁止します。
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