平方元基のゲンキ★カンゲキ!!

平成中村座十二月大歌舞伎~平方元基・演劇コラム~

2011/12/20


BUTAKOME

歌舞伎とは国の重要無形文化財世界無形遺産に指定されている日本国有の演劇、伝統芸能の一つ。。。と聞くとまずは敷居が高い。

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以前、「ロミオ&ジュリエット」に出演が決まって親戚に観に来てほしいと連絡したとき、
「ミュージカルはドレスを着て行くの?」と聞かれ、何を言っているんだと驚いた僕も、実は、歌舞伎は着物で行くものかと思ってた。

そんな風に思っているのは僕だけ?

さて、歌舞伎初チャレンジに選んだのは、浅草は隅田公園内にある、
「平成中村座 十二月大歌舞伎」

中村座は歌舞伎の中でも着物の色合い、引き抜き、早変わり等の見て楽しめる技など、初心者にもわかりやすい作品を選んで上演しているらしい。

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劇場に入るとまず目に飛び込んでくるのが、大きな中村座の提灯

劇場というより、芝居小屋。そこに居るだけでわくわくする感じはお客様の笑顔からも感じられる。

今回観劇させて頂いた席は桜席と言う、おそらく中村座特有のもので、舞台上、しかも幕内にある席

こちらの席を選んだのは、もちろん!「舞台袖より愛をこめて」のタイトルにぴったりの席だったから!!!

舞台袖だけあって、普段見ることのできないセットチェンジや、役者さんの準備風景、正面席からでは見ることのできないものを存分に楽しむことができる。

今回の演目は三つ。はじめは、子別れの悲しみの余情に溢れた「芦屋道満大内鑑 一幕 葛の葉」こちらの作品では、
中村扇雀さんの二役早変わりと一瞬で着物から狐の衣装に変わる早変わり
そして、この演目最大の見どころ障子に和歌を書き残す場面は筆を使って右手・左手と書き、最後には口にくわえて書いたりするが、その文字が何とも美しく
子供の頃から祖母に「男でも字は綺麗に書けるようになりなさい!」と厳しく言われたのをを思い出す。

二作目は、幻想的な華麗さを備えた舞踊劇「積恋雪関扉常磐津連中」
中村勘太郎・七之助兄弟の共演や桜席ならでは、勘太郎さんの舞台上で斧に仕込んだ仕掛けを使って隈取りを顔に描いていく姿を観る事が出来「ロミオ&ジュリエット」のメイクで悪戦苦闘した僕には、舞台場でメイクの早替えなんて!っと目が釘付け!

そして迎えた三作目!!外伝物の中でも人気の名作「秀山十種の内松浦の太鼓 二幕三場」ここで中村勘三郎さんの登場。
テレビでしか見たことない方々をこうして生で拝見出来るのは舞台の醍醐味!!

そして桜席の僕たちには幕が開く前の板付き時に顔を向けて手を振って下さるファンサービス!やっぱり嬉しいものです。

話の内容も今月僕が出演している「大江戸鍋祭」と同じ忠臣蔵を題材にしたもの、結末を知っているのに、話に引き込まれた。

今回僕が座った桜席、タイトルに合わせて「舞台袖」っと聞いただけて飛び付いてしまったが残念なことに、ほとんど花道が見えなかった。

でも、それを差し引いても桜席はとても面白みのある席だと思う、僕としては初めてご覧になる方はやはり正面席をお薦めする。

そして二度三度と足を運び、その裏側はどうなっているのかと興味が湧いて来たところで桜席を試してみられ10倍も100倍も歌舞伎を楽しめる!

それからもうひとつ楽しかったことはお弁当!

劇場は通常客席は飲食禁止だが歌舞伎は客席でも頂く事も出来、いろんな種類のお弁当を買うことが出来る。

僕が買ったのは釜飯弁当!

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劇場で美味しく頂いた後、陶器の器を持ち帰り部屋に飾って、時間が出来たら一人釜飯を作って食べようとワクワクしたり、見る度に歌舞伎を思い出している。

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歌舞伎初チャレンジは楽しい事盛り沢山!

一年の締めくくりに家族や友達と歌舞伎!なんて洒落てみては如何ですか?

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平成中村座「十二月大歌舞伎」は12月26日(月)まで上演中!

※詳しくは、平成中村座公式HP

【プロフィール】平方元基

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