ももクロ、初のAKB超え タレントパワーランキング日経エンタテインメント!

多くのグループがしのぎを削ることから「戦国時代」などと称される女子アイドル。「日経エンタテインメント!」誌が2013年6月号で発表した最新のタレントパワーランキング調査ではついに“下克上”の結果が出た。長らくシーンの先頭を走ってきたAKB48を、2012年末の『紅白歌合戦』初出場以来、躍進が続くももいろクローバーZ(以下、ももクロ)が、僅差ながら初めて抜いたのだ。コアなファンが複数枚買うことも多い、CDセールスの面ではまだまだAKB48が圧倒的だが、ファン以外も含めた関心度の広がりを表すタレントパワースコアで見ると、今はももクロに勢いがあるという結果になった。

ももクロは、2011年4月に「ももいろクローバーZ」と改名して以降、スコアがずっと右肩上がりの傾向にある。特に、大きく伸びたのが2012年5月と同年11月の調査だ。

[左]タレントパワーランキングの女性グループ部門で、ももいろクローバーZのスコアが僅差ながらもAKB48を上回った [右]ももいろクローバーZは、2012年以降にスコアが急伸している

前者は、2011年に発売した1stアルバム『バトル アンド ロマンス』が「CDショップ大賞」を受賞したほか、初の横浜アリーナコンサートを2日間開催し、その場で夏の西武ドーム公演を発表するなど、ライブ会場が一気に拡大。音楽ファン、アイドルファンからの支持が強まった時期といえる。後者の2012年11月という時期には、北川景子主演の『悪夢ちゃん』で初めてテレビドラマ主題歌を担当し、歌番組やバラエティーなどの露出が増加。CDだけでなく、カラオケや配信でもロングヒットとなるなど、お茶の間層へもファンを広げた時期だ。

[左]ももいろクローバーZは2008年結成。2010年5月『行くぜっ!怪盗少女』でメジャーデビュー。2011年4月、早見あかりの脱退を経て、「Z」へと改名。8月4日には横浜・日産スタジアムで単独コンサートを開催する(写真:加藤康) [右]2005年に初公演したAKB48は、2006年2月に『桜の花びらたち』でメジャーデビュー。6月8日に横浜・日産スタジアムで「AKB48スーパーフェスティバル」を開催。第5回選抜総選挙の結果を発表した(写真:辺見真也)
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10代女子に強いももクロ
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