平成30年 (2018年) 3月 19日
第7回ものづくり日本大賞において、シンテック株式会社(田布施町)が経済産業大臣賞を受賞しましたので、下記のとおり知事に受賞の報告を行います。
記
平成30年3月26日(月曜日) 14時10分から14時30分まで
知事応接室
シンテック株式会社(熊毛郡田布施町麻郷奥90)
・ 代表取締役 北村 道夫(きたむら みちお)氏
・ 第一事業部 計測技術課 技師 添郷 文雄(そえごう ふみお)氏
・ 第一事業部 研究開発課 技師 池村 充史(いけむら あつし)氏
・ 受賞報告
・ 歓談
・ 記念写真撮影
テレビ等に搭載される液晶表示器を設計する際、従来は膨大な試作品の製作が必要であった。そこで、バックライトから出た光がどのように画面表示されるか等を、コンピュータ上でシミュレートできるソフトウェア「LCDMASTER」を開発した。本ソフトは、開発コスト削減と開発期間の短縮に大きく貢献した。液晶の設計・開発業界のシェアはほぼ世界100%であり、業界の標準スタイルとなっている。
さらに、汎用偏光測定装置「OPTIPRO」も開発した。当装置によって不良発生の早期把握と製造工程の見直しが可能となり、コスト削減に寄与している。
≪参考≫
ものづくり日本大賞について
我が国産業・文化を支えてきた「ものづくり」を継承・発展させるため、ものづくりを支える人材の意欲を高め、その存在を広く社会に知らしめることを目的に創設された表彰。経済産業省、文部科学省、厚生労働省及び国土交通省の4省連携により、平成17年8月に創設され、2年に1度開催している。
今回の、経済産業省関係では、270件の応募があり、内閣総理大臣賞(7件)、経済産業大臣賞(18件)、特別賞(15件)、優秀賞(18件)、中国経済産業局長賞(11件)の5種類が表彰される。※( )内は全国での受賞件数(中国経済産業局長賞を除く)
「ものづくり日本大賞」の表彰部門の順について
【内閣総理大臣賞】
【経済産業大臣賞】(内閣総理大臣賞次点のもの)
【特別賞】(経済産業大臣賞次点のもの)
【優秀賞】(特別賞次点のもの)
【中国経済産業局長賞】(優秀賞次点のもの)
ものづくり日本大賞受賞者実績(山口県関係分 特別賞以上)
回 | 表彰部門 | 受賞者氏名 | 受賞時の所属企業 |
---|---|---|---|
第1回 | 該当なし | ||
第2回 | 経済産業大臣賞 (青少年支援部門) | 山口県繊維加工協同組合 | |
第2回 | 特別賞 (製造・生産プロセス部門) | 山下 清登 ほか6名 | ㈱山下工業所 |
第3回 | 特別賞以上は該当なし | ||
第4回 | 内閣総理大臣賞 (製品・技術開発部門) | 秦野 正治 ほか9名 | 新日鐵住金 ステンレス㈱ |
第4回 | 特別賞 (製品・技術開発部門) | 山岡 浩幸 ほか5名 | 宇部興産㈱ ※県推薦分 |
第4回 | 特別賞 (製品・技術開発部門) | 大山 隆 ほか9名 | JX日鉱日石 エネルギー㈱ |
第5回 | 特別賞 (製品・技術開発部門) | 杉瀬 良二 ほか6名 | 宇部興産㈱ |
第6回 | 経済産業大臣賞 (製品・技術開発部門) | 及川 雄介 ほか6名 | 新日鐵住金 ステンレス㈱ |
第7回 | 経済産業大臣賞 (製造・生産プロセス部門) | 北村 道夫 ほか5名 | シンテック㈱ ※県推薦分 |
表彰の対象となる分野
① 製造・生産プロセス部門 ②製品・技術開発部門 ③伝統技術の応用部門
④ 「ものづくり+(プラス)企業」部門
シンテック株式会社事業内容
光デバイスの開発・製造を支援するシミュレーション技術及び計測システムの開発・販売。国内外の製造メーカーや大学研究機関の要望に応じた専用ソフトウェア・測定技術開発も手掛ける。
お問い合わせ先
新産業振興課
Tel:083-933-3143
Fax:083-933-3159
Mail:a16900@pref.yamaguchi.lg.jp