図書館蔵書による授業用教材作成支援サービス(試行)
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趣旨
授業目的公衆送信補償金制度がスタートし、授業目的に限定した著作物の公衆送信(例えば、ある図書の一部分をGoogle Classroomを通して受講生に配信する)ということができるようになりました。一方で本年度は、新型コロナウイルス感染症対策のために長期にわたって図書館を閉館したことにより、授業での教材作成に支障が出るというケースもありました。
このため、本サービスでは試行として、授業担当教員の指示のもとに、図書館職員が教育支援者として蔵書の一部分の電子化を代行することにより、授業用教材の作成を支援します。これは授業担当教員の手元に資料が不完全な形でしか手元にない、資料を電子化する環境がない等の状況を想定しています。
試行期間中の実績を見て、サービスとして本運用するかどうかを決定します。
授業支援のための教材作成支援サービスとは
「授業目的公衆送信補償金制度」にもとづいて、図書館蔵書による授業用教材作成支援として、図書館の蔵書のスキャンを代行します。
1.申込できる方 : 授業を実施する教員・TA等の支援者
2.複製対象資料 : 本館所蔵の蔵書のみ。 蔵書検索で配架場所が「本館○○」のもの
3.対象となる授業: 令和2年度の授業(令和3年度以降については別途ご案内予定です)
4.費用について : 費用はかかりません。
5.申込方法 : こちらのフォームからお申し込みください。
※複製可能範囲は、著作物の一部分としますが、具体的にはご相談ください。
※複製を必要とする日の土日祝日を除いた5日前までにお申し込みください。図書館で内容を確認し、当該データを作成いたします。
※資料が手元になく複製箇所が特定できない場合は、レファレンスサービスで対応します。こちらのフォームからお問い合わせください。
ファイル利用の範囲
複製したファイルの利用は、授業(講義・ゼミ)内での、教員・学生に限られます。本サービスでは、授業用教材として用いない資料は対象外となりますのでご注意ください。
【利用できる例】
- * 授業用の教材
- * 授業の予習・復習用資料
【利用できない例】
- * ウェブサイト等での一般公開
- * 受講生以外への配布
- * 授業以外での配信(教職員向けの研修、卒業式・入学式、オープンキャンパスなど)
詳しくはSARTRASのFAQサイトをご確認ください。
授業目的公衆送信補償制度とは
平成30年の著作権法改正で創設された「授業目的公衆送信補償金制度」は、教育機関の設置者が各分野の権利者団体で構成される「指定管理団体」に一括して補償金を支払うことで、個別の許諾を得ることなく様々な著作物をより円滑に利用できるようにする制度です。
今般の新型コロナウイルス感染症に伴う遠隔授業等のニーズに対応するため、令和2年度に限り補償金額を特例的に無償としてこの制度が施行されています。
制度について詳しくは以下をご確認ください。
- ※ 授業目的公衆送信補償金制度の早期施行について(文化庁)
- ※ 2020年度補償金制度利用に関するFAQ(SARTRAS)
お問い合わせ先
ご不明な点は、本館レファレンスデスクでお尋ねいただくか、以下へお問い合わせください。
附属図書館情報サービス課学習支援係
E-mail: gakushi★grp.tohoku.ac.jp (★を@に置き換えてください)
Tel:022-795-5933