弁護士資格のない男から違法に依頼人の紹介を受けて弁護活動をし報酬を得ていたとして、弁護士の男が警視庁に逮捕されました。

　「弁護士の男が警視庁の捜査員に連れられて出てきました」（記者）

　弁護士法違反の疑いで逮捕された東京弁護士会の弁護士・鈴木格容疑者（７４）は、去年、報酬を得る目的で弁護士資格のない男から依頼人の紹介を受けた疑いがもたれています。

　鈴木容疑者は、すでに起訴されているコンサルタント会社代表の男が違法に弁護士を紹介していると知りながら、紹介を受けて弁護をしていたということです。男から１回あたり１０万円から１５万円で仕事を請け負い、去年１年間で３００万円以上を受け取っていたとみられています。

　コンサルタント会社はインターネットなどで依頼人を募っていて、警視庁幹部は「依頼人が不当な金額を請求されるなどのトラブルにつながる可能性もあり、弁護士が手を貸すのは悪質」と話しています。