大阪の無痛分娩死亡事件での取材に対応中、医療事故調査の話も
弁護士を替えたいというご遺族からの相談、信じがたい弁護士の言動
金沢大学病院教授ら書類送検事件ではご遺族代理人弁護士が現れず
(医療事故82)
1、大阪の無痛分娩死亡事件での取材に対応中、医療事故調査の話も
次の現代ビジネス2020.06.08で報道された、大阪での無痛分娩死亡事件に関して、
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/73049
週末に他の記者の方から取材したいとのご依頼があり、次の内容などをメールで昨日(11/8)までに述べました(既に言われていたり私が本ブログ等で発信している情報も含んでいますが)。
・国内の医療事故での推計死亡者数に対して、報告があるのは1〜2%程度に過ぎない(従って殆どは医療事故調査に至っていない)。
・この件では早期に警察が入ったので、報告しないわけにはいかなかったと考えられる。
・刑事告訴されている主治医もその件の医療事故調査に参加して、報告書の著者でもあり、その報告書には、カテーテルのクモ膜下迷入による局所麻酔薬の誤注入で過量となり呼吸抑制に至ったが、必要な人工呼吸をできなかったために死亡した旨が書かれている。
・法医学者が解剖を行なって書いた死体検案書の死亡の原因も、これと一致している(作成された時期はこちらが先)。
・しかし、書類送検後の刑事手続きや民事裁判で、主治医側は自らが書いた報告書の上記の死亡原因について、否認に転じた。
・起訴されて刑事裁判になれば捜査資料なども公になって、医師だけでなく一般の方々も医療で何が犯罪になり得るかを知ることができ、これは有罪無罪の結論にかかわらず公益性が高いが、不起訴にすれば全てが闇に葬られてしまう。
2、弁護士を替えたいというご遺族からの相談、信じがたい弁護士の言動
上記の無痛分娩死亡事件で、ご遺族の代理人弁護士が、書面の締切日に信じがたい言動を始めたことなどは、以前にお知らせしました。
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12625921044.html
相手側を弁護するかのような弁護士の奇妙な言動は、ご遺族から私へ送られてきた情報(メールの転送など)等で確認すると、遅くとも今年3月3日に女性自身でこの件が報道された日には始まっていました。
そして、ご遺族は時々、私に、弁護士を替えたいという相談をなさるとともに、上の現代ビジネス(上記1の1つ目のリンク)で報道された、パルスオキシメーターの実験や実演を担当して下さった方にも相談なさってきました。
検察への私の書面(医学薬学説明書1)は、別のご遺族代理人であるM弁護士を通して、8月31日にフルの内容(35ページに証拠資料30点付き、多くは医学や薬学の文献で、パルスオキシメーターの実演録画が1つ)で提出しました。
その提出の直前、谷弁護士は、M弁護士を介して提出することに猛反対しました。既に提出日もM弁護士を介するという提出方法も、担当の検事さんとM弁護士とで決定済みだったのですが。
私は、その検察へ提出した説明書の表現を民事裁判用に修正して(「被疑者」を「被告」へ変えるなど)すぐに提出するつもりでしたが、締切日になって、渕上弁護士が私に、パルスオキシメーターの89%の話だけを書いて欲しいとメールで連絡してきて、これだと本体部分が1ページ程度となり、量も内容も極めて大きく異なるものになります。
その後も矛盾する奇妙な内容の連絡が続き、最近は全く連絡がつかない状況で、仕上げをどうするかが決まらない状態です。
3、金沢大学病院教授ら書類送検事件では、ご遺族代理人弁護士が現れず
金沢大学のカフェイン併用化学療法での患者急死で教授ら医師3名が書類送検された事件では、
https://ameblo.jp/jpmax/image-12030008532-13163637791.html
ご遺族代理人弁護士が、検事との初回面談で不起訴を前提として切り出した検事の話に全く反論などをせずに同意するかの様子で、2回目の面談には現れない、といった、信じがたい言動があったことを思い出しました。
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12299326030.html?frm=theme
この有名なC弁護士が担当する別の医療事件(こちらは民事裁判)が、大阪地方裁判所で本日(11/9)だったという情報も入ってきています。