10代女子、人気1位 松江出身の俳優・曽田陵介さん
広島の大学に通っていた3年の時、「有名になりたい」と始めたティックトックが爆発的に拡散。4年だった昨夏、芸能事務所から声が掛かり、「後悔したくない」と企業の内定を断り芸能界入りを決意した。
人気が高まったのは、インターネットテレビ局「ABEMA」で今年1~3月に配信された恋愛リアリティーショー「月とオオカミちゃんには騙されない」への出演がきっかけ。若い男女の恋愛模様を追う内容で、女子中高生の注目が集まった。
大学を卒業した今春に上京。現在、フォロワーはティックトック64万人、インスタグラム38万人、ツイッター14万人にまで増えている。
初仕事が俳優の道を明確にした。昨秋放送のフジテレビ「月9」ドラマに出演。端役だったが、主演のディーン・フジオカさん(40)の現場での姿や丁寧な対応が強く印象に残った。「役者をやってみたい」。気持ちが固まった。
9月からはABEMAの俳優育成オーディション番組「主役の椅子はオレの椅子」に出演するほか、神奈川県ローカル局の情報番組で週1回リポートを担当。「やれるものは何でもやってみたい」。旺盛なチャレンジ精神で取り組む。
俳優の目標は、芝居にストイックな小栗旬さん(37)。本格的に芸能活動を始めた今、山陰からの応援は励みになるといい、「いつか地上波のドラマに出て、びっくりさせたい」と意気込む。故郷に凱旋する日を夢見て、挑戦を続けていく。
2020年11月4日 無断転載禁止