読書が苦手、でも読書で自分磨きしてみたい、そんなアナタに朗報です。
俺は本が好きだから読んで、いろいろ勉強してますが、本が好きじゃなくても、無理なんかして読まなくても、この考え方を採用すれば、あなたも同じような自己教育ができるようになります。
本を読む理由って?
本を読むきっかけや理由は様々です。
いっぱい書きます↓が、ざっと飛ばしてもらって大丈夫です(笑)
- 専門知識やマニュアルが要る
- 資格取得など勉強のため
- 単純に好き、楽しいから
- 好きでないが、読めば好きになるかもしれないという希望
- 作家のファンだから買った
- 人の勧めやレビューがよさげで買った
- 知ってる人が書いた本だから
- もらった本は読まないという選択肢が無い
- ヒマつぶしのため
- 親が読めと言うから
- みんな読むから、名著とされてるから、ベストセラーだから
- そこにその本があったから
- 好きな人や気になる人が読んでたから
- 自分にない考え方を知りたい
- 自分にある考え方の正誤を知りたい
- 俺は本を読んでいると言いたいから
- その本を本棚か机に置いておきたい
- 眠れない夜の睡眠剤として読む
- 本を読むこと自体が仕事につながる(司書さんとか)
- 自分の無意識に実践している考え方の文章解説を得たい(「わが意を得たり」という気づきがほしい)
こんな感じで、人は、興味、知識欲、義務感、自己肯定や自己顕示、新たな挑戦、人間関係、機会との出会い、いろんな理由の組み合わせで本を読むことを選択します。
本を読むことで得られるメリットは?
本を読むメリット
本を読むメリットも様々です。本の内容と読む理由の組み合わせで変わります。
- 前述の理由を満たす
- 漢字に強くなる
- 文章を読むスキルと書くスキルの向上
- 集中力の向上、自省を促す
- 自分の中に新しい「ペルソナ(キャラ、別人格、一連のモノの考え方の組み合わせ、役割性格)」が作れる
- 自分の中にある「ペルソナ」を強化できる
じゃあ、そのメリットは、本を読むことでしか得られないものか?
全然そうじゃないものもあるはずです。
読書はあくまで目的(メリット)を達成するための手段の一つです。
本を読むデメリットもあるんです
考えが偏る可能性
本は出版物なので、そこに書いてある答えが画一的な正解であると捉えがちです。
内容に感銘を受けるほどに、自分のモノの考え方も内容に沿ったものになります。
本の内容を鵜呑みにして、他の考え方を受け付けにくくなってしまうことがあるのは、読書が趣味である一般人あるあるです。(俺もそうなりやすいタチなので、できるだけ気を付けています)
そもそも本の内容がおかしい可能性
本はだいたい素晴らしいものですが、そうでないものを掴むこともあります。
単なる著者の感想、検証の甘い主張、当時はそれで良かったが今の時代に合ってない思想や化学技術、難易度が高いわりに再現性に乏しいノウハウ、といったおかしいことが書いてある本も余裕であります。
「出版することが目的で出版された本」も存在します。著作者としての名声を得たい人が自費出版のために出版するもの、出版社(あるいは広告代理店)が商業ベースで作る「売れればOK」の本などです。こういうのは内容スカスカ率が高く、ババを掴むことが多いです。
機会損失
著者の考えや経験や答えを本を読むだけで得ることは、自分で思い悩んだり試行錯誤する貴重な経験を失ってしまうことである、という考え方もできます。
本を読むことのメリットを知ることで、本を読まなくてもそれ以上の自己教育ができる(かも)
「本を読んで自分磨きしたい、でもできない」なんて思うぐらいなら、以下を試してみてください。
メリットを書き出す
まずはどんなメリットを生みたいのか、どんな自己教育あるいは自己洗脳を行いたいか、紙に思いっきり書き出します。数が多い方が頭がスッキリして気持ちがいいです。
本以外で同じメリットを生み出せる方法を探る
書き出したあとは、その一つ一つに対して、別の手段(人に会う、ネットで検索する、動画を見るなど)で同じ効果を得られそうか、書き出してみて、やりやすそうなものからDDDDサイクルなどで着手してみることをオススメします。
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以上です。
実は俺にも読めない本があります。読むべきであると思って買ったのですが、カバーがかかった状態で何年も本棚に積んだままになっている本があります。その本が目に入るたびに、理想と現実のギャップに苦しい思いをする、という時期がありました。
今ではこの記事のことに気づいて、「あ、俺、読みたくなかったら読まなきゃええやん別のことすればいいやん」って、すごく楽になりました。今でもその本は本棚にあるままで、読んでません。
本を読むことでエラくなった気がしていれば、それは完全に気のせいです。本を読まなければ立派な大人(や社会人)にならないなんていうのは、本を売る人間と読書を鼻にかけた人間が必至こいて編み出したウソです。本がキライでも立派な人はいくらでもいますし、本を読んでるのにダメダメな人も腐るほどいます(俺もその一人かもしれません)。
読みたきゃ読めばもちろんいいんですが、読みたくなかったらムリせず、他の手段にエネルギー使うように切り替えたほうがいいですよ!という提案でした。