電車内で女子中学生に痴漢行為 小学校教頭逮捕

警察官とともに警察署(神奈川・多摩署)から出て送検された男。
カメラに気が付くと顔を下に向け、そのまま警察車両に乗り込んだ。
電車内で女子中学生に痴漢行為を働き逮捕・送検された武井雅典容疑者(59)。職業は小学校の教頭だ。

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武井容疑者は小田急線下北沢駅から登戸駅へ向かう電車の中で、体液をかける暴行した疑いがもたれている。
事件が起きたのは2020年9月。被害にあった女子生徒がホームで泣いていたため、駅員が事情を聞き110番通報した。

武井容疑者は登戸駅で降り、そのまま立ち去っていたが、防犯カメラなどの映像から特定に至った。

武井容疑者の供述:
短パンだったので、かかってしまったのかもしれない。

調べに対しそう供述し、故意による犯行を否認している武井容疑者。
教頭を務めていたのは神奈川県伊勢原市立桜台小学校だ。児童に対しては熱心に指導する姿もあったということだ。

教え子でもあった保護者「本当に良い先生でした」

では、教育者としての武井容疑者は周囲にどう映っていたのだろうか。

保護者:
本当にびっくりな感じ。

記者:
結構教育熱心だった?

保護者:
そりゃそうでしょ。教頭までなったくらいだから。そんなこと全然ある人でもないし、暴力をふるうような先生でもないし。

取材に応える保護者は自身も武井容疑者の教え子だったという。

最近の様子について話を聞くと…

保護者:
卒業式だったと思うんですけど、その時に(武井容疑者が)いて、こっちに来たんだと思って…
私のことも覚えてたから、「2児の母なんだ」みたいな話になって、「先生も変わってないねって、元気そうで頑張って下さいね」って言ったら、(武井容疑者からも)「頑張ってね」と言われました。本当に良い先生でした。

神奈川県教育委員会「大変遺憾で、厳正に対処」

保護者によると、学校は10日保護者に対し説明会を行うということだ。
今回の逮捕を受け神奈川県教育委員会はこうコメントしている。
大変遺憾なことであり、今後の捜査状況を踏まえ事実を確認した上で、厳正に対処してまいります

警察は武井容疑者の余罪についても調べている。

(11月10日放送分イット!より)