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交差点を見守る「かがし」が、逆にガン見の的。福井県坂井市

交差点を見守る「かがし」が、逆にガン見の的。福井県坂井市

更新日:2017/03/19 17:51

bowのプロフィール写真 bow トラベルライター
福井県嶺北地方に位置する坂井市。県内でも最大のコシヒカリの産地として、広大な穀倉地帯が広がることで知られています。田んぼといえば、案山子。坂井市では「かがし」と呼ばれますが、そのかがしが田んぼではなく、何故か交差点に多数出没!まるで「ねぶた」のような、思わず二度見してしまうかがしの謎とは?

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大関「淵龍関」が見守る交差点。

大関「淵龍関」が見守る交差点。

写真:bow

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福井県坂井市を走る嶺北縦貫道(県道29号線)の「下関」交差点。ここには「淵龍関」と名付けられた力士姿の「かがし」が交差点を見守っています。初めて通った人が「なんだあれ?」と思わず二度見してしまう存在感を放っています。

大関「淵龍関」が見守る交差点。

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実は坂井市では毎年8月に開催される「さかい夏祭り」のメインイベントとして、かがしコンテストが開かれているのです。平成元年から行われているかがしコンテストには累計1300体をこえるかがしが出展!

その歴代のかがしの中から優秀作品や、市民の寄付などで作られたかがし達が市内の主要な交差点に設置されているのです。ちなみにこの「淵龍関」は平成23年度のかがしコンテスト特別出展作品。

大関「淵龍関」が見守る交差点。

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かがしに託されている交通安全の標語もまた、クスっと笑いを誘うものばかりで要チェック。ちなみにこの「淵龍関」、真摯なまなざしの正面と対照的に後ろ姿はかなり哀愁があっておすすめ。プリっと出たおしりもキュートです。

「見守りゅう」が目を光らせる交差点

「見守りゅう」が目を光らせる交差点

写真:bow

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同じく県道29号線をさらに南下すると蔵垣内交差点へと差し掛かります。ここは通称「龍の交差点」としても知られ、真っ赤なドラゴンが交差点を睨んでいます。

「見守りゅう」が目を光らせる交差点

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「見守りゅう」と名付けられたこの龍は平成26年度のかがしコンテスト特別出展作品。若干緩めの名前とは裏腹に迫力満点で、細部までかなり力の入った造形が見事です。毎日風雨に晒されるとなると劣化も心配なのですが、実はガラス繊維による特殊な仕上げがされており、耐久性も抜群なのです。

「見守りゅう」が目を光らせる交差点

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また、「見守りゅう」の目の部分はよく見ると車のヘッドライトが埋め込まれています。つまり、リアルに目を光らせることが出来る仕様にされているというこだわり。文字通り、交通安全に目を光らせている「見守りゅう」は過去にテレビ出演もこなした実力派かがしなのです。

若狭牛が見つめる「牛の交差点」

若狭牛が見つめる「牛の交差点」

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さらに県道29号線を南下すると、地元では「牛の交差点」として知られる「東長田」の交差点へと差し掛かります。ここには真っ黒な和牛のかがしが交差点を見つめています。

若狭牛が見つめる「牛の交差点」

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「モ~しません。無謀運転」と書かれた標語の土台に乗った若狭牛もまた、かなりリアルに作りこまれています。

若狭牛が見つめる「牛の交差点」

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但馬牛の血統を継ぐ若狭牛は色鮮やかな霜降りや、きめ細かい柔らかな肉質が特徴とされています。その品質規格は、近県の銘柄牛と比較してもかなり厳しいとされています。そのため、年間でも若狭牛として流通するのは1000頭にも満たないのだとか。

坂井市は穀倉地帯でもあり、名牛の産地でもあり。牛の交差点は交通安全のみならず、地域名産品のアピールにも役立っているわけです。

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地獄行きは嫌だ!「鬼の交差点」

地獄行きは嫌だ!「鬼の交差点」

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3つのかがしを歴訪できる県道29号線からは少し離れた場所にある「木部新保」交差点、。ここは通称「鬼の交差点」として知られています。その名の通り、赤鬼の親子が交差点を見守っています。

地獄行きは嫌だ!「鬼の交差点」

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超濃いめの親鬼と対比してあっさり目の子鬼がなんとも言えないマリアージュの鬼かがし。「飲酒運転 暴走運転 地獄行き」のシンプルなメッセージと共に忘れられない存在感を放っています。

実はこれ以外にも、県道10号線沿い「田島」交差点には鹿のごうちゃんというキャラクターのかがしが。その他丸岡駅などにもどんどんとかがしが増殖中なのです。

かがしを一度にたくさん見たいなら「道の駅さかい」

かがしを一度にたくさん見たいなら「道の駅さかい」

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いやぁ、かがし見応えがあって面白いなぁ!と思われた方におすすめしたいのは「道の駅さかい」です。ここにはかがしの展示スペースがあり、過去のコンテストに出展された作品が数点展示されています。

かがしを一度にたくさん見たいなら「道の駅さかい」

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農村文化の一つでもある案山子。穀倉地帯である坂井市でも案山子の存在を見ることは少なくなってきたことを受け、夏祭りのメインイベントとしてかがしコンテストが行われるようになったそうです。

かがしを一度にたくさん見たいなら「道の駅さかい」

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ちなみに「かがし」と濁って発音される坂井市の案山子。もともと案山子は現在の人形のようなものではなく、髪の毛や魚の頭などを焼いて串に刺し、田畑に立てていたものが原型とされています。それらから発せられる悪臭をかがせ、害獣を追い払っていたというところから「嗅がし」という名が付き、それが時を経て清音化し「かかし」と呼ばれるようになったそうです。

「かがし」は交通安全のみならず、坂井市の新名所に!

福井県坂井市は東尋坊や丸岡城など全国的に知られる観光名所を擁していることでも知られています。そんな観光名所に肩を並べる存在になるかもしれない「かがし」たち。今後もまだまだ増えていく予定があり、どんな「かがし」が登場するか楽しみでもあります。毎日交通安全を見守る「かがし」たちに会いに行ってみてはいかがでしょうか?

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/02/16 訪問

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