LINEでは、安心安全に利用いただける健全なプラットフォームを提供するため、利用規約や法令に違反した投稿を非表示にしています。このレポートでは、該当期間における非表示化の対応結果についてご説明します。
コミュニケーションアプリ「LINE」のタイムラインや「LINE LIVE」「LINE マンガ」などのサービスで利用規約や法令に違反した投稿の有無に関して、当社では①監視システムによる機械的な確認と、②モニタリングチームによる人の目による確認の2段階で、規約や法令に反するコンテンツが当社プラットフォーム上で拡散されないように努めています。
まず、一部のLINEサービスで適用されている機械的なチェックでは、事前にシステムに登録している禁止用語やルールと照合し、規約や法令に反した投稿になっていないかを確認します。これに該当する場合には、投稿後即座に投稿が自動で非表示にされる仕組みになっています。
次に、人の目によるチェックでは、機械的なチェックでは判断のつかなかったケースについて、事前に用意した判断基準や事例集と照合して規約や法令に反する投稿がないかを一件ずつ担当者が確認します。モニタリングチームがコミュニティ規約や法令に反すると判断した場合には、担当者がその投稿を非表示にします。
この半年間で非表示にした投稿の件数は以下の通りです。
① 機械的なチェックで非表示にした件数 | 10,009,824 件 |
② 人の目によるチェックで非表示にした件数 | 9,517,033 件 |
合計 19,526,857 件 |
また、人の目によって非表示にした件数の内訳は以下の通りです。
当社は2019年7-12月の間に19,526,857件の投稿に対し非表示にする対応を取りました。これは、前期17,992,632件に比べ約8.5%の増加となりました。前期と比べてTimeline上でのスパム行為が減少する(1,680万件→1,320万件)一方、同年8月よりサービスが開始したOpenChatにて約540万件の投稿が非表示にされたことにより、全体の非表示件数が増加しました。特にタイにおいてOpenChat上で非合法のオンラインカジノに関する投稿(宣伝文言やURLなど)が多くの割合を占めています。
なお、LINEの通常のトークについては、ユーザが通報機能などを用いて暗号化されていない状態の情報を当社にお送りいただかない限り、当社でトークの内容を確認することはできません。通報を受けたトークの対処状況に関してはこのレポートの対象外となります。
引き続きサービスを安心安全に利用いただけるよう、当社では透明性を保ってプラットフォームを運営してまいります。