VTRが『グッディ!』そっくりの理由
続いて、VTRのつくりについてだ。2014年のスタート当初から、『バイキング』は一貫して「編成制作局制作センター第二制作室」のスタッフが制作してきた。この部署は、フジテレビのバラエティ番組を手がけるセクションだ。わかりやすく言えば、『ネプリーグ』や『VS嵐』といった番組をつくってきた人間が制作していたわけだ。
しかし、『バイキングMORE』は「情報制作局情報制作センター」が手がけている。つまり、『めざましテレビ』『とくダネ!』、そして前述の『グッディ!』といった報道畑の人間がつくっているわけだ。
「注目すべきは、『バイキングMORE』は『グッディ!』の制作陣がそのまま移る形でつくっている番組ということ。VTRの出だしのナレーションから構成の組み立て方まで、まさに『グッディ!』そのままです。また、『バイキング』時代は、街にいる60歳以上の年配者にニュースをぶつけて感想を求めるというバラエティ的なノリのコーナーもありましたが、撤廃されました。さらに、これまで『バイキング』のナレーションを一手に引き受けてきた小坂由里子の他に、森一丁と仮屋昌伸が新たに加入。この2人は、もともと『グッディ!』のナレーターを務めていました」(同)
つまり、『バイキング』と『バイキングMORE』はまったく趣が違う番組ということだ。
伊藤アナに交代で坂上忍が上機嫌?
また、これまでMC・坂上忍の相棒として活躍してきた榎並大二郎アナに代わって、伊藤利尋アナが投入されたことも大きいだろう。
「榎並アナは緊張しやすいのか、原稿読みで詰まったり、段取りを忘れてテンパったりするところがありました。一方、俳優出身の坂上はドラマの現場のようにスタジオの流れを大事にするタイプ。いちいち進行が止まるたびに不穏な空気になったり、榎並アナをいじったりしていました。それが伊藤アナに代わってからは坂上の機嫌も良く、榎並アナとの“主従関係”から対等な間柄になった印象があります。ただ、番組のカラーがひとつなくなった感は否めません」(同)
坂上と『ミヤネ屋』の宮根誠司は好感度的にはどっこいどっこいのような気もするが、今のところはまだ宮根に分があるようだ。坂上の『バイキングMORE』は、14時台の新たなステージでも快進撃を続けることができるのだろうか。
(文=編集部)

















