うみやまかわ新聞

山の水のめぐみから育った あまいトマト

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山の水のめぐみから育ったあまいトマト自然の川の水から育ったあまいトマトを紹介します。

日田市上津江町にはあまいトマトを栽培している有限会社ニューファーマーズファクトリーという会社があります。社長の杉埜智さんにお話を聞きました。ニューファーマーズファクトリーは水耕栽培でトマトを育てています。

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(写真:これが水耕栽培で育てている様子です)

水耕栽培とは、土を使わない代わりに、水を使用する栽培方法です。水耕栽培で育てている理由を聞いてみると、「トマト本来の成長かん境と同じ条件を満たすことができるハイポニカ水耕栽培(※1)という栽培方法があり、津江の水がとてもきれいだからこの栽培方法を選びました」と言っていました。

(※1)ハイポニカ水耕栽培協和株式会社の創業者である野澤重雄氏が発明した技術で、水の中に流れを作ることで、常に根の表面の酸素や肥料を入れ替えることができる栽培方法

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(写真:この川から水をくんでいます)

ニューファーマーズファクトリーの水耕栽培やトマトの特ちょうを説明します。

まず、1つ目がハウスの自動開閉システムです。室内の温度を調整するため自動で窓が開閉するというものです。温度が平均で25度以上になると窓が開き、25度以下になると、窓が閉まります。ちなみに窓は天井にもあります。

2つ目がハチを使った栽培についてです。ハウスの中は風がふいていないので、受粉できません。だからマルハナバチを使って受粉させます。マルハナバチはこのハウスの大切な仲間なので、エサもきちんとあたえています。3つ目に、何といってもあまいということです。普通のトマトは食べないけど、ニューファーマーズファクトリーのトマトは食べるという人も結構いるそうです。なぜあまいのかと言うと、トマトの根に水分ストレスを与えることによって、果実にたくわえる水分が減少し、糖度の高いトマトになるそうです。ぼくはトマトが食べられないので他の人においしいか聞いてみると、あまくておいしいという人が多かったので、みなさんもぜひ買ってみてください。

文:日田市立津江小中学校6年生

取材協力:

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杉埜智(すぎの・さとる)さん
1968年(昭和43年)10月31日生まれ(47才)。有限会社ニューファーマーズファクトリー 代表取締役社長。

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