岐阜県と岐阜市は8日、新たに県内6市町で男女6人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち3人は、岐阜市の芸能事務所「ハニカムプロモーション」で確認されているクラスター(感染者集団)に関連した感染者で、クラスター規模は18人となった。県内の感染者数は累計で735人となった。
芸能事務所のクラスターの新規感染者3人のうち2人は、所属アイドルグループ「蜂蜜★皇帝(エンペラー)」、「miel(ミエル)」が今月3日に名古屋市で開いたライブに来場した客だった。瑞穂市の40代男性と岐阜市の30代女性で、いずれも軽症。また、両グループに歌や踊りを教えていた安八郡神戸町の20代男性の陽性も判明した。
岐阜市によると、このクラスターではこれまでに女性アイドル計12人や、事務所の社員らの陽性が判明していたが、客の感染が分かったのは初めて。市は引き続き、ライブや撮影会の参加者に対し市保健所に連絡するよう呼び掛けている。
この他、多治見市の製造業者のクラスターで新たに土岐市の30代男性の陽性が判明し、このクラスターに関連する感染者は計12人となった。
各務原市で1歳未満の男児、養老郡養老町で50代女性の感染も判明した。
8日発表の退院者は2人だった。