【ソウル聯合ニュース】韓国の上場企業のうち、7~9月期決算を発表をした主要企業の営業利益が前年同期に比べ30%近く増加したことが8日、分かった。
金融情報会社のインフォマックスによると、今月6日までに7~9月期決算(速報値)を発表した251社の営業利益は計32兆5864億ウォン(約3兆円)で、前年同期比26.5%増加し、多くの企業が市場予想を上回った。251社のうち、証券会社3社以上が業績見通しを出した115社の65.2%に当たる75社の業績は市場予想の平均を上回った。このうち53社は市場予想を10%以上上回る営業利益を記録した。
先月8日に7~9月期の連結決算速報値を発表したサムスン電子は営業利益が前年同期比58.1%増の12兆2964億ウォンで、市場予想(10兆6364億ウォン)を大幅に超えた。
LG化学(9021億ウォン)やサムスンSDI(2674億ウォン)も営業利益が市場予想を上回った。ポスコ(6667億ウォン)は前年同期比36%減少したが、市場予想(4922億ウォン)ほどではなかった。
KB金融(1兆4165億ウォン)、新韓金融持ち株(1兆4682億ウォン)など主要金融持ち株会社も営業利益が市場予想を上回り、1兆ウォンを超えた。
主要上場企業の多くが市場予想を上回る営業利益を計上したのは、経済見通しの不確実性が高まったことで証券会社が保守的に業績見通しを示したというのもあるが、新型コロナウイルス流行による危機的状況の中で主要企業の業績が上半期に比べ速やかに持ち直した影響が大きかったためとみられる。
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