ゲートルーラーのすごいところは、
「5分で説明できて、ちゃんとTCGができるシンプルさ」
ここにつきます。
もちろん細かい裁定などの疑問点は出てきますが、大雑把に遊ぶには問題ありません。シンプルと奥深さを両立させた練り込み具合は驚愕です。
だからこそ、プロモーションが残念に思います。
SNSの直接的な炎上発言は追求していると、きりがありません。そういうところを除いても、プロモーション文章は魅力を感じません。今回は公式ホームページの文章をKanju流に勝手に批評しながら、「こうすると良かったのでは?」というふうに変えていって、ゲートルーラーの魅力というのを確認できればと思います。
ゲートルーラーのプロモーションの問題点はただ一つです。
・企業視点を持ち込むな。常に「遊ぶユーザー視点」で物を語れ企業視点とは「ショップ向け文章」や「こうすればコスト削減」とか周辺事情です。
例えば、ティザーサイトのこの文章
「ルーラーシステム」により、
自分の好きなルールを選べるため、
あなたの友人が全くカードゲームに触れたことのない初心者でも、
ハイレベルなTCGガチ勢でも、同様に楽しんで頂けます体験会に参加して、ただのハッタリではないということはわかりますが、言い方が良くないです。ガチ勢からしたら「初心者に負ける運ゲー」ですし、初心者にしても「何もしなくても勝てる浅いゲーム」と取られます。
例えば、ここはこうしたらどうでしょう?
自分の好きなルールを選べる「ルーラーシステム」を搭載。
運要素が大きい大振りな必殺型ルーラー、
緻密に一枚ずつカードを使い相手を追い込むルーラー
自分にあったルーラーで最強の座「なんとかルーラー(適当な称号)」を目指せ!!この書き方ですと、ユーザーには選択肢が与えられます。
初心者だったら、少し考えて「運要素が強いルーラーならワンチャンある」と思うでしょうし、ベテランだったら「運要素が強いルーラーが最強になるように設計されてないはずだ」と出し抜くように動くでしょう。でも「この2つから選択する」を提示することが、「ゲームをしない」という選択を避ける罠なのです。
「好きなルーラーを選べます」という内容と、どちらがやってみたいと思うでしょうか?
同じティザーサイトの下記の文章も、魅力を語るには今ひとつです。
上記2種のルーラーでの対戦では、
カジュアルプレーヤーとガチプレイヤーが、
互いに同じぐらいの勝率を目指して戦うことが出来ます。
(ルーラーは第一弾環境だけで、5種類あります。
全て全く違うゲームのように感じられる事でしょう。)
完全な初心者相手に、
ベテランプレイヤーが「苦戦する事」が出来るのです。
苦戦してこそゲームは面白く、
そして実力を発揮できるものですね。先ほどと同じように、プレイヤーは勝つためにプレイしています。
自分が最強の道を目指すのに「苦戦する」ことを前提としたTCGをしたいとは思わないのではないでしょうか?
この文章は、「ショップなどビジネス向け」の文章であって、「ユーザー向け」の文章ではないのです。
守秘義務にかかってしまう可能性があるので、ふわっとした紹介になってしまいますが、こんな内容ならどうでしょう?
アプレンティスは、運の要素が強いルーラー
■■■の代わりに、■■■ができて、■■の場合には強烈な動きができる。
強くなるには■■■のセンスが鍵だ。
ナイトは、厳密なコスト管理やプレイングが重要なルーラー
■■■の代わりに、■■■が多く、相手の動きに対応しやすい。
■■■に制限がなく、■■すれば、最強のルーラーになれる。
第一弾に出てくるルーラーは5種類!いずれも癖のあるルーラーで君と相性のよいルーラーを探せ!!
■の部分は守秘義務が絡むので伏せてますが、私ははオープンにしたほうが良いと思っていますし、その方が考察推奨と叫ぶより、ルール考察などがしたくなると私は考えています。
ゲートルーラーの文章はどこを切り取っても語っている内容が、「ビジネスマンの取引先向け」のような内容ばかりなのが特徴です。せっかくの商品力がもったいないです。
プロモーションは、もっとユーザー視点の文章を書いて、その本当の凄さをみんなにみてほしいと思うのが、公式インフルエンサーとしての切なる願いです。
他にもいろんな文章を書き直したいので、続きがあるかもしれません。
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コメント
しかし先日の氏の「各方面に気を使いすぎて〜」というツイート(削除済み)からの「予約開始!ありがとうございます!」の流れで完全にキレてしまい、売れないで欲しいと思うようになってしまいました。
クリエイターが人格者である必要は無いと思いますが、私はもうこの人が作っているゲームは売れてほしくないし、このゲームを遊んでる人からは距離を置きたいと思っています。
2020/11/10 02:28 by 鵜野 URL 編集