FC2ブログ

ゲートルーラー公式は見ないでください(インフルエンサー説明会の感想)

ブログには書いてませんでしたが、ゲートルーラーのインフルエンサーに選ばれて、先日インフルエンサー説明会に行ってきました。

自分のゲートルーラーのスタンスを説明しておくと、他の熱心なインフルエンサーに比べたらそこまで情熱はありません。
「ゲートルーラーのすごい設計の部分を、食わず嫌いせずに体験はしたほうが良い」
「変に炎上ばかりさせていて、ゲームとしての凄い部分が伝わらずもったいない」
「アンチに構いすぎて、いくらなんでもひどいデマが出回ってるから、せめてアンチポジションには正当な批判を浴びせるようにして、商品を手に取れるようにはしよう」
びっくりするほど、ネガティブな応援姿勢です。
これで成功したら勝ち馬に載ってしまえばいいし、失敗しても逃げられる、嫌な大人の処世術でもあります。

ゲートルーラーのすごいところを紹介しますが、一番ダメなプロモーションについての話がメインです。
ゲートルーラーのすごいところは、
「5分で説明できて、ちゃんとTCGができるシンプルさ」
ここにつきます。
もちろん細かい裁定などの疑問点は出てきますが、大雑把に遊ぶには問題ありません。シンプルと奥深さを両立させた練り込み具合は驚愕です。
だからこそ、プロモーションが残念に思います。
SNSの直接的な炎上発言は追求していると、きりがありません。そういうところを除いても、プロモーション文章は魅力を感じません。今回は公式ホームページの文章をKanju流に勝手に批評しながら、「こうすると良かったのでは?」というふうに変えていって、ゲートルーラーの魅力というのを確認できればと思います。

ゲートルーラーのプロモーションの問題点はただ一つです。
・企業視点を持ち込むな。常に「遊ぶユーザー視点」で物を語れ
企業視点とは「ショップ向け文章」や「こうすればコスト削減」とか周辺事情です。

例えば、ティザーサイトのこの文章

「ルーラーシステム」により、
自分の好きなルールを選べるため、
あなたの友人が全くカードゲームに触れたことのない初心者でも、
ハイレベルなTCGガチ勢でも、同様に楽しんで頂けます


体験会に参加して、ただのハッタリではないということはわかりますが、言い方が良くないです。ガチ勢からしたら「初心者に負ける運ゲー」ですし、初心者にしても「何もしなくても勝てる浅いゲーム」と取られます。
例えば、ここはこうしたらどうでしょう?

自分の好きなルールを選べる「ルーラーシステム」を搭載。
運要素が大きい大振りな必殺型ルーラー、
緻密に一枚ずつカードを使い相手を追い込むルーラー
自分にあったルーラーで最強の座「なんとかルーラー(適当な称号)」を目指せ!!


この書き方ですと、ユーザーには選択肢が与えられます。

初心者だったら、少し考えて「運要素が強いルーラーならワンチャンある」と思うでしょうし、ベテランだったら「運要素が強いルーラーが最強になるように設計されてないはずだ」と出し抜くように動くでしょう。でも「この2つから選択する」を提示することが、「ゲームをしない」という選択を避ける罠なのです。
「好きなルーラーを選べます」という内容と、どちらがやってみたいと思うでしょうか?

同じティザーサイトの下記の文章も、魅力を語るには今ひとつです。

上記2種のルーラーでの対戦では、
カジュアルプレーヤーとガチプレイヤーが、
互いに同じぐらいの勝率を目指して戦うことが出来ます。
(ルーラーは第一弾環境だけで、5種類あります。
全て全く違うゲームのように感じられる事でしょう。)
完全な初心者相手に、
ベテランプレイヤーが「苦戦する事」が出来るのです。
苦戦してこそゲームは面白く、
そして実力を発揮できるものですね。


先ほどと同じように、プレイヤーは勝つためにプレイしています。
自分が最強の道を目指すのに「苦戦する」ことを前提としたTCGをしたいとは思わないのではないでしょうか?
この文章は、「ショップなどビジネス向け」の文章であって、「ユーザー向け」の文章ではないのです。
守秘義務にかかってしまう可能性があるので、ふわっとした紹介になってしまいますが、こんな内容ならどうでしょう?

アプレンティスは、運の要素が強いルーラー
■■■の代わりに、■■■ができて、■■の場合には強烈な動きができる。
強くなるには■■■のセンスが鍵だ。

ナイトは、厳密なコスト管理やプレイングが重要なルーラー
■■■の代わりに、■■■が多く、相手の動きに対応しやすい。
■■■に制限がなく、■■すれば、最強のルーラーになれる。

第一弾に出てくるルーラーは5種類!いずれも癖のあるルーラーで君と相性のよいルーラーを探せ!!


■の部分は守秘義務が絡むので伏せてますが、私ははオープンにしたほうが良いと思っていますし、その方が考察推奨と叫ぶより、ルール考察などがしたくなると私は考えています。

ゲートルーラーの文章はどこを切り取っても語っている内容が、「ビジネスマンの取引先向け」のような内容ばかりなのが特徴です。せっかくの商品力がもったいないです。
プロモーションは、もっとユーザー視点の文章を書いて、その本当の凄さをみんなにみてほしいと思うのが、公式インフルエンサーとしての切なる願いです。
他にもいろんな文章を書き直したいので、続きがあるかもしれません。
スポンサーサイト



コメント

 私は池田さんの振る舞いはさて置いて、ゲームが面白いのは間違いないし売れるだろう、という考えでした。
 しかし先日の氏の「各方面に気を使いすぎて〜」というツイート(削除済み)からの「予約開始!ありがとうございます!」の流れで完全にキレてしまい、売れないで欲しいと思うようになってしまいました。
 クリエイターが人格者である必要は無いと思いますが、私はもうこの人が作っているゲームは売れてほしくないし、このゲームを遊んでる人からは距離を置きたいと思っています。
非公開コメント

プロフィール

Author:Kanju
デュエリストとしての力を生贄にし、シャドーボックスの人として覚醒。かつてはマイアース2009年東日本チャンピオンになるほどの強豪プレイヤーだった(参加者10名)

シャドーボックス作成のご依頼、ご相談はこちら(お仕事も可)
kanju■fine.ocn.ne.jp(■を@に)

各種展示会等に出させてもらってます。展示、メディア紹介実績こちら
カード系、アニメ系、美術系、どのジャンルでも作成可能です

バナー

月別アーカイブ

2037
10 
2020
11  08  06  05  02  01 
2019
11  08  07  06  03 
2018
10  08  07  06  02 
2017
11  05  04  01 
2016
11  10  07  04  03  02  01 
2015
12  11  08  07  05  04  03  02  01 
2014
11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01 
2013
12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01 
2012
12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01 
2011
12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01 
2010
12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01 
2009
12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01 
2008
12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01 
2007
12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01 
2006
12  11  10 

ブログ内検索