8ch BBT Web 富山テレビ放送

北陸電力が中間決算を発表しました。新型コロナウイルスの影響で、電力の小売販売は減少したものの、燃料価格の低下などで増益を確保し、中間期としては4年ぶりとなる復配を決めました。

＊北陸電力　金井豊社長「上半期としては一定の利益が確保できたが、年度の業績確保に向けて経営効率化に取り組んでいかなければならない」
北陸電力の今年4月から9月までの中間決算は、連結決算で売上高が前年度同期に比べ、1パーセント減の3074億円、経常利益は54.5パーセント増の251億円と、減収増益となりました。
燃料価格の低下や小売電気事業者への販売が伸び、増益を確保したもので、経常利益は2011年の東日本大震災以来、中間決算においては最高額となりました
一定程度の利益が確保できたことから、中間期としては4年ぶりの復配で5円としました。
中間期は、増益を確保しましたが、通期では新型コロナの収束見通しが不透明で販売電力量などへの影響が見通せないとして、売り上げなどは引き続き未定としています。
また、今回の県知事選挙について金井社長は「地域行政について、中立の立場をとる使命がある」と持論を述べました。
＊北陸電力　金井豊社長「ガスと電力、同じエネルギー分野で競合もしてきたが協力もしてきた。意識することなく、県と付き合っていきたい」