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県知事選 市町村別動向も含め新人新田氏の勝因は
2020年10月26日
横一線の大激戦と言われていましたが、終わってみれば、現職に挑んだ新人の新田八朗さんが6万票以上の差をつけて圧勝した県知事選挙。自民党県連が現職を推薦し保守分裂選挙となった選挙戦について市町村別も含め担当記者の解説です。

富山、高岡、射水など、大票田を中心に10の市町村で新田さんが勝りました。
富山市は、森市長が支持したほか、自民党会派の市議の半数の9人が新田さんの支援に回るなど、序盤から新田さんに勢いがありました。
そのリードを最後まで守り切るどころか、どんどん勢いが加速していった印象もあります。
高岡市では、自民党の県議や市議が一枚岩となって戦っていましたが、結果は惨敗。いわゆる「隠れ新田派」が多くいたとみられます。
現職が、新田さんを上回ったのは、5つの市や町です。
その中でも、黒部、朝日、入善の県東部はYKKの吉田忠裕相談役が現職の応援演説を行ったことも影響したとみられます。
意外な結果になったのは、小矢部でした。
小矢部市出身で、維新の柴田参議院議員が新田さんの支援に回り、新田さんが優勢とみられましたが、わずか100票あまりの差で現職が上回りました。
新田さんの最大の勝因は、どこにあったのか。
県民が望んだのは、「石井県政の継続」ではなく「県政の刷新」だったということです。
新田さんは、現職への高齢、多選批判を追い風に、政治に興味がない人たちや無党派層の支持までも広く取り込みました。
また、新型コロナの影響で県全体が閉塞感に包まれる中、現状や先行きへの不安が現職にぶつけられ、「経済再生」を強く訴えてきた新人の未知の期待に流れが向いたと言えるでしょう。
※当HPは、報道目的のニュースサイトとして作成されたもので、その内容は当該放送時点のものが掲載されています。
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