総合診療科
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概要・基本方針
「総合診療」はすべての領域にわたるありふれた病気を診療するものです。総合診療医は、体の具合が悪くなったり、健康問題が起こったりしたときに、まず相談できる街のかかりつけ医です。当院総合診療科は、地域包括ケアシステムのハブとして、地域の医療機関と緊密に連携しながら、地域で暮らす皆さんの健康を守り、まちづくりにも貢献しています。診療内容紹介
「総合診療」という分野は、他の専門科と異なり、現場の置かれた環境に合わせて自分たちの役割を変えていくという特徴があります。当院の総合診療科は、家庭医療の理論に基づき、医学的な病気だけでなく、心理社会的背景にも配慮して、一人の人としての患者さんを診ることを重視しています。
急性期病棟と地域包括ケア病棟を持っているため、地域で暮らすみなさんが急病になったときの初期診療に当たったり、他院で治療を受けた患者さんが地域に戻って暮らす準備をするための入院を受け入れたり、慢性的な病気の継続的な診療を行ったりします。ありふれた病気を中心に、およそ7~8割の患者さんに対応可能ですが、専門的な検査や治療が必要と判断された場合や重症な病気で高度な治療が必要になる場合には、連携する高次医療機関を紹介するシステムもとっており、臨機応変な対応が可能です。
入院診療については、研修医や専攻医と指導医、そして各医療専門職がチームを組んで担当します。綿密に議論を重ねながら診療方針を考え、患者さんご本人とご家族を交えて最終的な診療方針を決めます。また,必要に応じて、在宅医療も提供します。
当科では、EBM(根拠に基づいた医療)を実践しています。最新の研究データ(エビデンス)を踏まえつつ、決してそればかりを頼りにするのではなく、患者さんやご家族のお考えやご希望、当院での臨床経験、当院の置かれている環境などを考慮して、患者さんにとって最善の医療を提供しています。
多様で複雑な問題を抱えるマルチモビディティの患者さんや、ポリファーマシー、リハビリ、退院支援、在宅復帰などを得意としていますので、他院からの紹介、特に重症でない患者さんの急性期診療、また急性期診療を終えた亜急性期の患者さんも積極的に受け入れています。
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