距離感を間違えないための俺的心得です。
どういうこと?
相手のことを○○(友人、恋人、コンビ、パートナー、師匠、弟子、等)と思っていたけど、相手からすると別に自分は○○じゃなかった、という場合、その事実に気づくタイミングが遅くなる分だけ、ショックが大きくなります。
ショックは自分の中だけで処理できれば問題ありませんが、態度に表すと相手に迷惑がかかるので、できるだけ早いタイミングで距離感を意識しておくためのキーワードを以下に述べます。
one of them(英語です)
日本語でいうと、大勢のなかの一人、という感じです。
先生と生徒の関係でのたとえ
あなたが生徒として、尊敬する先生がいた場合、あなたは先生を個々に認識します。氏名を人格とを組み合わせて記憶し、会話の内容をたまに思い出し、感銘を受けた講話を先生の立ち姿とともに胸に刻みます。
でも、先生は、あなたのことを、単に生徒のうちの一人(one of students)として認識しているかもしれません。
友達同士でのたとえ one of friends
大事に思っている友達と会っているとき、あなたは友達と1対1の二人の世界で話していると思っていても、その友達からすると、大勢の友達との付き合いのひとつとして今あなたと接しているだけ、かもしれません。
コンビでのたとえ one of 同僚
唯一この人とは仕事がやりやすい!と思っている相手がいても、相手には同等(かそれ以上)の相性を持つ仲間が他にもいるかもしれません。
ラーメン屋さんでのたとえ one of 客
どれだけ好きで通い詰めているラーメン屋さんでも、店主が自分のことを単なる客でなく常連さまとして認識しているかどうかはわかりません。もっと通い詰めている常連が他にたくさんいるかもしれません。
逆のパターンもあります
相手に対してそんなに親しい仲と思っていなくても、相手からしたら親友であると思ってくれている場合もあります。
意識の観点
定期的に、あるいは人とコンタクトを取るたびに、このone of them句を用いて、相手とのリレーションの関係がどっち方向に強いかを確認します。
友人関係でのリレーションを測るには、one of firendsで自問自答します。
①自分から見て、相手はone of friendsか?
②相手から見て、自分はone of friendsか?
このバランスを確認したあとに、自分の行動が適切であったかの検証を行い、バランスをそのまま保つのか、どちらか側にもう少し偏らせるのか、考えて、次のコミュニケーションの内容をPDCAで調整します。
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以上です。
俺はつい相手との距離が近いと勘違いして、余計なことを口走ったりして、場の空気をたびたび凍らせます。この観点は、そんな俺の場合、主に「出しゃばり過ぎない」という自制に役立っています。
「出しゃばりすぎ」あるいは「引っ込み過ぎ」な方は、一度試してみてください。