自作スナップホルダー ROLLEI B35編 |
nekocameを主宰しておられる「はまさん」が「スメハチのケースでライカCL用スナップホルダー」を作られた。この柔軟な発想に感化されて私もチャレンジしました。スナップホルダーは速写ケースとも言われるカメラケースです。硬い革で作られていることが多く、衝撃から大切なカメラを守ってくれます。
さて、今回は手元にあったKONICA EE-MATIC260のケースを、ローライB35用に作り変えることにしました。ローライ35の両側面にはアイレットがなく、ネックストラップを使ってカメラを水平の状態で首にかける場合は、スナップホルダーが必要になります。 写真は、ケースをペンチなどでばらばらにした状態です。このケースは、糸縫いではなく接着剤で加工されていました。 | |
底部の台座です。ローライ用に短くカットし、開いていたねじ穴は塞ぎました。続いて中央にローライ用の穴を開け、ねじを固定しました。 | |
カメラに合わせてケース革を巻きつけ、余分な部分をカットしました。写真は、ケース内側に貼る布です。自宅を探すとビロードの端切れがありましたのでこれを利用しました。型紙を当てて裁断します。 | |
カメラに合わせてケースが小さくなった分、側面にある金具の位置がずれてしまいます。写真は、金具を新たな位置に取り付けたもので、リベットで固定しました。 | |
糸ではなく、接着剤で固定し、試行錯誤でこの状態になりました。慣れない作業であまり綺麗ではありません。 | |
内側は、このようにビロードを接着剤で貼り付けてあります。高級感があるような、ないような。 | |
オリジナルがEE-MATIC260のケースですから、背面にフィルムカートリッジの覗き窓があります。塞ごうかと迷いましたが、フィルム箱を切ってフィルム覚書として利用するのはどうでしょうか。 | |
出来の良いものではありませんが、突然の思いつきで、2時間程度で作った割には満足のいく結果でした。 以上、今回の製作の切欠をいただきました「はまさん」に感謝申し上げ、即席?速写ケースの製作記とします。 |