「新型コロナ」と「インフルエンザ」の同時流行に備え、宮城県は、発熱などの症状がある人は11月5日以降はまず、かかりつけ医に電話で相談するよう求める方針を決めました。

これは4日午前に開かれた県の新型コロナ対策本部会議で示されました。

「新型コロナ」と「インフルエンザ」は症状で見分けることが難しいため、今後の同時流行に備えるには新たな態勢が必要だとしています。

今後は発熱などの症状がある人は、「コールセンターではなくまず、かかりつけの医師に電話で相談するよう求める」「かかりつけ医の無い人は、これまでのコールセンターが医療機関を紹介する」として、県は5日から、この態勢に切り替える方針です。

宮城県 村井 知事

「発熱があった時にはかかりつけ医師に電話で相談する。電話前に、かかりつけ医の病院に行かないようにお願いします。必ず電話で相談する。かかりつけ医がいない人は、今までと同じように県・仙台市のコールセンターに電話していただく」

県は、11月4日の時点で県内418の医療機関を「診療・検査医療機関」に指定していて、相談を受けたかかりつけ医と協力して対応することにしています。