コロナ?インフル?まずは受診を 福岡県が1050医療機関を指定

西日本新聞 社会面 華山 哲幸

 新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行に備え、福岡県は30日、どちらの感染か分からない発熱患者が受診できる「診療・検査医療機関」に県内1050医療機関を指定し、うち870カ所では院内でのコロナ検査が可能になったと発表した。県は新たな受診の流れも示し、まずはかかりつけ医など身近な医療機関に電話で相談するよう呼び掛けた。

 県内ではこれまで、コロナの検査は帰国者・接触者外来や保健所などを中心に行われてきたが、今回の指定で実施場所が大幅に増加。指定された医療機関は動線や診療時間を分けるなどの対応を取る。

 新たな受診の流れは、身近な医療機関が指定されているかどうか確認するため、まずは電話での連絡が必要。指定されていればそのまま診療・検査を受けられる。そうでない場合は、別の医療機関を紹介されるか、最寄りの受診・相談センター(保健所)に電話する。相談先に迷う場合も同センターに連絡する。

 県は指定医療機関のうち、許可が取れた所の名前を来週にもホームページなどで公表する。

(華山哲幸)

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