【愛知】新型コロナ「発熱時はかかりつけ医」に変更 医師、さらに改善要望

2020年10月27日 05時00分 (10月27日 05時00分更新) 会員限定
 県新型コロナウイルス感染症対策本部の医療専門部会の会合が二十六日、県庁で開かれた。発熱症状がある際の受診の流れが同日から変わり、まずかかりつけ医に相談する体制となったことに関し、委員を務める医師らから評価の一方、一部の医療機関に負担が集中しない運用など引き続き改善を求める声が相次いだ。
 コロナに対応できるとして県が指定した診療・検査医療機関は千二百カ所余りに上るが、公表を了承したのは百九十一カ所にとどまる。県医師会の柵木(ませき)充明会長は「院内感染が起きて病院を閉めた際の休業補償があれば、発熱患者に積極的に向き合う医療機関が増えるだろう」と要望した。
 かかりつけ医がいない場合は、保健所に設けられた「受診・相談センター」に電話し、診療・検査が可能な医療機関を紹介してもらう。部会長で、国立病院機構名古屋医療センターの長谷川好規院長は「(公開を了承しなかった)非公開の医療機関に連絡を取っていただくと、公開を了承したところに負担が集中しない」と注文した。
 診療・検査医療機関ではPCR検査よりも結果が早く判明する抗原検査が用いられる。藤田医科大病院の石川清仁教授は、抗原検査の精度がPCR検査...

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