ネバダ州で数千人以上の州外住民が投票したとしてトランプ陣営は訴訟を起こす|ツイッターとフェースブックは不正投票が行われたと主張する言論への統制を進め「フィラデルフィア市政府トップが腐敗している」と告発する民主党員の動画を検閲
11月5日(木曜)、トランプ選挙陣営はネバダ州で訴訟を行うと発表した。同州に居住していない住民らが1万枚以上の票を投じたと主張している。
この日の午後に開かれた記者会見で、トランプ選挙陣営は、ネバダ州でジョー・バイデンの得票数はトランプ大統領よりも約8000票上回っていると語った。これをエポック・タイムズのジャック・フィリップ記者が報じている。ネバダ州の選挙人の数は8であり、大統領選挙の勝敗を決する重要州となる可能性がある。
トランプ陣営のネバダ州会長であるアダム・ラクサルトは、「この地域全体を通して郵送された投票用紙の例として・・・ゴミ箱に入れられていたもの・・・18通もの郵便投票用紙を受け取った人たち」が存在していたと語った。そしてこれが選挙違反の証拠であると語った。
「我々は、投じられた数十万の投票用紙の中の郵便票について、いまだその署名を確認できておらず、それらに対して意味ある検査を行えていない」とネバダ州の元司法長官であるラクサルトは記者会見の場で語った。「死亡した有権者も集計されている」と彼は付け加えた。
それと同時に、同氏は「集計された数千人もの人たちが、パンデミック期間中にクラーク郡から引っ越している」とも語った。クラーク郡には同州最大の都市であるラスベガスが含まれている。
その結果として、トランプ・チームは緊急救済を求めており、「これらの票全てを郡に停止させる」ことを求めていると同氏は語った。
トランプ政権の元国家情報長官であるリチャード・グレネル氏は、この記者会見で次のように述べている:
もしこの州に30日間居住していない場合、投票することは違法です・・・我々は合法的な有権者たちを守るためにこの訴訟を起こします。
以下はグレネル氏がこの日投稿したツイート:
【訳】我々はそれ(不正選挙の証拠)を共有した。そしてそれを犯罪照会として司法省に提出した。
なぜあなた方はそれについて報道しないんだ?!
ジャーナリズムはどこにいるんだ?
以下はグレネル氏がニュース番組に出演した際の動画:
【訳】選挙の完全性:「ここネバダ州で、我々は3062人がネバダ州の居住要件に違反したことを発見し、それを司法省に照会した」とリチャード・グレネルはNewsmax TVに語った。
クラーク郡はコメントを求められたが回答していない。
* * *
一方、大手SNS企業であるツイッターやフェースブックが、選挙前にハンター・バイデンのラップトップから見つかったeメールや画像についての報道を大規模に検閲したのと同じように、現在これらSNS企業は不正選挙が行われたと主張する投稿を検閲している。
トランプ大統領の息子、ドナルド・トランプJr.は以下のツイートを投稿し、ツイッターから検閲を受けている:
【訳】アメリカにとって最善のことは、あまりに長い間行われてきた全ての不正、ごまかし、その州で死亡した人/州民ではなくなった有権者をあばくために、トランプ大統領がこの選挙について総力戦に打って出るということだ。
この混乱を収拾し、バナナ共和国(*)のように見える状態を終わらせる時に来ている。
(*政治的に不安定で治安の悪い小国を指す侮蔑的な表現。)
このツイートが検閲を受けたことに対して、ドナルド・トランプJr.はさらに以下の投稿を行なっている:
【訳】ツイッターは当然のようにこれに検閲を行いフラッグを立てている。これらのこと(不正選挙)が存在するか、なぜ我々は知りたくないと思うだろうか?もし彼らがそう思わないのだとしたら、現在は存在していない(公平な選挙)プロセスに、おそらく人々がある程度の信頼を取り戻すことができる何かを我々が発見することはないだろう。
彼らはなぜ不正の可能性があることを発見することに反対するのか?
そしてフェースブックもまた、様々な州で違法開票が起きている可能性を懸念している複数のトランプ支持派グループを、積極的に検閲していることを認めている。フェースブックは、同社プラットフォーム上から多数の抗議グループのページを削除したという驚きの発表を行っている。
「この緊張が高まっている期間中に我々が取っている例外的な対策に沿って、我々は現実社会の出来事を引き起こしていた『盗みをやめろ(Stop the Steal)』グループを削除した」とフェースブックの広報担当者は語った。
しかし、フェースブックの広報担当者が言及する「現実社会の出来事」とは、単にデモ集会を開きたいという希望を表現したにすぎず、これはアメリカ国民に認められた基本的な集会と表現の自由の権利である。
木曜、フェースブックは「このグループが選挙プロセスを非合法化することを中心に組織化されており、このグループに属する数人のメンバーから暴力を懸念する声を我々は目撃していた」と語ったが、その証拠は示していない。
このグループは開設後24時間で36万1000人にまで参加者が膨れ上がっており、選挙管理委員会に対する抗議を行うために設立されていた。グループの設立者たちは、「不正投票が蔓延している」と主張していた。
この「盗みをやめろ(Stop the Steal)」グループは、先の見えない今回の大統領選挙に対して抗議を示しているフェースブック・ページの中で最大のものの一つ。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙も、木曜、この出来事を次のように報じている:
ソーシャルメディアの巨人(フェースブック)がこれまでで最もアグレッシブな動きを見せ、選挙結果に関するオンライン上の活動を取り締まっている。
WSJ紙はさらに次のように報じている:
このグループが削除される直前、1時間あたり2万5000人というペースで新規メンバーが加入していた。
このページは、このように急速に人気が高まっていたために、選挙関連コンテンツを検閲する同社チームの注意を引いてしまったようだ。
こうしたSNS企業による検閲行為は、その他メディアと連動して行われている。この日、左派のニュース・サイトのThe Daily Beastもまた、このグループのことを「バイデンの勝利を潰す」ことを目論む「陰謀論」を広めていると攻撃している。
主流メディアが報道する内容とは一線を画す「独立した見方」や「別の見方」に対して、フェースブックやツイッターなどのネット・メディアが後方支援して検閲を行うという新旧メディアによる連携プレーは、近年ますますあからさまになっている。シリア関連の報道から、ロシアゲート疑惑、BLM(黒人の命は大切)の抗議デモ参加者たちによる暴力行為や略奪行為を撮影した動画、そして最近ではハンター・バイデンのラップトップなど、メディアが報じる(または報じない)内容以外は次々とSNS上で検閲対象となっている。
以下の動画は、ツイッターが現在、削除・検閲を行なっているものの一つである:
【訳】なぜツイッターは繰り返しこの動画を検閲するんだ?テッド・クルーズ上院議員がこれを共有した際も検閲した。この動画は、文字通り、クルーズ議員のフィード上から消えた。
この話をしている男性は民主党員だ。
(動画の中で語る男性の発言内容)
私の名前はブライアン・マケイブ。フィラデルフィア市で登録した民主党員だ。本日、フィラデルフィア・コンベンション・センターにいる。私は票集計機械を監督している。
ここで不正が行われていることを皆さんにお伝えする。
彼らは、票の集計を監視するために我々が30〜100フィート(約9〜30メートル)以内に近づくことを禁止している。これはアメリカ合衆国大統領に対するクーデターだ。
フィラデルフィア市長のジェームス・ケニー、そしてトランプが勝つことなど絶対にありえないとツイートを投稿した州司法長官のジョッシュ・シャピロ、そして地区検事のラリー・クラズナーを私は非難する。
私の目の前で行われていることが信じられない。これはジョー・バイデンとかトランプ大統領とかは関係ない。これは我々の民主主義に関する問題だ。私が皆さんにお伝えする。フィラデルフィア市の最高レベルの政府幹部たちは腐敗している。
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