幼い女の子がスケッチブックやノートなどに「自分がお姫さまになったら」といった妄想などを元に、ゴージャスなドレスやティアラを身に着けた「お姫さま」を描くことは珍しいことではないでしょう。筆者の妹もそういう絵を描いてました…どっちもかわいかったなという思い出があります。
そんな「お姫さま」を描くという行動は女の子であれば誰もが一度は経験するものとして、それを幼い子供時代から「かわいいなー」と描き、その「かわいい」を追求して、それを大人になるまで続けて、「路線ブレしなかった」ことが現在の作風につながっていると語っています。「それは大きくなっても鉄や特撮ヒーローを愛して続けている男性に似ている」とも提示され、「そう言われて納得した」といった反応も寄せられていました。
そして「萌え絵師は意外と女性が多い」と言われることについて、「お姫さま」を原点に続けてきた漫画家・イラストレーターは少数派としつつも、表舞台にもあまり出てこないため、「意外と女性が多い」と印象づけられているのではと語っています。
「美少女を描く=男性」「美男子を描く=女性」というような先入観だったり、男性っぽい名前の女性作家・女性っぽい名前の男性作家の存在など、ほかにもさまざまな要因があると思いますが、「萌え絵師は意外と女性が多い」という説に対しての考え方や捉え方を良い意味で“変えられた”エピソードではないでしょうか。