【特集】タイバニ、おそ松さん…「“お笑い”の世界からアニメへ転向」成功を収めたクリエイターたち
女の子たちが主人公の女性作家によるマンガといえば、武内直子さんによる「セーラームーン」という名作のほか、近年でも小学生3人姉妹のドタバタコメディ作「みつどもえ」を連載している漫画家・桜井のりおさん、サバゲーとギャグを組み合わせた新感覚マンガ「さばげぶっ!」を連載している漫画家・松本ひで吉さんなど、男女の人気差や時代、ジャンル、スタイルなどに違いはあれども挙げだすとキリがありません。
そんな「かわいい女の子たち」が主人公として描かれる作品群の中でも、我々の業界では金字塔と言っても過言ではない作品「デ・ジ・キャラット」。衣装デザインだけでなく、ちょっとした仕草にもこだわりを感じる可愛らしい女の子たちを描かれ、男性人気がメインでありつつも女性からも人気を得ている名作です。
その作者・こげどんぼさんは女性作家であり、現在は自衛官の旦那を持つ母親。しかし、作品が世に出た当初からいまだに「女性だったの!?」「男だと思ってた」などと驚かれるそう。
そういった展開から、「萌え絵師は意外と女性が多い」と結論付けられることに違和感を感じていたそうで、「わたしは思うんですけどもね。ちょっとここで言っとこうと思うんですけどもね。」と前置きをして、自身を含め女性作家が「かわいい女の子の絵を描く」という行動の原点を語りました。