久し振りに「世界遺産への招待状」が放映され、リビアのキュレネ遺跡の紹介です。
半年に渡る動乱もようやく終結に向かいだしたリビア。
国が落ち着けば、旅行者の受け入れも始まるでしょう。
リビアには有名なローマ遺跡のレプティス・マグナが有りますが、キュレネはギリシャ遺跡です。
地中海に臨む国にはローマ遺跡は多く有りますが、ギリシャ遺跡は極めて珍しいです。
キュレネは紀元前6世紀飢饉に苦しんでいたサントリーニ島の住民が、アポロンの神託を受けキュレネの地に移住したのが始まりです。 それが紀元前2世紀には10万人を擁する、アテネに次ぐ大都会になりました。 その発展の源がシルピオンと言う薬草で、貴重な万能薬でその交易で巨万の富を得ました。 しかしその後乱獲でシルピオンは絶滅、キュレネは衰退して行き、7世紀にはアラブ人の攻撃で壊滅、砂漠に埋もれて伝説の街と化しました。
20世紀初め、イタリアの植民地となり、イタリア人による発掘が行われ、第2次大戦で中絶していた発掘が、1950年代からイタリア、リビアの共同ですすめられています。
20haの広大な敷地に、ギリシャのパルテノン神殿に匹敵するゼウス神殿や劇場、アゴラなど多くの施設が展開しています。
1日も早い国の安定と発掘の進展、観光の再開が望まれます。
写真 キュレネ遺跡遠望
ゼウス神殿
コインのデザインになった薬草シルピオン
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コメント
ひげおやじさん
2011年09月06日 22:19
jun&noriさん
いつもながら詳しいレポート有難う御座います。
言われる様に、アフリカなどの未成熟な社会では、宗主国が手放すと国が混乱する場合が多く、国の安定に独裁政権が役立っている面があるのも事実ですね。
しかし早く近代的な統治機構を作って、安心して観光ができるように成ってほしいものです。
jun&noriさん
2011年09月06日 07:26
jun&nori と申します。
私たちは、2009年12月にここを訪れました。ご案内のように、元来はギリシャ遺跡であり、最大級のものです。「この神域と神殿は、前7〜4世紀にかけてアテナ、シラクサに次ぐ第三のアクロポリスとして造られた。」と私たちは日記に書いています。実際には、その後ローマによって再開発されているので、複合的な遺跡と言うことが出来るかと思います。一見の価値は大だと思います。
http://www.honkawa.org/travel/world/libya/20091228.html
一つだけ心配なのは、リビア全体にいえることですが、この混乱に乗じての盗掘、盗難です。
リビアの遺跡は代表的なレプティス・マグナをはじめ広大なものが多く、また海に面しているものが多いので、管理が大変なのです。この点でも、混乱の収拾を願っています。
最後に余談ですが、リビアにはイエメンも似通った状態なのですが、部族社会が生きています。「国家」として統一して機能している部分もあるのですが、部族の論理での支配も旅行していて感じました。だからこの国の舵取りは難しい気がします。西欧のカダフィー=独裁者=排除すべきもの、という単純な図式で割り切れるのかといえば疑問の所も。以上は単なる感想ですが、言いたいことは、つまり、観光という点では、エジプトのような早期の再開は難しいだろうと思うのです。
卑弥呼さん
2011年08月27日 00:10
テレビ見ました〜
キュレーネ遺跡は是非行ってみたいところです
今年はまだ無理でしょうね。
100さん
2011年08月26日 22:22
見ました、見ました。
ロマン溢れるところのようですね。
死ぬまでに行けたら良いなぁ〜。
空と南の島さん
2011年08月26日 21:38
現在の紛争で、世界的遺産が損失しないことを祈っています。
被災状況を確認して、復興の支援をしたいと思います
hi5318-tulipさん
2011年08月26日 20:58
見ていないので残念です。
リビアの現状を考えると憂鬱になります。
早く平和を取り戻してもらいたいですね。