チェルノブイリの原発事故がきっかけとなり、安全のために世界原子力事業者協会が発足した。米国はTMI(米ペンシルベニア州スリーマイルアイランド原子力発電所の2号炉)での事故以降、原発運営機構を設立し、安全性を高めるきっかけとした。福島での原発事故が、韓国はもとより世界の原発産業に与えた悪影響は膨大であるにもかかわらず、日本は原発の安全性と産業発展のために国際社会に対し一体何をしたのか問わざるを得ない。しかし、コスト削減のために行われる汚染水の強行放出を良しとする国家は存在しない。トリチウムの半減期は12年と比較的短い。日本政府は、放出よりも福島原発の隣接地域に貯蔵するための敷地を確保し、トリチウムの自然減少を待つべきだ。
チョン・ドンウク中央大学エネルギーシステム工学部教授