横浜市が進めるカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致に反対し、林文子市長のリコール(解職請求)を目指す団体は5日、署名活動開始から1カ月で4万1122筆が集まったと明らかにした。リコールの実現には、2カ月の活動期間で市内有権者約49万人の署名が必要。
活動を進める市民団体「一人から始めるリコール運動」は、林市長が昨年8月にIR誘致を表明したことをきっかけに発足。昨年9月から署名集めを担う「受任者」を募り、これまで約4万8千人が名乗り出たが、現時点では受任者数よりも少ない署名数しか集まっていない。
同日、JR桜木町駅前で街頭活動を行った広越由美子代表は、署名数が思うように伸びない理由について、受任者になった市民に自分が署名を集めるという認識がなかったり、別の市民団体が進める住民投票に向けた運動と混同されている点などを指摘。