コロナ相談か かりつけ医に 9日から インフル流行見据え

2020年11月7日 05時00分 (11月7日 05時03分更新)

 冬場のインフルエンザ流行を見据え、県は新型コロナウイルスの新たな相談体制の運用を九日から始める。従来、感染が疑われる場合の相談先は帰国者・接触者相談センターとしていたが、地域のかかりつけ医に変更し、多くの医療機関で発熱患者の相談や検査ができる体制を整備する。
 発熱患者はかかりつけ医など地域の身近な医療機関に電話で相談。その医療機関で診療・検査が可能な場合は、そのまま対応する。困難な場合は別の医療機関を紹介する。患者が相談する医療機関に迷った場合の窓口として、厚生センターや保健所などに「受診・相談センター」を設置する。同センターは患者の居住地に応じて医療機関を案内する。帰国者・接触者相談センターは八日に廃止する。
 県によると、十月末現在で県内で発熱患者を受け入れられるのは四百二十九医療機関。このうち、自院で検査ができるのは三百四十八医療機関となっている。
 六日に富山市の県民会館であった県対策協議会で決定した。石井隆一知事は「命と健康を守るため、一丸となって取り組んでもらいたい」とあいさつした。

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