「ダム建設を」流域首長が訴え
7月の豪雨で氾濫した球磨川の治水対策について、蒲島知事が流域の意見を聞く会が終了した。参加した市町村長からは川辺川ダム建設について賛成の意見が多く出された。
「川辺川ダムも選択肢のひとつ」として球磨川の治水対策を検討している熊本県。蒲島知事は、流域住民の声を直接聞く会を先月から20回以上にわたって続けていた。
最終日、知事がまず訪ねたのは八代市。自治体のトップと議会の議長がそれぞれの意見を述べた。
八代市の中村博生市長は。
「ダムをはじめとした抜本的な治水対策を講じる必要があると考える。地域住民の安全のためにも少しでも早く治水対策を取りまとめ公表いただきたい」
午後からは、人吉・球磨地域の10市町村長や議長が、地域の要望を訴えた。
人吉市の松岡隼人市長
「清流球磨川の変わらない恵みの中で安全安心な暮らしが約束される治水対策をぜひお願いしたい」
錦町の森本完一町長。
「二度とこのようなことを繰り返さないため、科学的評価で分析し、流域の安全のためダムの建設を決断するよう強くお願いする」蒲島知事は、来週11日と12日に有識者や県議会の意見を聞いたうえで、年内早い時期に治水の方向性を結論付け、発表する考えだ。
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