自宅に1台あると便利! 5万円台※で買えるスタイリッシュな21.5型液晶一体型デスクトップPC レノボ「IdeaCentre AIO 350」※税込、価格.com最安価格、2020年10月2日時点

左右非対称の「メタルフローティングスタンド」を採用した、レノボの液晶一体型デスクトップPC「IdeaCentre AIO 350」は、ノートPCよりも大きな21.5型フルHD(1920×1080)液晶ディスプレイを搭載しながら、B5サイズほどのスペースしか必要としない設置性の高さが特徴。しかも、付属のキーボードやマウスはワイヤレスタイプなので、デスクの上をすっきりスマートに使えるのだ。ここでは、5万円台※で購入できるAMD Ryzen 5/8GBメモリー/1TB HDD搭載モデル「IdeaCentre AIO 350 F0EX0062JP」を使って、その魅力に迫る。

省スペースボディ左右非対称なスタンドがオシャレな、
液晶一体型デスクトップPC

各種インターネットサービスの利用をはじめ、メールのチェックやSNSの利用などは、スマートフォンやタブレット端末のほうが手軽。とはいえ、学校のレポートや仕事の報告書の作成、写真のレタッチといった作業は、画面サイズが大きく、キーボードやマウスが使えるパソコンのほうがまだまだ便利だ。大学生や社会人なら、自宅に1台はパソコンを所有しておきたいものだ。

そう思ったとき、まず購入の候補にあがるのは、手軽なイメージのあるノートPCだろう。しかし、外出先ではスマートフォンやタブレット端末があれば十分だという人にとっては、むしろ自宅では何かと使い勝手のよいデスクトップPCを選んだほうがいいことが多い。デスクトップPCはノートPCよりも大きなディスプレイを利用できるため作業がしやすいうえ、液晶ディスプレイとパソコン本体が一体になった“オールインワンモデル”と呼ばれる液晶一体型デスクトップPCを選べば、ノートPCと同様の手軽さで使え、導入もしやすいのだ。

今回注目するレノボの液晶一体型デスクトップPC「IdeaCentre AIO 350」は、まさにそんな1台。しかも、左右非対称になった独自の「メタルフローティングスタンド」を採用することで、ノートPCよりも大きな21.5型液晶ディスプレイを搭載しながら、本体の設置スペースはB5サイズほどにとどまる。設置場所が導入のネックになりがちなデスクトップPCでありながら、省スペースで設置できるのだ。

IdeaCentre AIO 350

レノボの液晶一体型デスクトップPC「IdeaCentre AIO 350」。今回レビューする「IdeaCentre AIO 350 F0EX0062JP」は、「AMD Ryzen 5 3500U モバイル・プロセッサー」/8GBメモリー/1TB HDDを搭載しながら、5万円台を実現しており、価格のうえでも導入しやすい

では早速、「IdeaCentre AIO 350」のボディをチェックしていこう。まず目を引くのは、黒のメタルパイプを折り曲げて構成された独自の「メタルフローティングスタンド」だ。液晶ディスプレイの一般的なスタンドは本体の中央から下に伸び、左右対称に脚を広げたものが多いが、このスタンドはあえて正面右側から伸びる左右非対称な形状を採用し、それをデザイン上の個性としている。しかも、スタンドの設置に必要なスペースは実測で約275mm(幅)×185(奥行)mmとコンパクト。B5サイズ(252×179mm)よりもやや大きい程度なので、狭いデスクの上にも設置しやすい。

IdeaCentre AIO 350
IdeaCentre AIO 350

黒のメタルパイプを折り曲げて構成された「メタルフローティングスタンド」。正面から見るとスタンドが左右非対称になるためか、スタンド自体の存在感が薄く、まるで画面が宙に浮かんでいるかのように感じられる。とはいえ、安定感は高く、手で押しても簡単にはぐらつかなかった

IdeaCentre AIO 350
IdeaCentre AIO 350

本機の本体サイズは約491(幅)×185(奥行)×419(高さ)mmだが、スタンドの設置に必要なスペースはB5サイズ(252×179mm)よりもやや大きい実測約275mm(幅)×185(奥行)mm。ボディは薄く、真横から見るとCPUやメモリーなどのパーツがどこに入っているのかわからないほどだ

IdeaCentre AIO 350

デスクの上に十分なスペースがなく、一般的なセパレートタイプのデスクトップPCではパソコン本体とディスプレイを設置できないという人も多いだろう。しかし、省スペースな「メタルフローティングスタンド」を備えた液晶一体型の本機なら、このようにスッキリと設置できる

IdeaCentre AIO 350

付属のキーボードとマウスは、Bluetooth接続によるワイヤレスタイプ。本体に接続するケーブルは、基本的に電源ケーブル1本で済むので、デスクの上やパソコンの背面がごちゃごちゃしないのもうれしい

IdeaCentre AIO 350

電源ケーブル1本で使える本機は、設置場所を移すのも簡単。本体重量は約5.2kgなので、さすがにノートPCのようにはいかないが、小脇に抱えれば比較的手軽に家の中を移動させて、好きな場所で使える

使い勝手オールインワンモデルらしく装備充実。
Webカメラやマイク、DVDスーパーマルチドライブを搭載

液晶一体型とはいえ、大画面を扱える、れっきとしたデスクトップPCである「IdeaCentre AIO 350」は、当然ながらノートPCよりも使い勝手がいい。まず、パソコンの情報を表示し、作業の中心となる液晶ディスプレイだが、本機は、据え置きで使われることの多いスタンダードノートPCの15.6型よりも画面面積が約1.9倍大きい21.5型フルHD(1920×1080)液晶ディスプレイを搭載。解像度はフルHDであるため、一般的なスタンダードノートPCと表示領域に変わりはないが、画面が大きい分、文字や図などが大きく表示され、作業がしやすい。また、液晶パネルの表面は非光沢仕様で、蛍光灯などの反射や映り込みが少なく、長時間、画面に向かっていても目の疲れを感じにくかった。

IdeaCentre AIO 350
IdeaCentre AIO 350

「IdeaCentre AIO 350」は21.5型フルHD液晶ディスプレイを搭載。左右のベゼル幅は実測約7mm(非表示エリア含む)と狭いうえ、パネル表面は反射の少ない非光沢仕様のため、画面に集中しやすい

IdeaCentre AIO 350
IdeaCentre AIO 350

液晶ディスプレイは、人間工学に基づき算出された、正面から最も見やすい高さ130mmに設置されている。また、液晶一体型デスクトップPCとしては珍しく前方5°/後方24°(実測)までのチルト機構を備えているので、画面を自分の見やすい角度に調節できる

IdeaCentre AIO 350
IdeaCentre AIO 350

本体底面には、世界的なオーディオメーカー、ハーマン製のステレオスピーカー(3W+3W)を搭載しており、広がりのあるクリアなサウンドを響かせてくれる。ネット配信動画を視聴してみたところ、大画面に、広がりのあるサウンドが加わり、ノートPCとは段違いの迫力を感じられた

また、本機はデスクトップPCでありながら、ディスプレイ上部にWebカメラ(HD 720p)とマイクを搭載している点にも注目したい。別途、機器を追加購入することなく、ビデオチャットやWeb会議が行えるのだ。また、最近のノートPCでは省略されることの多いDVDスーパーマルチドライブを搭載。手持ちのDVDタイトルや音楽CDを再生したり、データをDVD-Rに書き出してバックアップしたりなど、何かと便利に使うことができる。

プライバシーシャッターオフ

IdeaCentre AIO 350

プライバシーシャッターオン

IdeaCentre AIO 350

Webカメラは、レンズを物理的に覆う「プライバシーシャッター」を装備。使用しないときはシャッターを閉じておけば、意図せずカメラが動作してもプライバシーを守れる

IdeaCentre AIO 350

DVDスーパーマルチドライブは右側面に搭載。映画やドラマなどのDVDタイトルを視聴したり、音楽CDを再生したり、自分で撮影・編集した動画をDVD-Rに焼いて配ったり、データをバックアップしたりなどと、幅広く使える

IdeaCentre AIO 350
IdeaCentre AIO 350

外部インターフェイスは、本体背面に有線LANポート、HDMI出力ポート、USB2.0ポート×2、USB3.0ポートを、左側面にUSB3.0ポート、SDメモリーカードリーダー、ヘッドホン出力/ヘッドセットポートを搭載。HDMI出力ポートを備えるため、液晶ディスプレイを用意すれば、マルチディスプレイ環境の構築も可能だ

パフォーマンス「AMD Ryzen 5 3500U モバイル・プロセッサー」搭載。普段使いで快適な処理性能を発揮

ここまで、「IdeaCentre AIO 350」のデザインや使い勝手を紹介してきたが、最後は5万円台という手ごろな価格で購入できる「IdeaCentre AIO 350 F0EX0062JP」(以下、F0EX0062JP)を使って、処理性能をチェックしていこう。

なお、「F0EX0062JP」の基本スペックは、CPUに、高性能GPU「AMD Radeon Vega 8 グラフィックス」を統合したAPU「AMD Ryzen 5 3500U モバイル・プロセッサー」(2.10GHz-最大3.70GHz)を採用するほか、メモリーが8GB、ストレージが1TB HDDとなる。ストレージに高速なSSDを採用していない点は残念だが、普段使いであればさほど不足を感じない必要十分なスペックだ。

IdeaCentre AIO 350
IdeaCentre AIO 350

「AMD Ryzen 5 3500U モバイル・プロセッサー」は4コア/8スレッドで動作するCPU。高性能GPU「AMD Radeon Vega 8 グラフィックス」を統合しているため、ライトな3Dゲームのプレイや、ちょっとした写真の編集程度なら、GPUパワーの支援を受けながら快適に行うことができる

では、実際にベンチマークプログラムを実行したり、写真編集を行ったりしながら、「F0EX0062JP」の処理性能を明らかにしていこう。

PCMark 10

IdeaCentre AIO 350

最初にパソコンの総合的な実力を計測できるベンチマークプログラム「PCMark 10」を実行したところ、ストレージにHDDを採用しながらも、快適さの目安となる3000を超える「3160」のトータルスコアを記録。普段使いを想定した「Essentials」のサブスコアも、快適さの目安である5000を上回っており、自宅のメインマシンとして十分に活躍してくれることがわかる

ドラゴンクエストX ベンチマークソフト

IdeaCentre AIO 350

本機が搭載する「AMD Ryzen 5 3500U モバイル・プロセッサー」は、GPU「AMD Radeon Vega 8 グラフィックス」を統合している。そこでグラフィック性能を確認するべく、人気オンラインRPG「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」を実行してみた。グラフィック設定を「最高品質」、解像度を「1920×1080」にしてテストしたところ、スコア「6222」で「快適」の評価となった。カジュアルな3Dゲームなら、十分に遊べるほどのグラフィック性能と言える

IdeaCentre AIO 350

最後に21.5型という画面サイズが生きる用途として、写真編集を実施してみた。画像編集ソフト「Adobe Photoshop」(別売り)を使い、デジタル一眼カメラで撮影した約2430万画素の高解像度写真をレタッチしてみたが、フィルター処理や拡大縮小などを行っても処理がもたつく感じはなかった。また、画面が大きいため、写真の細部が確認しやすく作業をスムーズに行えたことも付記しておきたい

より大きなディスプレイを搭載した23.8型液晶一体型デスクトップPC「IdeaCentre AIO 500」シリーズ

IdeaCentre AIO 350IdeaCentre AIO 350
レノボの液晶一体型デスクトップPC「IdeaCentre AIO」には、今回レビューした「IdeaCentre AIO 350」より、ひと回り大きな23.8型フルHD液晶ディスプレイを搭載した「IdeaCentre AIO 500」シリーズもラインアップされている。 本シリーズでは、自然をテーマにヒノキの木をイメージしたという、下部のスピーカーボックスからニョキッと金色のパイプが上に伸びるユニークな形状のスタンドを採用。「メタルフローティングスタンド」を搭載した「IdeaCentre AIO 350」とはひと味違った個性を放っている。また、下部のスピーカーボックスには、JBL製の3W+3Wのステレオスピーカーに加え、5Wのウーハーを搭載するなど、よりエンターテインメント志向の強い液晶一体型デスクトップPCとなっている。

まとめ手軽で使い勝手もよし!
ライトユーザーにぴったりのデスクトップPC

スマートフォンやタブレット端末の高性能化と高機能化により、今や学校のレポートや仕事の報告書をこれらのデバイスだけで作成している人もいると聞く。しかし、長文を入力したり、細かな作業を行ったりするには、画面が大きく、キーボードやマウスが使えるパソコンのほうが適していることは言うまでもない。

今回レビューしたレノボの液晶一体型デスクトップPC「IdeaCentre AIO 350」は、そんな、普段パソコンをあまり使用していないライトユーザーにこそ注目してほしいモデルだ。ノートPCよりも大きな21.5型フルHD液晶ディスプレイを搭載しているため、さまざまな作業が行いやすいうえ、独自の「メタルフローティングスタンド」を採用したボディは、スタイリッシュで設置性にもすぐれる。しかも、「AMD Ryzen 5 3500U モバイル・プロセッサー」や8GBメモリー、1TB HDDを搭載した「F0EX0062JP」なら、5万円台という手ごろな価格で購入できるのだ。

「自宅にパソコンがあれば便利だな」。そう思い始めたら、本機の購入を検討してほしい。

IdeaCentre AIO 350
スタイリッシュな21.5型液晶一体型デスクトップPC
IdeaCentre AIO 350 F0EX0062JP
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主なスペック
OS Windows 10 Home 64ビット
CPU AMD Ryzen 5 3500U モバイル・プロセッサー(4コア/8スレッド:2.10GHz-最大3.70GHz)
ディスプレイ 21.5型広視野角ワイド液晶(1920x1080@60Hz、約1,677万色)
グラフィック AMD Radeon Vega 8 グラフィックス
メモリー 8GB(4GB×2、DDR4-2400)
ストレージ 1TB HDD
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
内蔵カメラ HD 720p カメラ
外部インターフェイス USB2.0ポート×2、USB3.0ポート×2、HDMI出力ポート×1、ギガビット有線LANポート×1、ヘッドホン出力/ヘッドセットポート×1、SDメモリーカードリーダー×1
無線機能 IEEE802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth 5.0
本体サイズ 約491(幅)×185(奥行)×419(高さ)mm
重量 約5.2kg

製品アンケート

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