学生のころは部室の裏でよく立ちションをしていた。
トイレの立地が不便なためだ。
部員たちは毎日のように古いモルタルの壁に向かって放尿しており、
腰くらいの高さから下に向かって、帯状のくすんだシミができる。
だれが見ても立ちションの跡だとわかるのだ(笑)
一帯には耐え難い臭気が放たれており、長居をすると鼻が痛くなる。
またここで用を足すと部員と居合わせることもあり、
僕は部室の裏のさらに角を曲がったところで用を足していた。
当初は白くて綺麗な壁だったが、
頻繁にやるので黄色く帯状にくすんでくる。
モルタル壁は汚れが堆積しやすいらしい。
オシッコの成分が壁に付着して固形化し、次第に厚みを帯びてくるのだ。
この物体の正体を調べたところ、尿石というらしい。
こんな感じである。
↓
そして、なぜか僕専用の小用処だけ足元にウジがわくのだ。
確かにアンモニア臭はすさまじいが、それは他の部員たちの場所にも言えることだ。
ではなぜ僕のところにだけウジが発生したのか。
その原因を推測したところ、「日があまり当たらない日陰だった」という結論に達した。
この小用処は半年以上(大学1年生の初冬くらいまで)使用したが、
用を足しているところを、管理者さん(女性)に見つかって使用不可となる
原状回復できるはずもなく、ひたすら謝るしかなかったのだ
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