イジられてブレークした芸人-その相方の顔、分かりますか? テレビ朝日系の深夜バラエティー番組「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(月曜午前0時15分)では9日、コロコロチキチキペッパーズを先生に迎えた完結編を放送する。
覚えていますか? コロコロチキチキペッパーズは「キングオブコント2015」で最年少優勝したコンビでした。
「あのツルツル頭は覚えているけど、相方は誰だっけ?」。そんなアナタのような人はもしかしたら多いのかもしれません。
前回の授業(この番組では放送した内容をこう呼ぶ)ではツルツル頭のナダル(35)が目立ってきたのは、浸透度の薄い相方でネタづくり担当の西田創人(にしだ・そうと=29)があらゆる角度からナダルをサポートし、今のナダルをプロデュースしてきた過去があると激白した。頑張っているのにナダルばかりチヤホヤされる悔しさ、そして黒子に徹したあまりに今では自分をどうしていいか分からなくなり、出口の見えない迷路に迷い込んでいることを打ち明けた。
そして、9日の授業につながっていく。
あれから5年が経過した。この5年間ではチャンピオンバブルが落ち着いて、壁にぶつかったコロコロチキチキペッパーズにテレビ朝日の人気バラエティー番組「アメトーーク!」のプレゼン大会オーディションという出演オファーが舞い込んだ。このときに西田が「今度こそ自分がツメ跡を残してやる」と人気がうなぎ昇りのナダルに反撃を開始した。しかし、意気込んで臨んでも、結果的にはナダルがイジられキャラとして大ブレークするきっかけをつくっただけになってしまった。
このできごとであがいてもコンビ格差だけを痛感する西田は何を人生の教訓としたのか? 「頑張っているのに報われない」などと嘆いている人に向けて、西野がウケ狙いを捨てて真摯な心持ちでカメラの向こうの視聴者に思いのたけを言葉に込める。
さらにナダルも西野に対して抱いている、今の思いをすべて吐き出す。コロチキの渾身(こんしん)の授業で何かが動く…かも。