骨が少ない方へ
骨再生療法について
当医院では、どうしても骨造成が避けられないケースのみを対象としています。
上顎洞挙上術(サイナスリフト法)
上顎に小さな横窓をあけて、ここから骨のもととなる安全な人工骨補填材料を注入します。その後、約6ヶ月~9ヶ月待って、インプラントの埋入手術をおこないます。あとは、通常通り、3ヵ月後に上部構造装置を製作できます。
上顎洞挙上術(いわゆるソケット・リフト法)
上顎の骨量が、約5mm程度であれば、インプラント埋入と同時に、人工骨補填材料を同時に注入する方法です。一般のインプラント治療より、約2ヶ月程度期間を待つ必要があります。最大の特徴は、外科的侵襲が少ないことです。
水平的骨造成するケース
前歯などのケースでよくあります。差し歯などが、折れて感染すると、周囲の骨が、一気にやせてしまいます。インプラントを埋入手術時などに、メンブレン(人工遮蔽膜)と人工骨補填材料をもちいて、骨造成しながら治療する方法です。
約2ヶ月後に骨ができたことを確認するときに、このメンブレンをとりのぞきます。一般的には、約3ヶ月余分に待つ必要があります。
これらの治療方法は、GBR法(Guided Bone Regeneration)といわれるものです。生体の治癒にのった 期間が必要となります。骨は、1mm成長するのに約1ヶ月かかるからです。