本を読んで自分磨きしてみたいけどできないって思ってるアナタ、それ間違ってます。読まなくても自分磨きは充分に可能です。本が苦手でも全然いいんです。読書すること自体をエライって思ってる人たちにだまされて、無駄な劣等感を自らに宣言するのは良くないことです。

本を読まなくても、なんちゃっての自分磨きができる俺的技法を以下に述べます。
明日からでも実践できますよ。本に指一本触れず、本棚とにらめっこするだけの読書法です。

「背見出し(せみだし)」は、本のタイトル部分のことで、本を普通に本棚に納めると見えてる部分のことです。

ちなみに、本の表紙が見えるように本棚に置いているのは「フェイス置き」といいます。売れている本(あるいは早く売ってしまいたい本)を目立つように置くため、あるいは単に本棚のスキマを埋めるために、こんな風にも置いてます。

本屋さんの本棚の写真です。

この写真は、近所の本屋さんの本棚です。さっそくやっていきます。

やり方

①タイトルを見る
②タイトルを解釈する
③その通りに生きてみる

これだけです。本が苦手であれば、本を決して手に取らないのがコツです。本が好きなら、前書きや目次ぐらいはサッと見てもいいと思いますが、本投稿の趣旨からズレるので背見出しだけ着目することにします。

この写真を撮ったときは、何も見ず写真を撮っただけで帰ってしまったので、実際に今からこの写真とにらめっこしながらタイトルリーディングをやってみます。

「ハードワークでも疲れないカラダを作る糖質制限2.0」

①タイトルを見る
「ハードワークでも疲れないカラダを作る糖質制限2.0」
※写真のいちばん左上の緑の本です

②タイトルを解釈する
・「疲れない」は言い過ぎ、事実ではない場合がある
・疲れるかどうかは体質によるし、運動の度合いによるため、「疲れにくい」程度に捉える
・糖質制限すれば疲れにくくなる人がいることを知る
・糖質制限のデメリットについては、タイトルからは読み取れず
・著者がクリニックの院長さんなので、少なくとも自分よりは健康についての知識があり、少なくとも自分よりは長時間何らかの疲労についての実証をしているだろう

③その通りに生きてみる
・白米を少し減らす
・甘いものを少し控える
・疲れにくくなったかな俺?と、たまに自問自答する

「また怒ってしまったと悔いてきた僕が無敵になった理由 ネガティブな感情は自分の味方だった」

①タイトルを見る
「また怒ってしまったと悔いてきた僕が無敵になった理由 ネガティブな感情は自分の味方だった」
※写真のいちばん上の棚の真ん中の赤い本です

②タイトルを解釈する
・「無敵」は言い過ぎ、これが化粧品の宣伝なら「※個人の感想です」と補足されるべき表現
・無敵かどうかは敵の質によるし、自分の性質によるため、「敵が減る」程度に捉える
・「怒ってしまった」以外の、ネガティブな感情が何であるかについては読み取れず
・敵とは何かがタイトルから読み取れないので、なんとなく敵は敵であると思っておく
・「怒ってしまった」を自分の味方にできれば、敵が減ることがある、と知る
・著者に関しての知識や情報はないので、本が出せるぐらいにはスゴイ人なんだと思っておく

③その通りに生きてみる
・「怒ってしまった」ら、その場で立ち止まって、自分の感情を振り返ってみて理由を探り、自分の今後にとって味方になる情報が意識的に得られるか、考えてみることにする
・怒り以外にも、無意識の感情を意識する科学(手段、手法)について考える
・無敵になったかな俺?と、たまに自問自答する

「その悩み 9割が勘違い 科学的に不安は消せる」

①タイトルを見る
「その悩み 9割が勘違い 科学的に不安は消せる」
※さっきの赤い本の二つ右にあります

②タイトルを解釈する
・「勘違い」は言い過ぎ、「悩みではないという解釈もできる」程度に捉える
・9割の不安が消せたとしても、残りの1割で死ぬ場合はある、それは仕方ない
・不安のほとんどは、不安でないものに再定義する科学的手法が存在する!ということを知る
・もしかすると、残りの1割も、考え方ひとつで消せるのかも?と想像する
・不安以外の悩みについては読み取れず
・この本はもしかして考え方の話でなく、向精神薬を投与する話かもしれないが、今の自分にできるのは考え方を変えることなので、考え方についての本であると思っておく

③その通りに生きてみる
・不安を解決する科学(不安を発見する方法、分解する手段、不安を消すモノの考え方)について考える
・不安を覚えたらメモに取って、上記について考えてみる
・俺の悩み、9割が勘違いやったかな?と思いながら、たまにメモを読み返して統計を取る

こんな感じで、いちばん上の棚だけでも、たくさん背見出し読書ができる本がありました。

この手法を適用しやすい本、しにくい本

○○のための方法〇個、というような、ノウハウを列挙した辞書辞典的なものは、やり方の②(タイトルの解釈)がやりにくいです。そう言った本は目次や中身を読む必要があるのでスルーします。技術系の専門書や、語学や資格の学習のための本も、この読書法が適用できないことが多いです。
この読書法では、タイトルでわかる範囲、自分でできる範囲の解釈ができれば充分とします。

写真にはないと思いますが「人は見た目が9割」というような、「○は〇が〇」という形式の本は、特にこのタイトルリーディングがやりやすいです。中身を読まずとも、タイトルの通りに思って生きてみれば、インプット・アウトプットの両方が同時に完了します。自己啓発系やスピリチュアル系の本はこの手のものが大量にあります。

──

以上です。

一つだけ注意点があるとすれば、決して、「あの本を読んだ」と人に言わないことです(笑)

良かったら、試しに、この投稿の写真の本棚とにらめっこしてみてください。

この読書法では、著者の意図に沿わないインプットとアウトプットを行うことになると思います。それでも、「読むだけで終わっちゃう」「本を読んでみたいがなかなか読めない」よりは、より挑戦的な生き方ができるようになるでしょう。という提案でした。



この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterもあるよ!

おすすめの記事