コミュニケーション技法の判断に迷わず、
相手と、自分の、メンタルを保つための、俺的心得のひとつです。

どういうこと?

テレビやネット、書籍やセミナーや雑談、いろんなところで
「会話に関するテクニック、話法、話術」についての情報に触れると思います。

これらコミュニケーションテクは、相手に、気持ち良くなってもらうためのもので、
その結果、相手とスムーズなやりとりが続いたり、交渉が前向きに進んだり、というようなワザですが、
中には、その種類や程度によって、取り入れるべきか?スルー推奨か?と、
迷うようなものも、あると思います。

本投稿では、世にあふれる話術テクニックの、ひとつひとつに対し、
自分が、それらをどう取捨選択するかの、判断基準と、理由について述べます。

判断基準

会話に関する、テクニック、話法、話術について、見聞きしたとき、
「そのテクニックが良いか悪いか、効果的かそうでないか」という判断は、あえて行わず、
「それを自分としては理解・納得できるか否か」を判断します。

コツとしては、
「それホント?」と思うときに、
「それは(自分にとって)ホントに納得できることか?」と、問いを変化させるのがポイントです。

まずは、そのテクニックを知ったときの、自分の感想に着目します。
「難しくてよくわからない」→スルーする
「ホンマに相手がそんな風に思う!?無理あるで」→そのテクニックはスルー、自分自信の技法を磨く
「効果についてはわかるけど、自分には無理」→やらない
「効果についてはわかるけど、ロープレが要る」→興味の度合いに応じてロープレを開始する
「おもしろい、興味深い、納得、腑に落ちる感じがする」→実際に使ってみる
「すでに同じことをしていた」→過去の実績を回想し、意識的に調整あるいはレベルアップする
「多用すると陳腐化し、逆効果となりそう」→多用しないように意識する
「自分のキャラに合わない」→キャラを変えるか、そのテクニックはスルーする
「後ろめたさを感じる」→絶対に使わない、積極的に避ける

感想は、他にも、いろいろあると思いますが、あくまで、自分の直感に従います
理解し納得できるなら、使う、理解あるいは納得ができないのなら、使わない、
無理には取り入れない、努力して身に付きそうなら、練習してみる、これだけです。

理解できるかどうかが、なぜ基準となるか?
納得できるかどうかに、何の意味があるのか?
理由について、次に述べます。

理由

人は、自分が納得のいっていない行動を行うと、
無意識に、表情や声、しぐさに、その「納得いってない感じ」が現れてしまいます。

微妙に「いつもの自分でなくなる感じ」です。
納得のいってない度合いが大きいと、現れる「納得いってない感じ」も大きめになります。

具体的には、発汗、心拍が上がる、表情が緊張したり、声が震えたり、手をポケットに入れてしまったり
何かしらの反応が、自分自信に、発生してしまいます。
「納得いってない感じ」を、意識的に、隠すことはできますが、完全ゼロにはできません

相手は、自分に現れる「納得いってない感じ」を無意識に、視覚や聴覚から、認識します。
お互い初対面である、などで、相手が多少の緊張状態にあると、バレにくいですが
いずれ仲良くなって、お互い、リラックスした状態で、接する関係になると、結局バレます。

相手の能力や経験、性質によっては、初対面でも余裕でバレます
テレパシーが使える、エスパーか、と思うぐらいに、瞬時にバレることもあります。
テクニックを発動する直前で、すでにバレてる感じさえあります。

こちらは、別に、相手を、騙そうとしているわけではないので、
テクニックの使用がバレること、そのものは、悪いことでないのですが
テクニックの使用がバレたとき、相手の意識に「警戒心」「不信感」「嫌悪感」が現れてしまいます。
場合によっては、相手を惨めな気持ちにさせてしまう場合も、あります。

これは、コミュニケーションにおいて、避けるべき事象で、
お互いの距離が、縮まるどころか、離れてしまう要因になります。

話術等の、テクニックの使用においては、
自分が、自然な状態で、用いられるもののみを使うことに制限しよう
ということです。

自分が心底理解・納得のいく行動であれば、どんなテクニックであれ
いつものしぐさ、いつもの発声、いつもの目線や表情で
自分として、自然に、そのテクニックを、発現することができます。

自分の無意識が、いつも通りなので、相手の無意識に、影響を与えることもなく、
テクニックそのものが持つ効果だけを活用でき
相手と、よりスムーズに、コミュニケーションが続けられるようになる、という図式です。

上記のため、あらゆるテクニックは、その善し悪しでなく、
自分にとって理解・納得のできるものであるかどうか?
を、使用基準にします。

──

以上です。

無意識にできること、が、本当の気づかいや誠意として、相手に、伝わりやすいと思います。
本投稿は、自分の誠心誠意を磨くための、俺的心得でもあります。

気づかいや誠意が、純粋に相手に伝わらないと、
どのような会話も「小手先」「見透かされる」「感づかれる」
といった、ネガティブな反応になりやすいです。

素晴らしいテクニックに出会ったら、使わない手はありません。
ただ、せっかく使うなら、効能を最大限に活かすため、
それを自分のキャラになるまで、落とし込んでから、使ってみましょう!
という提案でした。

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